山崎庸一郎の作品一覧
「山崎庸一郎」の「ある人質への手紙――戦時の記録2」「心は二十歳さ――戦時の記録3」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「山崎庸一郎」の「ある人質への手紙――戦時の記録2」「心は二十歳さ――戦時の記録3」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
本書の主人公であるリヴィエール的生き方を選んでいる友人に勧められて読んだ。
海外の少し昔の小説を読むことに慣れていなくて、
何度か戻って文章を読み直したりして、自分なりに想像を膨らませながらゆっくりと解釈を深め、読み進めていった。
個人的には国宝の田中泯さんの台詞、
「やるかやらないかじゃない、やるの」のシーンが
この作品の全体像と重なる。
人生の中でそういう瞬間はあったものの、こと仕事においてその境地まで今の自分はたどり着いていないし、辿り着こうとしているのかも分からない。
けれども勧めてくれた友人(経営者)の、彼の生き方を理解することにとてもよくつながった。
最後の文章のたたみかけ
Posted by ブクログ
思ってたものと違っていました。
「星の王子さま」しか読んだことなかったのでそれとは正反対な感じがして意外でした。
しかし「星の王子さま」を子どもの時と大人の時に読んで感想や刺さる言葉が違ったように「夜間飛行」も今の私が読んだ感想と10年後、20年後に読んだ時とでは感じ方が違うと思います。そういう部分は共通していると思いました。
サン=テグジュペリが企業人であり戦争にも志願(偵察機だけれど)していることもとても意外でした。ただ、作品全体(序なども含め)からサン=テグジュペリが 正 に生きた人だったということが感じられました。夜間飛行の話だけれど戦争も連想させられました。
「生命より大切なもな
Posted by ブクログ
リヴィエールの苦悩、ファビアンの苦闘。
老境に入ってなお南方航路の責任を一手に引き受ける孤独な指揮官。
職務への誇りを持って悪天を抜けようとする郵便飛行士。
決してハッピーエンドではないが、そこには人間の尊厳や誇り、勇気の美しさがありありと描かれている。
個人的には、ロビノーと飛行士ペルランの逸話が心に沁みた。
以下、気になったフレーズの引用。
配下の者たちを愛してもいい。ただし、それを彼らに言ってはならんよ。(リヴィエール)
彼は次のように答えた「法則を生み出すのは経験だ。法則の認識が経験に先立つことはない」(リヴィエール)
ひとつの勝利が一国民を柔弱にすることもあれば、ひとつの敗北が別