とらのとらの作品一覧
「とらのとら」の「結婚したら海のそばに住もうね【電子書籍限定版】」「古書店夕海堂~色褪せないかつての楽園について~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「とらのとら」の「結婚したら海のそばに住もうね【電子書籍限定版】」「古書店夕海堂~色褪せないかつての楽園について~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
とても静かなおはなしです。
東京のど真ん中で、楽園のように佇む古書店での物語。
師匠の様な店主から店を引き継いだ小鳥くん。一人静かに細やかに暮らしていた。そこへ、かつての店主の孫だと名乗る人物が来店する。宗一と名乗ったこの人は、先先代からこの店のことを聞いていたと言う。まるで楽園の様だったと。
小鳥と宗一の静かな交流は、やがて少しずつ形を変えていく。お互いを大切に想いながらゆっくりと進む関係が、本当に大切な壊れモノのようで、とても優しい気持ちになった。
先代と先先代の密かな想いを含んで、2人がいつまでも一緒にいるのだろうなと、読み終わった後も感じてしまう、そんなお話。
Posted by ブクログ
同人誌「白妙」を読んで衝撃を受け、商業作品も読んでみたい!と思い読ませていただきました。
すごく良かった!!
大学の入学式に出会った2人が恋をして結婚する。同性婚が認められた差別のない世の中で、男の子たちの恋と青春と成長と人生、そしてものすごく濃厚な愛が詰まった作品でした。
イケメンでモテて何事も器用にそつなくこなす千宙と、おばあちゃん子でちょっとぼんやりしている自分に自信のない菫。全然タイプの違う2人がお互いをめちゃくちゃ大切に、何よりも大事にしていて、愛が溢れた関係性に何度か涙腺が緩みました。
大学入学から約10年の2人の出来事がそれぞれの視点で交互に進んでいきます。大学の入学式で出会
あまい
宗一(28)×小鳥(24)
とらのとら先生の文章は本当にその場の空気が伝わってくる。
宗一と小鳥の二人がはじめて会う場面も、そこそこの頻度で宗一が訪ねてくる期間も。恋愛感情すら知らない小鳥は当然、宗一のことが好きかも――なんて考えも出てこない。
なのに小鳥のぎこちないような、心を開き切ってないような、気を遣った会話や態度から見える微かな恋の兆しを感じてすごくじわじわ萌える。
まだ好きを自覚してないのに、付き合ってないのに、なんでこんなに何でもない世間話のような会話でもキュンとくるんだろう。
Hシーンで小鳥の放つ「ずっと我慢してたおしっこしてるみたいな気持ちよさ」って表現がエロ
とらのとら先生は「元愛人と年下の犬」で知り、あまりの文章のうまさとシチュ設定の好み一致で即ファンになりました。
情景描写、心理描写どれをとってもうまいんです。
同性婚が認可されてから20年ほど経っている舞台。
同性愛とか異性愛とかの概念がないというか、どっちもあって当然、みたいな空気感が良い。
恋愛の意味での好きという告白も、なんの抵抗もなく受け取ったり。二人のいい感じの空気に、おふざけ無しの「付き合っちゃえば?」というセリフが投げかけられたり、幸せな世界観。
大学の入学式で菫(受)に一目惚れした千宙(攻)。男だからとか男なのにとか一切なしに「かわいい」で頭が埋め尽くされて、一瞬
初読みの作家さん
いやぁよかった
菫くんと千宙
「一目惚れ」同士
同性カップルも抵抗なく、受け入れてくれて
それとなく、大家の徳田さんが同性カップルだったってエピソードもあり
年々小さくなるおばあちゃんが心配です
周りの人たちもいい人ばっかりで、また読みたくなる
スピンオフで徳田さんのエピソードがみたい