作品一覧

  • まぼろしの「日本的家族」

    まぼろしの「日本的家族」

    ビジネス・実用

    5.0
    1巻1,760円 (税込)
    2012年に自民党が発表した「日本国憲法改正草案」に明らかなように、改憲潮流が想定する「伝統的家族像」は、男女の役割を固定化して国家の基礎単位として家族を位置づけるものである。 右派やバックラッシュ勢力は、なぜ家族モデルを「捏造・創造」して幻想的な家族を追い求めるのか。 「伝統的家族」をめぐる近代から現代までの変遷、官製婚活、結婚と国籍、税制や教育に通底する家族像、憲法24条改悪など、伝統的家族を追い求める「斜め上」をいく事例を批判的に検証する。
  • 「日本スゴイ」の時代 カジュアル化するナショナリズム

    「日本スゴイ」の時代 カジュアル化するナショナリズム

    ビジネス・実用

    4.4
    1巻990円 (税込)
    「クールジャパン」「観光立国」を始めとする国家的文化政策を筆頭に、書籍・雑誌・ムックからテレビ・ラジオ番組、人材育成セミナーなど、さまざまな媒体を介して社会的に広がっていった「日本スゴイ」コンテンツは、どんな機能をはたしているのか――具体的なエピソードの中から読み解く。
  • 「日本スゴイ」のディストピア 戦時下自画自賛の系譜

    「日本スゴイ」のディストピア

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻1,980円 (税込)
    「世界に輝く 日本の偉さはこゝだ」「日本精神に還れ」……これらは2016年現在の書籍ではなく、80年前に出版されたもの。アジア・太平洋戦争に向けた国民総動員体制をあおる書籍が次から次に出版された。中山忠直『日本人の偉さの研究』、三浦葦彦『神国日本の啓明』、服部教一『日本の大使命』、池崎忠孝『天才帝国日本の飛騰』……こんな勇ましい書名だけではない。平野増吉『日本精神とお墓』、笠原正江『働く婦人の生活設計』、上野摠一『み国のために働く小産業戦士の道しるべ』などの「決戦生活心得トンデモ本」も聖戦を支えた。 「我が軍」「八紘一宇」などと総理や政治家が平気で公言する現在、ルーツである80年前の「日本スゴイ!」キャンペーンを発掘して、思わず噴き出す陳腐な内容を白日の下にさらす。

ユーザーレビュー

  • 「日本スゴイ」の時代 カジュアル化するナショナリズム

    Posted by ブクログ

    日本スゴイ系のテレビ番組から話が始まり、それらが自民党政治の方針と連動していることを示す。そこから右派系団体の紡ぐ偽史、歴史ファンタジーに話が移り、教育勅語に着地して終了する。

    大変に読みやすい歴史修正主義への警鐘本と考えて差し支えない。

    0
    2025年08月24日
  • 「日本スゴイ」の時代 カジュアル化するナショナリズム

    Posted by ブクログ

    日本の優れたものを世界に売り出そうとするクールジャパン構想はまあよいとして、
    自己満足のニッポン凄いのテレビ番組が増えたのは2012年。
    第二次安倍政権が始まる手前か。正直そんな番組は見たことない。
    まあ、まだこれもかわいいうち。
    ただ、これらが扇動?して、
    変なナショナリズム、国を愛する、そして反日、
    という意識が広がったことは看過できない。

    自分の住む国を愛していないものなどいない。
    過去、日本が犯してきた歴史に向き合うことは大切なこと。
    人は過去からしか学べないからだ。
    それを、自称愛国者は、日本人がそんなことをするはずがない、
    そういう負の歴史を言うやつらは非国民だ、半日だ、
    と叫ぶ。特に政治家がそれを言う。
    その先頭に立ったのがくだんの首相なわけだ。
    そしてさらに先の参院選ではそれしか言わない政党が躍進する。

    事実に目を背け、愛国という名を隠れ蓑に、自分を正当化する。
    何という反知性主義、無教養。
    こういう輩が戦争を起こす。

    彼らが引用したがる教育勅語も歴史文書もご都合主義ばかり。
    「日本というおかあさん」の話は知らなかったけれど、
    彼らの頼るものはイカサマ。
    そういう連中を右翼と言ってはいけない。
    本当の右翼が起こる。
    右翼左翼と名乗るにはもっと勉強しなきゃ。

    そう、今、学んでいない人が多すぎる、ってことだ。
    通勤電車でゲームばかりしてないで、もっと本を読めよ、
    と思う。


    第一章 しぶとく生き延びる「日本スゴイ」
    第二章 「日本スゴイ」テレビ番組のしくみ
    第三章 「クールジャパン」で再定義される「日本人」
    第四章 道徳教科書に入り込む「日本スゴイ」
    第五章 「日本人」のつくりかた
    第六章 「日本というお母さん」伝説
    第七章 「教育勅語」を愛する人びと

    0
    2025年08月07日
  • 「日本スゴイ」の時代 カジュアル化するナショナリズム

    Posted by ブクログ

    ちょうど友人とこの話題について話していたところこんな本を見つけたので買ってみた。

    過剰なまでの日本贔屓には歴史や政治、出鱈目、トンデモ理論を「日本人の〜、日本の文化の〜」といったフレーズでまとめてしまう背景があったんだなあと。

    論理的思考が欠落してる上に論理の飛躍が「日本スゴイ」という社会心理を生み出している

    0
    2025年07月11日
  • まぼろしの「日本的家族」

    Posted by ブクログ

    読み終わって、これが2018年発行ということに驚いた。
    まさか2020年に誕生した菅政権において、その所信表明演説で第一章で説明されていた「自助、共助、公助」という言葉が使われるとは。
    メディアやSNSコメントなどは案の定、苦しい経済状況の中での「自助」という言葉に違和感を感じていたようだが、まさか1976年につくられた自民党の綱領で使われ始めた言葉だったとは。
    この本が出版された安倍政権時より怪しげに進められた日本的家族観なるものは令和の世になってもまだしぶとく続けていくつもりらしい。

    0
    2021年03月09日
  • 「日本スゴイ」のディストピア 戦時下自画自賛の系譜

    Posted by ブクログ

    「日本スゴイ」のディストピア:戦時下自画自賛の系譜。早川タダノリ先生の著書。確かに最近、日本はすごい、日本人はすごいと自画自賛するテレビ番組が多い気がします。自画自賛の怖いところは、自画自賛しているうちに客観的な目を失い、自分や自分たちが特別な能力を持つ特別な存在であると本当に勘違いして誇大妄想に陥ってしまうこと。過度な自画自賛は身を滅ぼす。これは国でも人間でも同じであると思います。

    0
    2018年10月06日

新規会員限定 70%OFFクーポン 今すぐGET