アン・クレア・レゾットの作品一覧
「アン・クレア・レゾット」の「あの子を自由にするために」「目で見ることばで話をさせて」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「アン・クレア・レゾット」の「あの子を自由にするために」「目で見ることばで話をさせて」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
1805年米マーサズ・ヴィンヤード島チルマール。
聾者と聴者が手話という共通言語で共に暮らす島が実際にあったそうだ。
メアリーは家族や友人関係など悩みを抱えながらも、想像力豊かな、普通の11歳の少女だ。
ある日、島外から来た自称研究者によりボストンに連れ去られ、聾者への凄まじい偏見差別に直面する。
メアリーがどうなるのか、不安と緊張の連続だ。
ここで描かれる差別は、障害者だけでなく、先住民、自由黒人への人種差別などもある。
「障害は本人にあるのではなく、本人を取り巻く社会の側にある」その言葉を噛みしめる内容だった。島と街の社会の違いがその事を示している。
Posted by ブクログ
19世紀初頭、アメリカのボストン南東部に位置するマーサズ・ヴィンヤード島に暮らす11歳の少女メアリーが主人公。この島では、みんなが手話で会話する。耳が聞こえても聞こえなくても差別なし。ただし、先住民族であるワンパノアグ族への感情は人それぞれだ。
島の住民の4人に1人の割合でろう者がいるという事で調査に訪れた若い科学者アンドリューの偏見により、メアリーは辛い目にあう。
ボストンでは耳が聞こえない人を何もできない障害者とみなし、乞食になるくらいが関の山だと思われていた。まだまだ、先住民族にも黒人にも、人権がなかった時代。アンドリューのように考える人は多かったのだろう。
それにしてもメアリーが救出さ
Posted by ブクログ
ろう者と聴者が手話を共通言語として使う島が舞台。主人公メアリーの、島では耳が聞こえないことを気にすることはなかったのに、ボストンから若い科学者が調査といって島に来たことで偏見を感じるようになり、その後ある事件で更に外の世界の残酷さにさらされる場面にハラハラしました。またそもそも島でも、部族や人種への差別意識を持つ人がいたり、それへの疑問をメアリーは友達や母親と共感できないわだかまりがあったりして、知らないうちに持ち疑ったことのない偏見は厄介で人を傷つけるのだと思った。
手話が共通言語の地域がありそこでの暮らしやコミュニケーションの仕方が描かれていたのも興味深かかったけど、自分の罪悪感や困難に立