ユーザーレビュー 神様の女房 高橋誠之助 経営の神様と呼び続けられた陰では、奥様のむめのさんの絶大な支えがあったからこそとつくづく思わさせて頂きました。 正に“もう一人の創業者”ですね! 数々のエピソードに感激しましたし、改めて教えられました。 お歳を重ねられて、できる奥さんになられても鼻にかけられず、いつも半歩下がって立ち位置を変えられず...続きを読む旦那様を支えられるお姿に感銘しました。 Posted by ブクログ 神様の女房 高橋誠之助 松下幸之助さんの妻むめのさんについて書かれた本。 この妻あっての松下幸之助さんではないでしょうか。そして、そのむめのさんに心から感謝を告げる幸之助さん。 理想の夫婦です。 日々の心構えは本当に勉強になりました。 Posted by ブクログ 神様の女房 高橋誠之助 松下幸之助氏の妻、むめのさんの視点から書かれていて、結婚当初の貧しい時代から、松下電器産業を築き上げるまでの苦労話やお二人のエピソードなど興味深く読んだ。 内助の功を発揮し、何度も襲う逆境にも負けず、夫を信じ、支え続けた強さは、とても真似できるものではない。 松下電器のもう一人の創業者という名に相応...続きを読むしいむめのさんの生涯に胸が熱くなった。 Posted by ブクログ 神様の女房 高橋誠之助 ◆幸之助を選んだ理由は、はっきりしていた。幸之助の条件が、誰よりも一番悪く、厳しいものだったからである。<だからこそ、人からもろうた人生ではなく、自分自身で人生を作っていくことができるんや>むめのは若い頃に奉公した船場の商家の女主人の言葉を思い出していた。あんな人みたいになりたい。だからこそ、自分も...続きを読むその言葉を貫いてみたい。そう思っていたのである ◆むめのは、相手に尽くす生き方を母こまつに教わる。人生で一番うれしいことは、相手に喜んでもらうこと。それが、むめのが学んだ教えだった ◆<運針はたしかにスピードの勝負になる。でも、その初めは、誰でも針の穴に糸を通すことから始まる。まずは、静の一点で相手に先んじたら、ええんやないか>(むめのが技芸学校時代、競技会で負けた悔しさから気づいたこと) ◆「こう言いましたら、向こうの方がこうおっしゃったので、私はこう申しました。そこまでちゃんと報告するんやで」ここまで終わって、やっと、「ほな、よろしい。ご苦労さん」となるが、子どもたちにとっては、「ご苦労さん」と言われるまではひと苦労だった(むめのを育てた母、こまつのしつけ) ◆「できません、ではいけません。私はよういたしません、と言って教えを請うようにしないと」それは、後にむめのが、よく若い者に伝えた言葉となる ◆<このお人には、なんや運がついているみたいや> 練物の製造方法がわかったことに続いて、100円ほど足りなくなっていた資金についても、友人に貯金のある人がおり、林と二人で説得の末、100円を借り入れすることができた。「事業をする、ということは、人の支援が不可欠になる、いうことやな」 ◆<お母さん……> 淡路島から持ってきてくれた新しい着物の上に、紙包みがそっと置かれていた。開いてみると、お金が入っていた。むめのはその包みをおし抱いて深々と頭を下げた。<何もかも、お見通しやったんやな> ◆「なんや、おまんは商売に口はさむんか」 「幸之助さん、これは商売の話やおまへん。人間の話や。人間としての筋が通ってない話は、どんなに商売がうまいこといったかて、そんだけのこと。幸之助さんがしたいのは、そんな商売でっか」 ◆喧嘩が終わったら、先に話しかけるのは女でないとあかん Posted by ブクログ 神様の女房 高橋誠之助 内助の功の見本として、学ぶべきことが多い。やはり、多少のフィクションもあるようだが、「実話」には、説得力がある。 Posted by ブクログ 高橋誠之助のレビューをもっと見る