作品一覧

  • 奈良千夜一夜物語
    4.6
    1巻1,760円 (税込)
    ■金の小野 別れ話で口論となり、彼氏を奈良公園近くの猿沢池に突き落とした大学生の霧江。すると池から奈良時代の采女装束の女が現れ、彼女に選択を迫ってくる。「あなたが落とした彼氏は――」 ■「私メリーさん、今から奈良県十津川村へ行くの」 グラフィックデザイナーの俺は、フリーランスへの転身を機に奈良県十津川村へと移住した。東京のワンルーム暮らしとは別世界の、のんびりとした生活に少しずつ馴染んできた矢先、スマホに非通知の着信が。「私メリーさん。いま、東京駅にいるの」 ■シンデラレン 冴えないホテルマンの新出礼助は、家族との冷え切った関係に悩みながら夜の東大寺を歩いていた。大仏殿の東側に「猫段」と呼ばれる石段があり、ここで転んだ人間は猫になってしまうという。そんな伝説を思い出した礼助が、鳴り響く鐘の音に合わせて石段を登り始めたところうっかり足を滑らせて――。 ■逆杜子春 大手ゼネコンの社長・御子柴俊春は、筋金入りのミニマリスト。しかし社長という立場が彼の理想を妨げていた。ある日、藤原宮跡で出会った僧侶のような老人が、俊春の「理想の暮らし」を叶える方法を告げる。「今日の午後三時ちょうどに、お前はきっと、お天道様の下に立っとるはずや。そのとき、自分の影の頭に当たる場所を、思いっきり掘れ」
  • 今昔奈良物語集
    4.5
    1巻858円 (税込)
    奈良への屈折した愛と、卑屈なユーモアが炸裂! Xアカウント「卑屈な奈良県民bot」中の人による古典文学パロディ集。 黒須は激怒した。友人を人質としてぼったくりバーに残し、奈良の実家へ現金を取りに夜通し疾走する(「走れ黒須」)。竹をメルカリで売っていた翁は、かぐや姫を拾い動画配信で広告収入を得るも、彼女が月の都の住人と知る(「ファンキー竹取物語」)。奈良公園で鹿を轢いた官僚・稲田が聞いたのは、ユーチューバーを志した高校時代の親友の声だった(「若草山月記」)。古典名作と奈良が交差する抱腹絶倒のパロディ短編集! 森見登美彦、応援! ときには近代文学風、ときには歴史小説風、ときには童話風というように、あをにまる氏は多彩な音色を奏でている。(解説より)

ユーザーレビュー

  • 奈良千夜一夜物語

    Posted by ブクログ

    奈良を舞台に、童話や都市伝説を基に面白くほっこりできる話。随所に出てくる奈良の各地にも心惹かれるし、奈良という土地に対するあったかい眼差しや、登場人物たちに対する著者の愛情も感じられるかな。
    特にメリーさんがお気に入り。信頼しあってる兄妹っていいですね。

    0
    2026年03月24日
  • 奈良千夜一夜物語

    Posted by ブクログ

    前作が面白かったので、こちらも購入。
    名作文学のパロディ短編集の第二弾。今回は童話がメインの4作品。
    話の中に奈良のテイストが見え隠れ。
    面白すぎるし、センスが良すぎる。
    どれも面白かったけど、杜子春×メガロポリス橿原は笑いながらも、少し考えさせられるシーンもあり。

    読み終わると、奈良に行きたくなる本。

    0
    2026年03月13日
  • 今昔奈良物語集

    Posted by ブクログ

    面白かった。何?このセンス。
    文学作品のパロディ短編集。
    クスッと笑えて、それぞれ元作品と奈良への愛が溢れてる。
    奈良県民ではないけれど、奈良好きにはたまらない。
    オリジナルを知らない話もあったけど、それでも楽しく読めたし、オリジナルの文学作品を読もうかなと思えた。

    お気に入りは、ファンキー竹取物語、どん銀行員、耳成浩一の話。

    0
    2026年03月10日
  • 奈良千夜一夜物語

    Posted by ブクログ

    名作を土台にしているのは、前作の「今昔奈良物語集」と同じなのですが、どの作品も読んでいると、じわんと胸に温かいものが広がってくるんですよ。予想外の展開を見せるのも面白かったし、「あ、この表現ステキ」と思わせる箇所がいくつもあったので線をいっぱい引きながら読みました。

    「作者のあをにまる氏、成長してるじゃん!」と、勝手に親戚のオジサンみたいなことを思ってしまうくらい、パワーアップしてます。氏の作品をもっともっと読みたい。

    0
    2026年03月06日
  • 奈良千夜一夜物語

    Posted by ブクログ

    良県民の友達が多いこともあって「御当地ネタ」を知ることができたら
    そう思って読破したので感想いってみよー

    ■奈良舞台のオムニバス
    1話1話の長さが丁度いい
    1話が大体50ページ前後ということもあって隙間時間で丁度読める
    そんな長さで有り難かった。
    全4話でありながらそれぞれの話に繋がりがないので
    それぞれ自己紹介から始まってちゃんと着地できてるから
    ごちゃごちゃしてなくてよかった。

    ■奈良成分について…
    読んだ理由として奈良あるある+都市伝説を絡めた話を期待していた
    その部分は正直ちょっと肩透かしだったのは否めないけど
    奈良の主要都市はちゃんと登場するよ。
    東大寺だったり十津川村だったり

    0
    2026年03月28日

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