奈良千夜一夜物語

奈良千夜一夜物語

小説・文芸
1,760円 (税込)

8pt

■金の小野
別れ話で口論となり、彼氏を奈良公園近くの猿沢池に突き落とした大学生の霧江。すると池から奈良時代の采女装束の女が現れ、彼女に選択を迫ってくる。「あなたが落とした彼氏は――」
■「私メリーさん、今から奈良県十津川村へ行くの」
グラフィックデザイナーの俺は、フリーランスへの転身を機に奈良県十津川村へと移住した。東京のワンルーム暮らしとは別世界の、のんびりとした生活に少しずつ馴染んできた矢先、スマホに非通知の着信が。「私メリーさん。いま、東京駅にいるの」
■シンデラレン
冴えないホテルマンの新出礼助は、家族との冷え切った関係に悩みながら夜の東大寺を歩いていた。大仏殿の東側に「猫段」と呼ばれる石段があり、ここで転んだ人間は猫になってしまうという。そんな伝説を思い出した礼助が、鳴り響く鐘の音に合わせて石段を登り始めたところうっかり足を滑らせて――。
■逆杜子春
大手ゼネコンの社長・御子柴俊春は、筋金入りのミニマリスト。しかし社長という立場が彼の理想を妨げていた。ある日、藤原宮跡で出会った僧侶のような老人が、俊春の「理想の暮らし」を叶える方法を告げる。「今日の午後三時ちょうどに、お前はきっと、お天道様の下に立っとるはずや。そのとき、自分の影の頭に当たる場所を、思いっきり掘れ」

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川書店単行本
  • タイトル
    :
    奈良千夜一夜物語
  • タイトルID
    :
    20169754
  • 電子版発売日
    :
    2026年02月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

奈良千夜一夜物語 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    地元奈良民として一読。心が温まるような内容だった。奈良の人は心が温かいというのは誇れることだが、東京で生きてると麻痺してくることもある。そういう時に初心に戻れる本だと思った。読んだら売ろうと思ってたが保管しておこう。

    0
    2026年08月30日

    Posted by ブクログ

    奈良を舞台に、童話や都市伝説を基に面白くほっこりできる話。随所に出てくる奈良の各地にも心惹かれるし、奈良という土地に対するあったかい眼差しや、登場人物たちに対する著者の愛情も感じられるかな。
    特にメリーさんがお気に入り。信頼しあってる兄妹っていいですね。

    0
    2026年03月24日

    Posted by ブクログ

    前作が面白かったので、こちらも購入。
    名作文学のパロディ短編集の第二弾。今回は童話がメインの4作品。
    話の中に奈良のテイストが見え隠れ。
    面白すぎるし、センスが良すぎる。
    どれも面白かったけど、杜子春×メガロポリス橿原は笑いながらも、少し考えさせられるシーンもあり。

    読み終わると、奈良に行きたくなる本。

    0
    2026年03月13日

    Posted by ブクログ

    名作を土台にしているのは、前作の「今昔奈良物語集」と同じなのですが、どの作品も読んでいると、じわんと胸に温かいものが広がってくるんですよ。予想外の展開を見せるのも面白かったし、「あ、この表現ステキ」と思わせる箇所がいくつもあったので線をいっぱい引きながら読みました。

    「作者のあをにまる氏、成長してるじゃん!」と、勝手に親戚のオジサンみたいなことを思ってしまうくらい、パワーアップしてます。氏の作品をもっともっと読みたい。

    0
    2026年03月06日

    Posted by ブクログ

    あをにまるさんには、奈良鹿さんを主人公にした崇高な奈良鹿文学を極めて欲しい。
    奈良は鹿さんがいるから、いつも平和、
    常に奈良鹿さんの自由奔放さに振り回されているけど、常に奈良鹿さん優先。
    奈良鹿さんの気配を感じさせる面白い作品。

    0
    2026年09月10日

    Posted by ブクログ

    奈良縛りでこれだけパロディをやれるのが素直にすごい。小説というより、ラジオドラマの台本を読んでるようなかんじがする(けなしてるわけではないです)。そういうルーツがあるのかしら?奈良県民じゃないけど知ってる奈良あるあるがいろいろあって笑えました。さらさら読めます。

    0
    2026年05月02日

    Posted by ブクログ

    今回も面白かった。金の斧にみたてた話は邪な考えは持っちゃダメだなぁと思い、階段から落ちてネコになるお父さんの話には心温まる。
    ユニークさとスパイスがきいた内容なのでこれからも読んでいきたい作家。

    0
    2026年04月25日

    Posted by ブクログ

    良県民の友達が多いこともあって「御当地ネタ」を知ることができたら
    そう思って読破したので感想いってみよー

    ■奈良舞台のオムニバス
    1話1話の長さが丁度いい
    1話が大体50ページ前後ということもあって隙間時間で丁度読める
    そんな長さで有り難かった。
    全4話でありながらそれぞれの話に繋がりがないので
    それぞれ自己紹介から始まってちゃんと着地できてるから
    ごちゃごちゃしてなくてよかった。

    ■奈良成分について…
    読んだ理由として奈良あるある+都市伝説を絡めた話を期待していた
    その部分は正直ちょっと肩透かしだったのは否めないけど
    奈良の主要都市はちゃんと登場するよ。
    東大寺だったり十津川村だったり
    そして十津川村ネタについては今度友人に会った時に聞いてみたい
    都市部からだったら半日くらいの旅になってしまう…本当かな?
    交通バスなのに休憩時間が存在するらしいので
    ちょっとした「サイコロの旅」気分を味わえるかも知れないな。


    ■都市伝説部分について
    金の斧銀の斧・こっくりさんだったりメジャーすぎるのを
    ピックアップしてくるのが勿体ない気分に多少なってしまった
    奈良にこういった心霊を含めたものって引き出しあんまり数ないのかな
    和風ホラー方面でもっと楽しみたかったのがホンネです。
    金の斧銀の斧だったら…座敷わらしとかの方が作品の雰囲気とマッチ
    してそうな気がしたかな。
    読んでいて「週間ストーリーランド」という番組を思い出した。
    童話自体の内容も多分改変はしてないので先の展開を予想しやすい
    それが良いか悪いかは人によるけどね。

    ■総評として
    もうちょっとボリュームあっても良かった。
    表紙にはシカが描かれてるけどほぼ登場しないのも勿体ない
    奈良県民の人が読んだらもうちょっと笑える共感部分がある作品
    なのかも知れません。

    0
    2026年03月28日

    Posted by ブクログ

    前作に引き続き、とても面白かった…!
    伝承や有名作を用いて奈良に落とし込んだ、バラエティに富んだ4編。地元ネタがたくさん盛り込まれ、キレキレのセンスある文章に笑わされた。外で読むのは危険。

    一番のお気に入りは「私メリーさん、今から奈良県十津川村へ行くの」。
    笑いと涙と、美しい奈良の風景がマッチしていて、あたたかい気持ちになった。奈良っていいよね。

    0
    2026年03月13日

    Posted by ブクログ

    およそ90年前に志賀直哉が盛大な奈良ディスりを決めてそれを払拭しようとしてるのが、あをにまる氏であり、森見登美彦氏。奈良文学というジャンルがアツい。

    0
    2026年06月14日

奈良千夜一夜物語 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川書店単行本
  • タイトル
    :
    奈良千夜一夜物語
  • タイトルID
    :
    20169754
  • 電子版発売日
    :
    2026年02月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

角川書店単行本 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

同じジャンルの本を探す