奈良千夜一夜物語

奈良千夜一夜物語

1,760円 (税込)

8pt

4.6

■金の小野
別れ話で口論となり、彼氏を奈良公園近くの猿沢池に突き落とした大学生の霧江。すると池から奈良時代の采女装束の女が現れ、彼女に選択を迫ってくる。「あなたが落とした彼氏は――」
■「私メリーさん、今から奈良県十津川村へ行くの」
グラフィックデザイナーの俺は、フリーランスへの転身を機に奈良県十津川村へと移住した。東京のワンルーム暮らしとは別世界の、のんびりとした生活に少しずつ馴染んできた矢先、スマホに非通知の着信が。「私メリーさん。いま、東京駅にいるの」
■シンデラレン
冴えないホテルマンの新出礼助は、家族との冷え切った関係に悩みながら夜の東大寺を歩いていた。大仏殿の東側に「猫段」と呼ばれる石段があり、ここで転んだ人間は猫になってしまうという。そんな伝説を思い出した礼助が、鳴り響く鐘の音に合わせて石段を登り始めたところうっかり足を滑らせて――。
■逆杜子春
大手ゼネコンの社長・御子柴俊春は、筋金入りのミニマリスト。しかし社長という立場が彼の理想を妨げていた。ある日、藤原宮跡で出会った僧侶のような老人が、俊春の「理想の暮らし」を叶える方法を告げる。「今日の午後三時ちょうどに、お前はきっと、お天道様の下に立っとるはずや。そのとき、自分の影の頭に当たる場所を、思いっきり掘れ」

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奈良千夜一夜物語 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    奈良を舞台に、童話や都市伝説を基に面白くほっこりできる話。随所に出てくる奈良の各地にも心惹かれるし、奈良という土地に対するあったかい眼差しや、登場人物たちに対する著者の愛情も感じられるかな。
    特にメリーさんがお気に入り。信頼しあってる兄妹っていいですね。

    0
    2026年03月24日

    Posted by ブクログ

    前作が面白かったので、こちらも購入。
    名作文学のパロディ短編集の第二弾。今回は童話がメインの4作品。
    話の中に奈良のテイストが見え隠れ。
    面白すぎるし、センスが良すぎる。
    どれも面白かったけど、杜子春×メガロポリス橿原は笑いながらも、少し考えさせられるシーンもあり。

    読み終わると、奈良に行きたくな

    0
    2026年03月13日

    Posted by ブクログ

    名作を土台にしているのは、前作の「今昔奈良物語集」と同じなのですが、どの作品も読んでいると、じわんと胸に温かいものが広がってくるんですよ。予想外の展開を見せるのも面白かったし、「あ、この表現ステキ」と思わせる箇所がいくつもあったので線をいっぱい引きながら読みました。

    「作者のあをにまる氏、成長して

    0
    2026年03月06日

    Posted by ブクログ

    良県民の友達が多いこともあって「御当地ネタ」を知ることができたら
    そう思って読破したので感想いってみよー

    ■奈良舞台のオムニバス
    1話1話の長さが丁度いい
    1話が大体50ページ前後ということもあって隙間時間で丁度読める
    そんな長さで有り難かった。
    全4話でありながらそれぞれの話に繋がりがないので

    0
    2026年03月28日

    Posted by ブクログ

    前作に引き続き、とても面白かった…!
    伝承や有名作を用いて奈良に落とし込んだ、バラエティに富んだ4編。地元ネタがたくさん盛り込まれ、キレキレのセンスある文章に笑わされた。外で読むのは危険。

    一番のお気に入りは「私メリーさん、今から奈良県十津川村へ行くの」。
    笑いと涙と、美しい奈良の風景がマッチして

    0
    2026年03月13日

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