作品一覧

  • これでいいのか、日本のがん医療
    4.0
    1巻1,232円 (税込)
    基礎研究は世界的にもトップレベルであるにもかかわらず、日本ではそれをがんなどの新たな薬や治療法の開発に結びつけることができないでいる。世界中でゲノム創薬が本格化する中、このままでは日本は取り残されてしまう。何がこの国の医療の発展を妨げているのか? 医学界、霞が関行政が抱える病根に鋭くメスを入れる!
  • ゲノムに聞け 最先端のウイルスとワクチンの科学
    4.0
    1巻1,001円 (税込)
    いまだ世界的な感染収束が見通せない新型コロナウイルス感染症。変異を繰り返して感染力を増すウイルスと戦うためには何が必要なのか。生物やウイルスの設計図である「ゲノム」の視点から、ウイルスとワクチンに関する最先端の知見をわかりやすく解説する。 目次 はじめに 第一章 すべてはゲノムが教えてくれる 第二章 新型コロナウィルスのすべて 第三章 検証・科学なき国の感染対策 何が間違ってどこがおかしかったのか 第四章 ウイルス 宿主に寄生し増殖する「無生物」 第五章 ウイルスvs人体 戦う細胞・免疫 第六章 ワクチン 感染症から人類を守る救世主 第七章 「万能型」新型コロナウイルスワクチンの可能性 おわりに
  • がん消滅
    4.3
    「がん」はもう怖くない時代に――。超高速で進化するゲノム医療と免疫療法の最前線から、これまで治療できなかったがんを克服する具体的スキームをわかりやすく紹介する。「患者目線のAI医療」の可能性も例示。すべての患者の笑顔を取り戻す「医学革命」のバイブルとなる書。(目次)ネオアンチゲン療法による症例画像プロローグ――「遺伝」と「遺伝子」はどう違う?第一章「プレシジョン医療」時代の幕開け・進化したオーダーメイド医療・21世紀に入り、時間は50万分の一、コストは100万分の一に・酒とタバコに遺伝的な要因が加わると?・肺がんリスクを高める遺伝子・遺伝子異常の数は、がんによってどう違う?・国(エリアや民族)による遺伝子異常の違い第二章 ゲノム解析が進んだ恩恵・血液型も耳垢のタイプも遺伝子で決まっている・原因不明の副作用も「謎」ではない時代に・社会で活用されている「遺伝子診断」 容疑者の特定/遺体の身元確認/出生前診断・効かないホルモン治療薬を飲んでいる?・厚労省の残念な体質・糖尿病予防にも「遺伝子」を利用する時代に第三章「リキッドバイオプシー」の可能性・たったこれだけの血液でがんがわかる・身体にかかる負担が圧倒的に少ない・手術可能な段階での早期がんの発見・再発の診断も超早期に、薬剤を選ぶ目安にも第四章 免疫療法の新たな時代へ・「エビデンスがない」を鵜呑みにするな・「ネオアンチゲン療法」とは・「副作用」にまつわる誤解・がん治療の進歩を阻むもの・がん組織にがんを殺すリンパ球が第五章 私とがんとの闘い・骨折と『白い巨塔』・外科医から「遺伝子」の基礎研究者へ・FBIからのスカウト・母の死・可能性に賭ける医療をエピローグ AI医療の可能性・「AIホスピタル」時代の到来・画像診断・病理診断のサポート・一刻を争う病気のモニタリングシステム・「AIホスピタル」で実現する人に優しい医療
  • 遺伝子で診断する
    4.0
    1巻720円 (税込)
    がん、高血圧、糖尿病……これらの病気の発症は、生まれながらにもつ個人の遺伝子やDNAによって決められているのか。ヒトゲノム計画によって解析が進むわれわれの生命設計図。この設計図に書き込まれた遺伝情報を調べることによって、将来起こりうる病気を予知・予防しようとする試みが遺伝子診断である。病気や治療について、これまでの常識を大きく覆す遺伝子医療の世界を、がん遺伝子研究の権威である著者が平易に解説する。

ユーザーレビュー

  • がん消滅

    Posted by ブクログ

    ゲノム情報から、リキッドバイオプシー・免疫療法・AIか・・・
    医学の進歩って凄い!

    しかし、、、社会の仕組みが追いついて行けんだろうなぁ・・・

    自分ががんになるまでには何とかならんか、いやそれまでに自分だけはがんにならんと良いなぁ。

    2020/1/23

    0
    2020年01月24日
  • がん消滅

    Posted by ブクログ

    がん治療の最前線について書いた一冊。

    最近話題の免疫療法についても書かれており、とても勉強になった。

    0
    2022年05月30日
  • ゲノムに聞け 最先端のウイルスとワクチンの科学

    Posted by ブクログ

    生物やウイルスの設計図である「ゲノム」の視点から、新型コロナウイルスや新型コロナワクチンについて解説された一冊(著者は日本のゲノム研究の第一人者である中村祐輔さん)。2022年4月に「ヒトゲノムの完全解読に成功」というニュースが出ている事もあり、今盛り上がっているゲノムの免疫周りの話を中心に語られていて非常に面白かった(変異株にも効く万能ワクチンの話が特に面白かった)。ゲノム視点でウイルスやワクチンの最先端の知見を知りたい人にオススメ。

    0
    2022年04月07日
  • がん消滅

    Posted by ブクログ

    合理的かつ異論にオープンであるべき科学者が権威主義者となってしまうことはどこの国にもあるのだろうが、我が国はその傾向がより強いように思う。

    ガンが遺伝子異常によって発病するのであれば、極端にいえば個人毎で治療法が異なるのは合理的だと思うが、個人差に着目しない標準治療に拘泥する専門医や学会や政官界の体質は疑問視されざるを得ない。

    0
    2020年04月02日
  • 遺伝子で診断する

    Posted by ブクログ

    中村御大のエッセイ、じゃなかった、評論的な本なので、きっと科学行政などに対する文句ばかりなのだろうと思ったら、案の定第1章の最後のページあたりで出てきて苦笑い。しかし、本体は第2章以降。広く浅く、とくに専門のがんの辺りでは、全部覚えるのはなかなか難しいくらいの数のがんと対応する遺伝子について述べられており、さらにコミカルなそれぞれの図もあるので、講義のアンチョコにも使える便利な本。黒木登志夫先生の本とは違い、知識・豆知識よりも教科書的なお話がコンパクトにまとまっているといえよう。もちろん1996年という、ゲノムプロジェクト以前の話なので、今では間違った図や今とは違う言葉などもあるものの、予想し

    0
    2013年12月01日

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