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基礎研究は世界的にもトップレベルであるにもかかわらず、日本ではそれをがんなどの新たな薬や治療法の開発に結びつけることができないでいる。世界中でゲノム創薬が本格化する中、このままでは日本は取り残されてしまう。何がこの国の医療の発展を妨げているのか? 医学界、霞が関行政が抱える病根に鋭くメスを入れる!
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Posted by ブクログ
著者は世界的にも有名なヒトゲノム計画の研究者であり、日本の癌研の所長を務めたような方。自分の生い立ちから、日本の医療事情を告発する本。 生い立ちの部分では、医者を目指した自分の怪我からの回復、臨床医として救えなかった命の数々、そこからくる人として医療に挑戦するエネルギーの源泉について語られている。...続きを読むまた、若いときにユタ州に留学し、ヒトゲノム計画の立ち上げにかかわる部分も描かれている。 日本の医療事情では、癌研等の研究所として携わった仕事、20世紀から21世紀の創薬の形が分子レベルとなり、狙い撃ちする薬に変わっているのに日本の製薬会社がついていけていないこと、リスクを過剰に恐れていること、政治家が国家プロジェクトとして認識できないこと、官僚は、実験が文科省、認可が厚労省、企業の管轄が経産省などの縦割り行政の弊害が生まれていることを官僚の谷間と表現している。 著者は、現在シカゴ大学にいるが、トップを務めた医療イノベーション推進室で、仙石官房長官辞任、3.11の大震災がなければ、多少は進展していたかと思うと残念な気がする。本自体は平易に書かれており、日本の医療行政を理解することができた。現代にあわせて変わってくれることを願う。
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これでいいのか、日本のがん医療
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中村祐輔
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