及川順の作品一覧
「及川順」の「非科学主義信仰 揺れるアメリカ社会の現場から」「引き裂かれるアメリカ トランプをめぐるZ世代の闘争」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
「及川順」の「非科学主義信仰 揺れるアメリカ社会の現場から」「引き裂かれるアメリカ トランプをめぐるZ世代の闘争」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
政治的分断が続くアメリカには、分断を扇動する若者たち、分断に対抗する若者たち、そして分断を回避しようと試みる若者たちがいる。様々な社会問題を乗り越えてきたZ世代の若者たちは、悪魔化を唱える超保守と、リベラルを超えたプログレッシブに分かれ、その狭間でエスニックスタディーズが発展してきた。
政治的分極化の局面で登場した超保守トランプをめぐる、Z世代たちの闘争が見事に描かれていて、日本のメディアでは知ることのできないアメリカの実情を理解するのにとても役立った。
アメリカって一言で言っても、地域や環境によって考え方や暮らしてる人たちは様々なんだなと改めて思わされる。いつか必ず行きたいし、現地の人たちと語り合えるだけの語学力と教養を磨いておきたい。
Posted by ブクログ
分断するアメリカを「非科学主義信仰」という切り口で捉えたルポ。時期的には、2019〜2022年と第一次トランプ政権の後半、コロナ、大統領選でのバイデンの勝利とトランプ支持者の国会への乱入、そして中間選挙に向けた動きあたりまでがカバーされている。
第二次トランプ政権が成立した今の時点で見ても、古くないというとうか、アメリカ社会の状況の理解は進んだ。
ルポというのは、やはり取材する範囲などの制限もあり、どうしても全体像は見えにくいし、取材する人の問題意識によって、誰の話を聞くかということは決まってくるので、必然的にニュートラルなものではあり得ない。
この本では、著者はわりとストレートに自分の前提となっている考えを出しながら、現場の状況を報告してくれているので、読む側は、自然に著者の価値観を考慮しながら読むことができて良いと思う。
と保留をつけた上で、さまざまなエピソードを読むと、アメリカの状況、トランプを支持する人たちの姿が浮かび上がってくる感じがした。そういうところにこうしたルポの良さがあると思う。
私としてやや疑問に思うのは、「非科学主義信仰」という切り口で、ここには「科学は正しい」、この人たちの言っていることは「非科学的」で、そうしたことを信仰の領域にまで徹底しているというフレームがあること。もちろん、ニュートラルなフレームはないのだが、それにしても問題をかえって分かりにくくしているのではないかという気がする。
例えば、「宗教」とか、「福音派」とか、「反エリート主義」とか、「マスメディア不信」とか、そういう切り口の方がいいんじゃないかと思うのだが。。。もちろん、そういうのは当たり前の切り口なんだけど。