吉田廸子の作品一覧

「吉田廸子」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • ビラヴド
    奴隷としての厳しい生活の過去、亡霊ビーラブドととの毎日、最後は社会へのつながりを持とうとする
    デンヴァーを描く。とても長い物語だが読み切った。一回読んだだけではこれまた解読できない。

    ■第一部(〜P.336)
    セサの母、ベビーサッグズの死、セサの息子二人は既に家出、かつて一緒に奴隷として働いていた...続きを読む
  • ビラヴド
    読後しばらく放心。
    マジックリアリズムをはらんだ世界観で描きあげる。
    これは、この方法だったからこその迫力。奥行き。
    アメリカという白人が跋扈する土地に染み込む名もなき黒人達の怨念、怨嗟。
    その中で生をつなぐある家族の物語。
    『地下鉄道』ともつながった。
  • ビラヴド
    重いかもしれない。のっけからキツい展開が続く。けれど、物語の牽引力がものすごく強くて、ほとんど一気読みのようにして読み切った。
    奴隷制の下では、愛することすら特権になってしまうというメッセージが突き刺さる。
    自分の子どもも、伴侶も、友人も、自分の過去も、自分自身の体も、自分の置かれた世界の風景さえも...続きを読む
  • ビラヴド
    これはすごかった。一文一文が読み流せない濃密さで、読むのに時間と体力が必要だった。私にとってこれまでで今年一番の作品かもしれない。なんかもう下手な感想書けません。母親の愛の裏表が濃密に刻まれていて、重く苦しいのに素晴らしすぎる。人種差別は、極端に聞こえるかもしれないけれど、これまで読んだ人種差別の物...続きを読む
  • ビラヴド
     語りたいと思いながらも同時に思い出したくない出来事。そのような経験をした者の右往左往する心情がとても丁寧に描かれていた。いざ語りを始めるとあるところまでは語ることができる。その場では語ることができた満足感を得るが、いざ夜に1人になってみた時、得体の知れない化け物が人々を襲う。  

     本作では回想...続きを読む

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