作品一覧

  • クローディアの秘密
    4.0
    1巻836円 (税込)
    少女クローディアは,弟をさそって家出をします.ゆくさきはニューヨークのメトロポリタン美術館.2人は,ミケランジェロ作とされる天使の像にひきつけられ,その謎を解こうとします.

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ユーザーレビュー

  • クローディアの秘密

    Posted by ブクログ

    「むかし式の家出なんか、あたしにはぜったいにできっこないわ、とクローディアは思いました」

    という、冒頭の一文から心を掴まれた。
    児童文学だけれど、子どもを雑に子ども扱いせずに、苦悩を抱える一人間として捉え、だからこそ、子どもが子どもであるための不自由さ、そこから逃れる希望を描けていると思う。でも、しみったれることはなく、もちろん説教くさいなんてこともなく、バイオリンケースを鞄代わりにするなどというお洒落さ、センスの良さが光っていて、読んでいて清々しい。

    子どもの頃に読みたかった一冊。

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    2025年10月18日
  • クローディアの秘密

    Posted by ブクログ

    クローディアは綿密な計画をたてて家出を決行。
    頼れる弟ジェイミーを連れてメトロポリタン美術館へ向かいます。
    美術館に潜伏し、ある発見をし、謎解きに奔走します。

    てかジェイミー、それでいいのかジェイミー。姉クローディアにアテにされすぎてない?…結果、2人にとって大冒険&大成長の家出となったのですが。

    トランペットとバイオリンのケースに荷物を詰めて…
    あ!あの歌の元ネタなんですね。読んでる時は気づかずに
    「荷物全然入らんな」と思ってました。

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    2025年11月29日
  • クローディアの秘密

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ユーモア、冒険、そして秘密。人生のスパイスで大切なことがすべて書いてあるような、そしてとても楽しい本。

    0
    2024年11月24日
  • クローディアの秘密

    Posted by ブクログ

    わたしは秘密というのは嘘をついたり怒られるいけないこと、というイメージが染み付いていた。でもこの話を読んで、秘密は共有すると仲が深まったり、バレないよう思案して良いアイデアが思いついて喜んだり、普段ならいけないと怒られることをしているという非日常感にニヤリとするような楽しさがあったことを思いだすことが出来た。また文章は、子どもの頃の考えていたことや気持ちを思い出させてくれるような懐かしさがあり、将来母になった時に読むとまた見方が変わりそうだ。いつかまた再読したいと思う。

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    2024年02月05日
  • クローディアの秘密

    Posted by ブクログ

    家出に憧れて、実際に行動に移す勇気はないくせに友達と計画を立てたり荷造りをしていた子どもの頃に読みたかった。とはいえ、大人になった今読んでもとても面白い。どうせ計画だけなら、家出先をメトロポリタン美術館にするくらいのスケールを持てれば良かったなどと思いながら…。
    多くの人と同じく、子どもの頃のトラウマとなった大貫妙子のあの曲の元ネタだと読み終わって気づいた。大人になり、この本も読み終えた今は大好きな曲になりました。

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    2023年12月19日

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