松永ふみ子のレビュー一覧
-
わたしは秘密というのは嘘をついたり怒られるいけないこと、というイメージが染み付いていた。でもこの話を読んで、秘密は共有すると仲が深まったり、バレないよう思案して良いアイデアが思いついて喜んだり、普段ならいけないと怒られることをしているという非日常感にニヤリとするような楽しさがあったことを思いだすこと...続きを読むPosted by ブクログ
-
家出に憧れて、実際に行動に移す勇気はないくせに友達と計画を立てたり荷造りをしていた子どもの頃に読みたかった。とはいえ、大人になった今読んでもとても面白い。どうせ計画だけなら、家出先をメトロポリタン美術館にするくらいのスケールを持てれば良かったなどと思いながら…。
多くの人と同じく、子どもの頃のトラウ...続きを読むPosted by ブクログ -
とてもワクワクさせられました!
正反対の性格の姉弟が、家出をします。計画を立てたのは姉のクローディア。クローディアは三兄妹の長女。“長女だから”と言われ続け不自由な目に我慢の限界を感じ、家出を決意。弟のジェイミーとメトロポリタン美術館に忍び込みます。そこでの生活は今まで何不自由なく暮らしてきた2人に...続きを読むPosted by ブクログ -
「美術館のベルが鳴った。閉館まであと5分。クローディアとジェイミーは、洗面所の仕切りの中に隠れて、5時半まで待った。それから外に出て、展示品のベッドにもぐりこんだ。」
(『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より)
「物語は、ニューヨークの郊外に住む11歳のクローディアが、家出をしようとして...続きを読むPosted by ブクログ -
多分家出をすることがないと思うけど、もしするのならば、こんな感じで計画を立ててやりたいです。
2人のよくいる感じの兄弟の雰囲気がまるっきり描かれているので、馴染みのある感じで読みやすいです。
児童書なので人によっては、短いかもしれませんがとても面白いので、ぜひ読んでみてください。
たまにある絵も、上...続きを読むPosted by ブクログ -
すごく面白かった。
クローディアは綿密に家出の計画を経て、二番目の弟ジェイミーを連れて美術館に家出に"いく"。
そこで出会った天使の像になぜだかとても魅了され、クローディアは秘密を解き明かさねばと天使について調査していく。そして冒頭からの語り手であるとある夫人に行き着き…どきどきである。
秘密という...続きを読むPosted by ブクログ -
フランクワイラー夫人の言葉が、胸にズシンと響きました。
「あんた方は勉強すべきよ、もちろん。日によってはうんと勉強しなくちゃいけないわ。でも、日によってはもう内側にはいっているものをたっぷりふくらませて、何にでも触れさせるという日もなくちゃいけないわ。そしてからだの中で感じるのよ。
ときにはゆっく...続きを読むPosted by ブクログ -
クローディアは、弟のジェイミーと、家出の計画をたてました。汚いのも虫も嫌いなクローディアは、むかし式の家出はやりたくなかったので、家出先に選んだのは、ニューヨークメトロポリタン美術館でした。
…と、だいたいの話の筋は覚えていたけど、
落ちが!落ちがこんなに鮮烈なものだったとは、
読み直すまですっか...続きを読むPosted by ブクログ -
最高!家出の理由も家出の場所も。ラストもいい。子どもってたいへんなんだ。外へも自分の中へも考えること戦うことが多い。いつから怠惰な大人になってしまうのだろう。Posted by ブクログ
-
小学生のときに何度も読んだ。
これを読んで、家出計画を考えたものです。
去年メトロポリタン美術館を訪れ、クローディアの世界がよみがえりました。
なかなか細部までこだわってるし、後半の展開もおもしろい。
クローディアの計画性が大好き。Posted by ブクログ -
子どもって成長するにつれて親や大人に立ち入らせない自分の世界とか秘密を持ちたがる。大人はそれに関心を示しつつ、子どもの世界を侵さない、冒険させてあげる、見守る、その子どもなりの成果を認めてあげる、みたいなことが大事だよなと思った。なんなら、見守って尊重しているだけでは子どもの自尊心は満足しない、本気...続きを読むPosted by ブクログ
-
昔、家出してやる!て思ってプチ家出をしたことがあります。クローディアほどの計画性はなかったので1時間で戻りましたが笑
同じ家出とはいえ、クローディアの計画性と弟の資金力には目を見張るものがありますね〜
行き先が美術館だなんてなかなか思いつかないものです。そして最後には秘密を得て、家出前とは別の自分...続きを読むPosted by ブクログ -
世界有数の贅沢な宿泊の話。
美術館、しかもメトロポリタン美術館に寝泊まりすると想像するだけでワクワクしてしまう。
子供の頃に読みたかった。
p. 20
おだてというのは、てこと同じくらい、たいした道具ですね、サクソンバーグさん。適当なところにあててごらんなさい、世界を動かします。
p. ...続きを読むPosted by ブクログ -
美術館・博物館が好きな私はワクワクしながら読んだ。
家出したからには違った自分になって帰りたいと思うクローディアの気持ち、分かるなぁ。タイトルはそういうことなのかと最後まで読んで納得。
小学生の姉弟は結構、大人の考えをしているなと感じた。特にフランクワイラー夫人がなぜミケランジェロの像を手放したのか...続きを読むPosted by ブクログ -
秘密ってそういうことかー、というなんとも趣深いラスト。
と言ってもそれがメインというわけでもなく、いわゆる冒険ものである。時々、こういう建物の中に隠れたりして過ごす話もあるけど、そういや現代でもスーパーの天井裏に隠れて夜中に食料を漁って生きてた人のニュースもあったけど、いや意外とできるのかな?でも今...続きを読むPosted by ブクログ -
メトロポリタン美術館に家出に行く2人の話。行く前と違う自分になりたいクローディアが毎日天使の彫像について調べて調べて最後には本当に秘密を知ってしまいます。2人の行動力とクロードの計画力がずば抜けていてすごいです。地頭がいいんですね。また遊びにそっと出かける気満々な2人が微笑ましいです。Posted by ブクログ
-
フォローしてる方が5☆をつけられていたから。1975年の作品で、なぜ今まで読まなかったのか不思議な程、残念でならない。
憧れのMETを家出先の場所とした設定も好きだし、主人公2人の精神的な成長も好ましかった。Posted by ブクログ -
最近読んだ本に紹介されたいて購入。
子供の頃に読みたかったなぁ、まぁでも子供の頃はミケランジェロ?だれ?という感じだっただろうからだいぶ大人になった今で良かったかも。
クローディアとジェイミーの発想がすごいな。
クローディアはおしゃまでちょっとわがままなよくいる女の子で、弟のお金なのに?タクシー?と...続きを読むPosted by ブクログ -
読み終わりほやほやなので、うっわ最後の2章!
という、語彙力ゼロの感想です。
小学5、6年生から読める岩波少年文庫。
小学生にも劣る感想文…
家出してメトロポリタン美術館でしばらく寝起きする姉弟のお話。
♪バイオリンのケース トランペットのケース
トランクがわりにして出発だ♪
いろいろいうのは...続きを読むPosted by ブクログ -
ラジオの紹介で初めて知った。といっても一九六七年発表のアメリカの児童文学で、一九七三年には映画化もされており(『クローディアと貴婦人』)、NHKみんなのうた『メトロポリタン美術館』の元ネタでもあるという、広く長く愛されてきた作品のようだ。
ニューヨーク郊外に住む十二歳の女の子クローディアが、しっか...続きを読むPosted by ブクログ