作品一覧

  • ジャスミンを銃口に 重信房子歌集

    ジャスミンを銃口に 重信房子歌集

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,386円 (税込)
    軍服で地面を蹴って民族の踊りにあふれるこれも戦場 撃ち尽くし挟撃されて戦士らがジェラシの土地を血に染めし夏-。闘争、恋愛、家族、祖国への思い…。独房で詠んだ、決意の美しさが胸にしみいる作品集。
  • 戦士たちの記録 パレスチナに生きる

    戦士たちの記録 パレスチナに生きる

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    2022年5月28日、満期出所。リッダ闘争から50年、77歳になった革命家が、その人生を、出所を前に獄中で振り返る。父、母のこと、革命に目覚めた10代、中東での日々、仲間と語った世界革命の夢、そして、現在混乱下にある全世界に向けた、静かな叫び。 自分の死が前提であったリッダ闘争に、参加を決意したあの日――。 「もう、これが最後の日と頭ではわかっているのに、人間の生き死にに、どうしてあんなに平気で、また冷静でいられたのだろうと、老齢となった半世紀を経て思い返すことがある。 でもそれは「平気」でも「冷静」でもなくて、使命への渇望が、感情、心情を無自覚に抑えつけていたのだろうと今はわかる。」――本文より 本書は、日本赤軍の最高幹部であった著者が、リッダ闘争50年目の今、"彼岸に在る戦士たち"への報告も兼ねて闘争の日々を振り返りまとめておこうと、獄中で綴った"革命への記録"であり、一人の女性として生きた“特異な人生の軌跡"でもある。 疾走したかつての日々へ思いを巡らすとともに、反省を重ね、病や老いとも向き合った、刑務所での22年。無垢な幼少期から闘争に全てを捧げた青春時代まで、変わらぬ情熱もあれば、変化していく思いもある。彼女の思考の軌跡が、赤裸々に書き下ろされている。 さらに、出所間近に起きたロシアのウクライナ侵略に対する思いも、「今回のウクライナの現実は、私が中東に在り、東欧の友人たちと語り合った時代を思い起こさせる。」と、緊急追記。元革命家の彼女に、今の世界はどう見えているのか。
  • りんごの木の下であなたを産もうと決めた

    りんごの木の下であなたを産もうと決めた

    小説・文芸

    3.3
    1巻1,485円 (税込)
    英雄か、テロリストか?日本赤軍最高幹部の母から、わが娘へ。警視庁留置場で自ら書き下ろした感動の手記。本書は著者の実娘の日本国籍取得のための上申書です。
  • 革命の季節 パレスチナの戦場から

    革命の季節 パレスチナの戦場から

    小説・文芸

    3.2
    1巻1,683円 (税込)
    1972年テルアビブ国際空港作戦から40年。奥平剛士・安田安之・山田修・檜森孝雄・丸岡修…彼らと闘ったひたすら未熟な正義の日々は、何かを変えたのか。重信房子が医療刑務所の病床で綴る、リッダ闘争から「アラブの春」まで。
  • 獄に暮らせば――「21年7カ月の獄中日記から」

    獄に暮らせば

    小説・文芸

    -
    1巻3,520円 (税込)
    戦争と平和、そして闘病のなかで私が考えたこと…… 桜花来よと 獄窓開け放ち 風の舞見つ君を弔う 日本も世界も、もっとより良いものに変えたい! そんな思いで学生運動に身を投じた日から、新たに出会った獄中の人々との交友、次々襲い掛かる大腸癌、小腸癌、子宮癌など、病魔との闘い。 ――元日本赤軍リーダーが綴った、満期出所時までの心情とその葛藤。 ■本人が獄中で描いた他では見れないイラスト+短歌を多数掲載■ 魔女という ニックネームが ありました はたちの時代を 懐かしむ友 竈馬 ある日突然訪れて 六法全書の脇で 奏でる 葉桜の桜 残せし面会日 エプリルフールに 君の死を聞く 蚕のごとく 貪り喰らいし 経験の糸を紡ぎぬ 山動くまで 【目次】 第一部 逮捕から確定判決まで(二〇〇〇年一一月~二〇一〇年八月) 第二部  癌闘病と執筆の受刑生活 後注 付録 重信房子の書籍の紹介 関連図書他 あとがき 【著者プロフィール】 重信 房子(しげのぶ・ふさこ)(著) 1945年9月東京・世田谷生まれ。明治大学在学中に社会主義学生同盟に加盟し、共産同赤軍派の結成に参加。中央委員、国際委員会として活動し、71年2月に日本を出国。パレスチナ解放闘争に参加する。2000年11月に逮捕、懲役20年の判決を受け、2022年に出所。パレスチナ関連の著書に『わが愛わが革命』(講談社)、『日本赤軍私史 パレスチナと共に』(河出書房新社)、『革命の季節 パレスチナの戦場から』『戦士たちの記録 パレスチナに生きる』(幻冬舎)『ガザ虐殺を怒る日々』(創出版)など。近著に『はたちの時代』(太田出版)、『歌集 暁の星』(晧星社)。
  • パレスチナ解放闘争史

    パレスチナ解放闘争史

    ビジネス・実用

    -
    1巻3,960円 (税込)
    なぜジェノサイドを止められないのか? 因縁の歴史を丁寧にさかのぼり占領と抵抗の歴史を読み解く。 獄中で綴られた、圧政と抵抗のパレスチナ現代史。 ガザの決起と、全世界注視の中で続くジェノサイド。 パレスチナの  旗も棺も墓も無く  布一枚で  ガザの地に還る (重信房子) 解放闘争の主体側からの歴史の証言。 本書は、どこから読んでも良い。興味関心の必要に応じて読みたいところを目次から選んで、パレスチナ中東の歴史と現実に触れることができるように構成されている。 【目次】 はじめに   第一部  アラブの目覚め─パレスチナ解放へ(一九一六~一九九四年)  第1章 アラブ民族主義運動とパレスチナ─サイクス・ピコ密約、バルフォア宣言の中で    第2章 パレスチナ分割    第3章 ナセルのアラブ民族主義とパレスチナ    第4章 パレスチナ解放勢力の登場    第5章 パレスチナ代表権をめぐる闘い  第6章 PLO排除の企み─キャンプデービッド合意    第7章 イスラエル軍のベイルート占領    第8章 PLOの分裂    第9章 民衆蜂起─パレスチナ独立戦争    第10章 東欧崩壊、湾岸戦争とPLO    第11章 PLOの存亡を賭けた和平交渉    第12章 PLO−イスラエル相互承認─オスロ秘密合意    第13章 オスロ合意の罠   第二部  オスロ合意─ジェノサイドに抗して(一九九四~二〇二四年)  第14章 「オスロ合意」の現実(一九九四~一九九六年)    第15章 パレスチナ民族憲章─改訂へ(一九九六年)    第16章 ネタニヤフ登場と和平の破壊(一九九六~一九九八年)    第17章 オスロ合意の破綻(~二〇〇〇年)    第18章 戦乱の世紀へ─第二次インティファーダの勃発(二〇〇〇~二〇〇三年)    第19章 米軍のイラク侵略「ロードマップ」とアラファト大統領の死(二〇〇三~二〇〇四年)  第20章 対立と混迷、翻弄されるパレスチナ(二〇〇五~二〇〇六年)   第21章 ハマース政権打倒の全面化とガザ侵略(二〇〇六~二〇〇九年)   第22章 ガザ・西岸地区分裂の固定化(二〇〇九~二〇一一年)  第23章 「アラブの春」とパレスチナ(二〇一一~二〇一四年)    第24章 遠ざかる和平(二〇一四~二〇一七年)    第25章 トランプ政権とネタニヤフの危険な中東政策    第26章 オスロ合意の正体  第27章 パレスチナ国家構想  第28章 反占領─パレスチナ統一を全人民と共に 註解 主要参考書籍 パレスチナ民族憲章 一九六四年五月三十一日 第一回パレスチナ民族評議会(PNC)で採択 パレスチナ民族憲章 一九六八年七月十七日 第四回パレスチナ民族評議会で採択 年表 【著者プロフィール】 重信 房子(しげのぶ・ふさこ)(著) 1945年9月東京・世田谷生まれ。明治大学在学中に社会主義学生同盟に加盟し、共産同赤軍派の結成に参加。中央委員、国際委員会として活動し、71年2月に日本を出国。パレスチナ解放闘争に参加する。2000年11月に逮捕、懲役20年の判決を受け、2022年に出所。パレスチナ関連の著書に『わが愛わが革命』(講談社)、『日本赤軍私史 パレスチナと共に』(河出書房新社)、『革命の季節 パレスチナの戦場から』『戦士たちの記録 パレスチナに生きる』(幻冬舎)『ガザ虐殺を怒る日々』(創出版)など。近著に『はたちの時代』(太田出版)、『歌集 暁の星』(晧星社)。
  • ただいまリハビリ中 ガザ虐殺を怒る日々

    ただいまリハビリ中 ガザ虐殺を怒る日々

    小説・文芸

    -
    1巻1,650円 (税込)
    元日本赤軍最高幹部の著者が50年ぶりに市民社会に復帰。見るもの聞くもの初めてという生活の中でガザ虐殺に心を痛める日々。

    試し読み

    フォロー
  • はたちの時代 60年代と私

    はたちの時代 60年代と私

    ビジネス・実用

    -
    1巻2,860円 (税込)
    22年ぶりに出所した、元日本赤軍闘士・重信房子。 「女性らしさ」から自分らしさへ、自ら綴った決定版・青春記。 こんな生き方は私の予定にはなかった。 だけど、仲間と共に在る。 22年の獄中生活を終えて出所し、出版のためにこの文章を読み直してみると、消したいエピソードも多々ありました。(中略)私は、どんなふうに戦い、どんな思いをもって力を尽くし、そして敗れたのか、当時の何万という「世の中を良くしたい」と願った変革者の一人として、当時の何万と居た友人たちへの報告として読んでもらえたら嬉しいです。 ―――あとがきより

ユーザーレビュー

  • 戦士たちの記録 パレスチナに生きる

    Posted by ブクログ

    重信房子(1945年~)は、高校卒業後、会社員として働きながら明大文学部の夜学に通い、そこで共産主義者同盟赤軍派に加わり、1971年に奥平剛士とともにパレスチナに渡って、国際義勇兵としてPFLP(パレスチナ解放人民戦線)に参加した。1972年に奥平、安田安之、岡本幸三がテルアビブ空港乱射事件(「リッダ闘争」、イスラエル当局との銃撃戦で26人が死亡)を起こし、更に、1974年に組織名称を「日本赤軍」とし、その最高幹部として、1980年代にかけて世界各地での武装闘争に関与した。その後、国際手配を受けながら逃亡を続け、2000年に潜伏先の大阪府で逮捕された(2001年に日本赤軍の解散を表明)が、20年の刑期を終えて、2022年5月に出所した。尚、1970年のよど号ハイジャック事件は共産主義者同盟赤軍派、1971年以降の山岳ベース事件やあさま山荘事件は連合赤軍が、それぞれ起こした事件である。
    著者はこれまでにも、『りんごの木の下であなたを産もうと決めた』(2001年)、『日本赤軍私史』(2009年)、『革命の季節 パレスチナの戦場から』(2012年)などを執筆しているが、本書は、リッダ闘争から50年を経て、同闘争に関する記録を中心に、著者の半生を振り返ったものである。(私は他の著書を読んでいないので、どれくらい重複があるかはわからない)
    私は、1980年代に大学生活を送り、いわゆる学生運動的なもの、世界における社会主義的な運動やベトナム反戦運動等を、リアルタイムでは知らない世代なのだが、本書を読んでまず感じるのは、当時のこうした運動に対する熱量である。その熱量の故に引き起こされた多くの痛ましい事件については、もちろん肯定できるはずもないのだが(熱量以前に人として許されない事件は論外)、気に掛かるのは、根底にある世界の問題・矛盾の多くは今も解決されていない(どころか、酷くなっている)にもかかわらず、我々が、熱量だけではなく、そうした問題に対する関心を失ってしまったように見えることである。
    私は、「世界の(問題の)縮図」をこの目で見るべく、暫く前にエルサレムとヨルダン川西岸にプライベートで1週間滞在したことがあるのだが、コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻に世界の目が注がれている今この時も、パレスチナは著者が解放運動に参加していた当時と変わらずに、イスラエルからの圧力を受けつつ存在しているのである。また、(経済)格差と貧困、宗教間の対立、専制政治、難民問題、気候・環境問題等々、世界には猶予の無い問題が山積しており、それらを如何にして解決していくのか、我々は自分事として考えなくてはならないのだ。(だから世界革命が必要であるなどと言いたいわけではない。念のため)
    また、PFLPのスポークスマンだったガッサン・カナファーニ氏(1972年に自動車に仕掛けられた爆弾で爆殺された)は、現代アラビア語文学の代表的作家の一人で、私はしばらく前に代表作『太陽の男たち/ハイファに戻って』を読んでいるのだが、本文中に繰り返し登場し、また、表紙の写真に著者と一緒に写っているのには少々驚いた。
    一人の革命家(見る角度を変えれば、テロリストであるが)が何を考え、どのように行動し、それをどう振り返っているのかを綴った稀有な記録として、一読の意味はあるものと思う。
    (2022年6月了)

    0
    2022年06月22日
  • 戦士たちの記録 パレスチナに生きる

    Posted by ブクログ

    先に『ただいまリハビリ中 ガザ虐殺を怒る日々』を読んだが、何も問題なし。こちらは若き重信房子がブント赤軍派の国際根拠地論でパレスチナに飛びアラブ赤軍、日本赤軍と名称を変えながらあのリッダ闘争に至るまでとその後のソ連東欧の社会主義国家の衰退、さらにロシアのウクライナ侵攻までの歴史(もう歴史と言ってもいいだろう)について筆者の考えや自己批判、総括的なまとめになっている。日本赤軍がハイジャックや大使館占拠などの軍事作戦を行なっていたのは70年代半ばからで、ちょうど自分の大学時代と重なる。そういえば別館の壁に世界革命、PFLPなどの文字が赤ペンキで書き殴ってあった。

    日本赤軍は解散し、今は1人の人間としてさまざまな考察を行なっている。なるほどと共感するところもあれば、うーん、それはちょっと違うんちゃうか、そういう総括されると過去の活動家の立場が無いやんけなどと呟きながら読んでいった。しかしリッダ闘争の歴史的意義をアラブに於いていまだに高く評価されているのは正直嬉しい。そして占領され自由を踏み躙られている人々の抵抗運動を「テロ」とレッテル貼りをして思考停止させるアメリカの新自由主義者たちのダブスタは今も世界のあちこちで批判されてはいるもののしぶとく延命している。ここにはトランプのイラン侵攻については何も書いて無いが、そうなるだろうという予想をしているのに驚いた。毀誉褒貶の激しい人だが、お父さんは実に立派な人だったなと痛感した。

    0
    2026年07月06日
  • ジャスミンを銃口に 重信房子歌集

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    重信房子氏は日本赤軍
    の元最高幹部。

    昨年、刑期満了で出所
    されています。

    本書は重信氏が獄中で
    詠んだ歌が収められて
    ます。

    数々の事件を首謀して
    国際指名手配されてた
    重信氏。

    暴力にうったえるテロ
    は撲滅してかなければ
    ですが、

    その背景にある社会の
    歪に光をあてて、

    弱者の声に耳を傾ける
    ことも必要だなと。

    真なる民主主義という
    理想を掲げて、

    若き日を闘争に捧げた
    重信氏。

    その目に現在のこの国
    はどう映るのか・・・

    以下、活動期に想いを
    馳せた歌を幾つか抜粋
    ─


    『本当の想いを告げたらいつのまにか夏雲のように去りゆきし君』

    『銃口にジャスミンの花無雑作に挿して岩場を歩きゆく君』

    『戦場のハンモックに寝てみあげれば満天の星手に触れるごとし』

    『灌木に君寄りかかり少しずつ祖国追われし日を語りたり』

    『ぬばたまの闇かきよせる掌の中で火を隠し喫う戦場のタバコ』

    『上弦の月に照門照星を合わせて静かに指令をまちぬ』

    『投降の呼びかけのビラ降る街で老婆がひとりひなたぼっこする』

    『友の死を「見捨てたわけではないのだから」号泣する君の肩をゆさぶる』

    『体液がどっと一気に流れ出す君の死知った五月の夜よ』

    0
    2023年02月01日
  • りんごの木の下であなたを産もうと決めた

    Posted by ブクログ

    時代によって、国によってその人の価値は全く異なる。テロリストか英雄か。いい社会を作りたいという当時の空気が過激さをまして赤軍になったかのような印象を受けた。自分が当時を生きていたら少なからず共感していそうだ。思ったことを行動に移すことは昔から人々の憧れだったのかもしれない。

    0
    2014年09月06日
  • 革命の季節 パレスチナの戦場から

    Posted by ブクログ

    「魔女」さんの最新刊。アラブ赤軍から日本赤軍への過程を活写。私見ではあるが、1972年が「はじまりのおわり、おわりのはじまり」であれば、2001年9.11までが、「一つの時代」であって、その期間の類稀な体験を背負って来た活動家(革命家)の真実の記録である。リッダ闘争の必然性が淡々と書かれているが、国際根拠地論の実践として最も良質な部分の物語であろうか。

    0
    2013年02月21日

新規会員限定 70%OFFクーポン 今すぐGET