重信房子のレビュー一覧

  • 戦士たちの記録 パレスチナに生きる

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    重信房子(1945年~)は、高校卒業後、会社員として働きながら明大文学部の夜学に通い、そこで共産主義者同盟赤軍派に加わり、1971年に奥平剛士とともにパレスチナに渡って、国際義勇兵としてPFLP(パレスチナ解放人民戦線)に参加した。1972年に奥平、安田安之、岡本幸三がテルアビブ空港乱射事件(「リッダ闘争」、イスラエル当局との銃撃戦で26人が死亡)を起こし、更に、1974年に組織名称を「日本赤軍」とし、その最高幹部として、1980年代にかけて世界各地での武装闘争に関与した。その後、国際手配を受けながら逃亡を続け、2000年に潜伏先の大阪府で逮捕された(2001年に日本赤軍の解散を表明)が、20

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    2022年06月22日
  • ジャスミンを銃口に 重信房子歌集

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    ネタバレ

    重信房子氏は日本赤軍
    の元最高幹部。

    昨年、刑期満了で出所
    されています。

    本書は重信氏が獄中で
    詠んだ歌が収められて
    ます。

    数々の事件を首謀して
    国際指名手配されてた
    重信氏。

    暴力にうったえるテロ
    は撲滅してかなければ
    ですが、

    その背景にある社会の
    歪に光をあてて、

    弱者の声に耳を傾ける
    ことも必要だなと。

    真なる民主主義という
    理想を掲げて、

    若き日を闘争に捧げた
    重信氏。

    その目に現在のこの国
    はどう映るのか・・・

    以下、活動期に想いを
    馳せた歌を幾つか抜粋



    『本当の想いを告げたらいつのまにか夏雲のように去りゆきし君』

    『銃口にジャスミンの花無雑作に挿

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    2023年02月01日
  • りんごの木の下であなたを産もうと決めた

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    時代によって、国によってその人の価値は全く異なる。テロリストか英雄か。いい社会を作りたいという当時の空気が過激さをまして赤軍になったかのような印象を受けた。自分が当時を生きていたら少なからず共感していそうだ。思ったことを行動に移すことは昔から人々の憧れだったのかもしれない。

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    2014年09月06日
  • 革命の季節 パレスチナの戦場から

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    「魔女」さんの最新刊。アラブ赤軍から日本赤軍への過程を活写。私見ではあるが、1972年が「はじまりのおわり、おわりのはじまり」であれば、2001年9.11までが、「一つの時代」であって、その期間の類稀な体験を背負って来た活動家(革命家)の真実の記録である。リッダ闘争の必然性が淡々と書かれているが、国際根拠地論の実践として最も良質な部分の物語であろうか。

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    2013年02月21日
  • りんごの木の下であなたを産もうと決めた

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    彼女はかつて「ダッカ闘争」や「リッダ闘争」で世界を震撼させた日本赤軍のリーダー、といえばお分かりいただける方もいらっしゃると思います。彼女が娘である重信メイとのことを獄中で書いた手記です。

    この間、日本赤軍のリーダー、重信房子とその娘である重信メイの本を読んでいた。僕が重信房子について覚えていることは日本赤軍のリーダーとして数々の闘争を繰り広げていたことと、大阪で逮捕されて、周りを警官に囲まれながらも手錠をかけられた両手を高々と上げて
    「勝利! 勝利!」
    と叫んでいる映像だった。衝撃的な映像だった。いったい彼女は何に「勝利」したのか?皆目見当のつかなかった私には彼女の姿がずっと心に引っかかっ

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    2011年07月03日
  • りんごの木の下であなたを産もうと決めた

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    彼女を武装闘争者にした背景
    又 何故 児をなしたのか
    知りたく 手にしたが、全く理解出来ず。
    武装闘争者が家族 愛人を持つ事が
    自らの闘争の障害に成る事に気付かない事が理解出来ない。
    負の連鎖しか生まない 武装闘争者には、未来などない。
    朽ち果てて貰いたい。

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    2024年12月10日
  • 戦士たちの記録 パレスチナに生きる

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    一時代を自身の考えで行動した革命家の自伝的記録書です。私自身はずっと後の世代で、大学での闘争など感じたこともなくその時代の「熱さ」は知ることも有りませんでしたが、若者時代の社会への期待と矛盾が交錯するジレンマは何となく理解できる所もありました。著者の時代に比べ我々世代は飼いならされた羊のようになってしまい、著者がどのように感じているのか知りたいところであります。時代を象徴する人たちの青春群像と言う面で迫力ある内容と感じました。ただ私自身当時に居たとしても同じ行動は取れなかったようにも思います。(それが羊なのでしょうね。)

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    2022年12月18日
  • 革命の季節 パレスチナの戦場から

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    ネタバレ

    学生運動、日本赤軍、パレスチナ、ハイジャック、テロ、あさま山荘事件、、、

    なんとなく、繋がって、裏側がわかったような気がする。

    政治犯は、体制派、反体制派が紙一重で、どちらが正しいかなんてわからない。。

    リッダ(イスラエルのテルアビブ空港)闘争も、現地の軍隊による乱射が犠牲者を増やしたのかもしれないし、、、

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    2022年07月03日
  • りんごの木の下であなたを産もうと決めた

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    何のための闘争か

    日本赤軍のリーダー格である著者が、娘へ向けたパレスチナの地での回想録。
    学生運動から発生した彼女らのグループは日本に革命を起こすため、
    世界に拠点を立地することを目論んだ。
    だが、既存国での失敗から、生まれつつある国での活動を計画した。
    それが、パレスチナである。

    私は中東の彼此をイスラエル側からの情報メインで受け取っていた。
    さらに、日本赤軍への先入観と併せ持って読み進めていった。
    最初は彼女の話に共感し辛く、所々脈絡がなかったりと、いい印象はなかった。
    しかし、多少誇張されてるだろうとは言え、彼女らがアラブ社会でのトラブルメーカーという印象は薄くなった。
    (彼女らと関

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    2013年09月16日
  • 革命の季節 パレスチナの戦場から

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    うーん、何か読み辛かった。。ただ、パレスチナ問題については勉強になった。次は娘さんの著書を読んでみたい。

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    2013年07月23日
  • 革命の季節 パレスチナの戦場から

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    赤軍派は一つが連合赤軍となり浅間山荘事件を起こしもう一つはパレスチナゲリラに合流してテルアビブ空港乱射事件をおこした.今までの僕の知識はそれだけだったが当事者の手記によりいろいろな疑問が解けた.驚いたのは重信房子は全く悪いことをしたとは思っていない.もう一つ驚いたのは表紙の彼女の美貌.

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    2013年04月01日
  • 革命の季節 パレスチナの戦場から

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    ネタバレ

    立場が変われば見方も変わる。パレスチナの気持ち、連合赤軍の顛末などが、また別の角度で見えてくる。それにしても自分のことだけで精一杯の人々の中で、日本人でもない人々のために闘った人達がいるというのはすごいことだ。

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    2013年03月23日
  • りんごの木の下であなたを産もうと決めた

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    「変えたい」意識。
    この人は父親と同世代だし、
    娘は私と1つ違い。
    娘さんと会って話してみたいなぁ。

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    2010年11月22日
  • りんごの木の下であなたを産もうと決めた

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    とてもまっすぐで魅力的な女の人という印象。
    この人のまっすぐさは自分にはないので、憧れるところがある。
    育ちが良いんだろうなぁ。
    あんま好きじゃない。

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    2009年10月04日