小峰ひずみの作品一覧
「小峰ひずみ」の「非・保守という選択肢」「平成転向論 SEALDs 鷲田清一 谷川雁」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「小峰ひずみ」の「非・保守という選択肢」「平成転向論 SEALDs 鷲田清一 谷川雁」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
最後まで読み通しても、なぜSEALDsと鷲田清一を接続し架橋しようとするのかがよく理解できなかった。谷川雁の現場の思考と臨床哲学を唱えた鷲田の戸惑いを「同じ」と言い切るのはいくらなんでも乱暴にすぎないか。
また、著者は(SEALDsの思想的なバックグラウンドだった)鶴見俊輔の転向論に異を唱えた谷川雁の「独楽」の思考(=非転向の技法としての弁証法)でたどり直した上で、その「独楽」の軸となる場所として、インターナショナリズムでもナショナリズムでもない場としての「地方」が重要だ、とする。だが、これでは単純に1930年代の転向者の反復ではないか。もっといえば、1940年代の大政翼賛会文化部のコン
Posted by ブクログ
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マルクス
表現は内容の「素材的な担い手」
表現signifié=商品W→内容signifiant =貨幣G→表現=商品
→世界文学の成立可能性(言語を深層で読まれるものと規定するから)
⇔
鷲田
言語は表層で〈ふれる〉ものである。…鷲田は、表現を内容の「担い手」であるにすぎないとは見ず、表現の〈ふれる〉という側面を強調する。彼の文体論は翻訳を拒む。
谷川雁『原点が存在する』p.48
「私はあくまで工作という契機ーー加害者の思想が現代文学の必須の柱であることを主張する。」
鷲田はケアをするために〈ふれる〉。他方、谷川は加害のために〈ふれる〉。
どちらも九州や関西など地方で活動してい