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  • GROWTH――「脱」でも「親」でもない新成長論
    4.0
    1巻4,180円 (税込)
    バラク・オバマが選んだ2024年の必読書。「どんなタイプの経済成長を追求すべきか? 誰のためのものであるべきか?…こうした問題に関心をもつ人の必読書だ」――ダロン・アセモグル(MIT教授|2024年ノーベル経済学賞受賞)「成長についてのこれまでの考え方が疑われている現在、きわめて重要な書だ」――ローレンス・サマーズ(ハーヴァード大学教授)「経済成長の追求は、人類にとって新しく、不可思議で、しかも危険な活動だ。…成長のジレンマを何とかしなければならない、という認識自体は高まっているが、そのための具体案として現在最も影響力をもっているアイディア二つが、あまりにも当を得ていない。…そのうち一つは、ビジネスライクな提案で、GDPという尺度をうまく修正すればジレンマを解消できるとしている。だが、これは僕たちが直面している試練の性質を理解していない。…もう一つは、よりラディカルな提案で、経済成長を一時停止する、あるいは意図的に後退させることによってジレンマを解消できるとしているが、ジレンマの片方=その代償だけにフォーカスし、成長の約束を軽視している。…本書では別の対策を示した。この別案は、経済成長の要因に関する人類のささやかな理解、つまり経済成長のプロセスは、新しいアイディアの発見と、アイディアという特異な資産を経済的に使うことによって、促進される、という理解に根差している」(おわりに)未来を根っこから考える中庸の道。

ユーザーレビュー

  • GROWTH――「脱」でも「親」でもない新成長論

    Posted by ブクログ

    著者と同じ問題意識を持っているし、話の進め方が上手いので一気に読んだ。経済成長について経済学者もよくわかってないとのこと。著者の成長のメカニズムの説明、なぜ世界は経済成長至上主義になったのかよく分かった。人類は分配が苦手。
    最後の提案を楽しみに読んだが、まぁそうだよな、というところ。多くの脱成長の人も同じ感覚じゃないだろうか。代議制だと難しいなら市民の熟議しかない。読みかけのプルラリティを読まねば。
    経済成長のメリットを無視してはいけない、とあるが、お金が滞らずに回ること、そして人々の好奇心を満たす新しい事物が生まれること、この2つが大事なんだろうと思う。

    0
    2025年09月24日

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