作品一覧

  • 芭蕉 おくのほそ道 付 曾良旅日記 奥細道菅菰抄
    4.2
    1巻1,001円 (税込)
    人生を「旅」と観じ,自己の生活をそのまま芸術と化した「風狂」の姿.紀行文の形をとりながら芭蕉はこの一書に自らの俳諧の到達点を示そうとした.美しく味わい深い文章,構成の巧み,磨き抜かれた芸術精神,それらが生み出した「幻術」の世界がここにはある.旅の実録『曾良旅日記』,秀れた古注釈書『奥細道菅菰抄』を併収.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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ユーザーレビュー

  • 芭蕉 おくのほそ道 付 曾良旅日記 奥細道菅菰抄

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    古典文学には紀行の名品が揃っているが、多くの人が第1に思い浮かべるのが『おくの細道』。芭蕉の旅の目的はおそらく一つではなかっただろうが、深く敬愛する西行の跡を辿ることによって、陸奥の歌枕の地に自ら立つことがその一つ。ただし、西行自身は当時の歌壇にあっては革新派だったが。そして、伝統に立脚しつつも、そこに新たな美を発見するということもあったに違いない。「月日は百代の過客にして…」と格調高く語りながらも、「もゝ引の破れをつゞる」のが俳である。極め付きが「蚤虱馬の尿する枕もと」。和歌的な美には絶対にない世界だ。

    0
    2014年03月05日
  • 芭蕉 おくのほそ道 付 曾良旅日記 奥細道菅菰抄

    Posted by ブクログ

    本文と巻末の解説のみ読んだ。江戸時代の文章なので、古文の知識がなくても読める。『おくの細道』といえば、書き出しの部分や「兵ども、「最上川、「月と萩、等の句しか知らなかったが、作品全体の流れの中でそれらの句を読むと、いつも以上にグッとくる。何ヶ月にもわたる旅の紀行文であるが、文章は淡々として簡潔で量的にもかなりコンパクト。であるにもかかわらず、読後何だか自分もいい旅をしたような気になるところが、この作品のすごいところなのかもしれない。
    あと、芭蕉の旅が、各地の歌枕を自分の目で確認する旅であったことや各地にいる俳句仲間のネットワークに支えられて旅を続けていたことなど、(知っている人には常識なのだろ

    0
    2013年07月30日
  • 芭蕉 おくのほそ道 付 曾良旅日記 奥細道菅菰抄

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「月日は百代の週客にして、行きかう年も又旅人なり。」
    有名な奥の細道の一説である。

    奥の細道の歌碑も、全国いたるところにある。

    NHK TV Jブンガクで取り上げている。

    むさむやな
    甲の下の
    きりぎりす

    は、

    How pitiful
    beneath the warrior helmet
    cires of a cirket

    とのこと。

    0
    2011年12月26日
  • 芭蕉 おくのほそ道 付 曾良旅日記 奥細道菅菰抄

    Posted by ブクログ

    しづかさや 岩に染み入る 蝉の声
    不朽の名作 と言っても過言ではないはず。私はぶ厚い松尾芭蕉全集を読みきるほどの隠れ愛好家です(誰も聞いてない)

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    2009年10月04日
  • 芭蕉 おくのほそ道 付 曾良旅日記 奥細道菅菰抄

    Posted by ブクログ

    俳句好きなら読んでおかねばならない1冊、俳聖松尾芭蕉の代表作。現代語訳つきだから内容も良く判る。
    名句は沢山あるけど、1番すきなのは辞世の句「夢は荒野を駆け巡る」

    0
    2009年10月04日

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