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  • インド残酷物語 世界一たくましい民

    インド残酷物語 世界一たくましい民

    小説・文芸

    4.1
    1巻968円 (税込)
    世界有数の大国として驀進するインド。その13億人のなかにひそむ、声なき声。残酷なカースト制度や理不尽な変化にひるまず生きる民の強さに、現地で長年研究を続けた気鋭の社会人類学者が迫る! 日本にとって親しみやすい国になったとはいえ、インドに関する著作物は実はあまり多くない。 また、そのテーマは宗教や食文化、芸術などのエキゾチシズムに偏る傾向にあり、近年ではその経済成長にのみ焦点を当てたものが目立つ。 本書は、カーストがもたらす残酷性から目をそらさず、市井の人々の声をすくいあげ、知られざる営みを綴った貴重な記録である。 徹底したリアリティにこだわりつつ、学術的な解説も付した、インドの真の姿を伝える一冊といえる。 この未曾有のコロナ禍において、過酷な状況におけるレジリエンスの重要性があらためて見直されている。 超格差社会にあるインドの人々の生き様こそが、「新しい強さ」を持って生きぬかなければならない現代への示唆となるはず。

ユーザーレビュー

  • インド残酷物語 世界一たくましい民

    Posted by ブクログ

    現代インド、今なお社会の基底に根っこを下すカースト制度。そこで生きる市井の人々の姿を、光と影、善と悪という視点だけではなく、現実として描写している。
    こういうのが読みたかった。

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    2026年01月15日
  • インド残酷物語 世界一たくましい民

    Posted by ブクログ

    この本は現代インドにおけるカースト制について語られる作品です。この本は著者の現地での調査に基づいた貴重な記録です。机の上で文献を読むだけでは知りえない、リアルな生活がそこにはあります。

    この本を読んで、カースト差別が現在でもこれほど強力に残っているのかということに驚いたのはもちろん、「実際にどんな差別を受け、どんな恐怖、屈辱に生きていかなければならないか」を知り、私はそれこそ恐れおののいてしまったのでした。

    圧倒的な成長を見せるインドの影をこの本では知ることになります。この本を読めばインドという強烈な存在を通して私たちの生きる日本についても考えることになることでしょう。

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    2024年08月22日
  • インド残酷物語 世界一たくましい民

    購入済み

    いい本

    内容がわかりやすいと感じました。難解な文章でも無く、インド初心者にも読みやすいと思います。続編を期待しています。

    #タメになる

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    2022年04月01日
  • インド残酷物語 世界一たくましい民

    Posted by ブクログ

    いつだったか、インドでのカースト制度はもう古い昔の話だと話す人を見かけたことがある。それはインドの一部の人に対してはそうともいえるが、正しい認識ではないことがわかった。IT業界で高収を得られる一部のエリート、海外で働くことができる一部のエリート(こちらもたいていITである)に限っては、縛られない自由な生活をしているのだろう。
    私の中のインドのイメージといえば、算数がとても得意で2桁×2桁の計算を簡単に言えるとか、インド人はとても優秀だとか、最近だと世界のワクチン製造国だとか、そんなところだった。実をいうとインドに行った事がないので、インドのことはよく知らない。インドに行った人は、インドが最高と言うか、インドは最低と言うかのどちらかで、非常に興味深いものの私は水場の清潔度を重んじるタイプなので、おそらくインドは水に合わないだろうと勝手に思っている。

    本書に出てくるのはそんなインドのイメージとは全く合わないエピソードばかりだった。まず身分の違いにより両親に結婚を反対された女性が出てくる。女性の方が男性と比較すると上位カーストで、男性の方は旧不可触民(ダリト)と呼ばれるカーストに属しており、2人は大学で出会い、恋をし、女性の両親に猛反対を受けながら結婚をする。と、ここまではよくある話で駆け落ち婚のようだ。ところが両親の嫌がらせは続く。ここまでもよく聞く話のように思える。ある日、夫婦が2人で歩いていると、5人組の男たちが夫に向かって襲撃をし、夫が殺される。夫を殺した人間を雇ったのは、彼女の両親である、と。
    おいおいまじかよインド。殺すのか。と頭の中がはてなマークでいっぱいになっているところで、インドの根底にある考え方に浄性があると説かれる。浄・不浄の考え方では、カースト上位ほど浄性が高いとされ、下位の人間と交わると穢れると考えられる。なるほどこの考え方は日本で理解はできる。
    本書ではこのような、生のインド人の価値観を誤解のないように書かれている。それは良いとか悪いとかではない。それにこの作者の人間関係とフィールドワークに基づく作品なので、これがインドというものではない。インド人共通の考え方と価値観にこんなものがあるのだなと少し垣間見れるのだ。

    さて日本ではどうだろう。インドほど残酷だろうか。東京医大が入試で女性の点数を一律で減らして合格調整をしたことが明るみに出た時、憤りはあるが、なんとなくそんなことがあるだろうと理解できた。就職試験で縁故関係なく、性別で下駄を履いているなと思われるシーンにも遭遇した。
    親戚を見渡すと、男が産まれた時は喜んで、やっぱり男の子は違うねえ、とほざく。(姉の前でだ)
    女を産むと、男を産めと言われる。友人は妊娠した子が女の子だと祖母に言ったら「出てきたら男の子ということはないかね?」と言われて嫌な気持ちになったと言っていた。

    本書の池亀さんのような視点で日本人を論ずる本があれば読んでみたいと思った。

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    2021年12月13日
  • インド残酷物語 世界一たくましい民

    Posted by ブクログ

    5ヶ月間のインド旅へ行く前に読んだ。職業カーストとITの現実、汚職の話は為になった。実際に旅行者程度の自分でもそれらを感じる事が多々あった。あからさまだったのが、インドでテレビをつけたら肌の白いインド人ばかりが出演しており、ごみ収集をしている人や、線路沿いのスラムに住む人に白い肌の人は0だった。
    インドに惹かれ研究したくなる気持ちも理解できる。インドに行くたびにインドについての疑問が増える不思議。

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    2025年09月19日

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