作品一覧

  • 虚偽論入門

    虚偽論入門

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻1,397円 (税込)
    まやかしの議論を見破る 練習問題満載! 切れ味抜群のトレーニングブック 詭弁にも「型」がある。様々な虚偽のパターンを豊富な練習問題を交えて紹介した、まやかしの言説を見破る格好のトレーニング書! 解説 植原亮 === 説得力があるようでいて何かがおかしい──。そうした虚偽的な言説は誰にでも聞き覚えがあるはずだ。本書は論理学の基礎知識を押さえた上で、不当な内容で聞き手を幻惑するさまざまな虚偽を紹介する。支持者の数だけを根拠に正しさを主張する「多数派の強弁」、歪曲した論点を攻めたてる「藁人形攻撃」、確率事象への誤解に基づく「賭博師の錯誤」など、本書で挙げたパターンを理解し(覚えなくても大丈夫!)、具体性に富んだ練習問題の数々に当たれば、詭弁を見破る論理的思考力を着実に養えるだろう。政治的議論から日常会話まで、幅広い場面に応用可能な実践的トレーニングブック。 【目次】 緒言/凡例 1 論証とは? 演繹と帰納/妥当性/重要な論証型:三段論法/その他の重要な論証型 2 不当予断 ――論点の先取り―― 自明の教唆/予断冠飾句/循環論法/循環定義/不当予断の問/全称的予断/特称的予断/詐術等値表現 3 権威詐称 ――論点の虚飾―― 詐術阿世/詐術威風/虚偽儀式/専門僭称法/格言詐術/権威転写法/称号詐術/長老主義/多数派の強弁/利益誘導法/筋違いの権威/先験主義/偶像詐術/妄信の強要/権威の僭称/権威の捏造 4 すり替え詐術 ――論点の転嫁―― 威力強弁術/憐憫導引法/歪曲論証法/人身攻撃/素姓攻撃/劣類攻撃/不純動機/変節攻撃/しがらみ錯誤/畏怖導引術/不当理由/当為の現実への転移/現実の当為への転移/瑣末事例の攻撃/藁人形攻撃/誇りのくすぐり/純真主義の虚偽/証文詐術/弁解詐術/可能世界錯誤/術詐はぐらかし 5 幻法攪乱 ――論点の混濁―― 意味論詐術/構文論詐術/強調詐術/詐術洒落のめし/予断矛盾/偽計怒りの演出/詐術トボケ/末梢攻撃/妖術情動語法/論証もどき/語源詐術/例外の誤用/不当反問/意昧の私物化 6 弁別錯誤 ――論点の歪曲―― 観念的連続性/凡庸主義/虚偽択一法/合成錯誤/分解錯誤/虚偽快刀乱麻/本質的に曖昧な語句/不当対比 7 権謀術 ――論点の捏造―― 目的は手段の免罪符か?/後塵拝戴主義/新奇マニア/旧式嫌い/詐称語句/御都合主義/詭計反復主張/黙認の曲解/詐術劣等比較/僭越性の誇称/奸計引き延ばし戦術/杞憂の逆用/幻法水煙/理想主義的誤謬/詐術諸行無常/根性主義者の錯誤/凶法愚民政策 8 帰納錯誤 ――論点の飛躍―― 短絡帰納/偶有性/不当原因/賭博師の錯誤/類推錯誤/統計詐術/百分率詐術/総数詐術 参考文献 訳者あとがき 解説と読書案内(植原亮) 索引/練習問題解答
  • 自死という生き方 覚悟して逝った哲学者

    自死という生き方 覚悟して逝った哲学者

    小説・文芸

    4.1
    1巻1,980円 (税込)
    著者は立命館大学の哲学講師。2006年4月、自死を遂げるが、そこには一冊分の完成原稿が残されていた。自殺の意味と理由、方法、哲学的背景、そして決行日に向けての心理分析と行動録……淡々と描かれる「積極的な死の受容」の記録がここに。 ※2008年に刊行された本書は、「人生観を試される衝撃の書」として話題になりました。 65歳の春。晴朗で健全で、そして平常心で決行されたひとつの自死。 「人生の果実は充分味わった。」そう感じた著者の遺稿『新葉隠 死の積極的受容と消極的受容』に、評論家・浅羽通明氏による解説と御子息による巻末文を加え、『自死という生き方 覚悟して逝った哲学者』と改題して出版したものです。 電子書籍化した本書を読むことで、様々に変容する世の中を生きる我々もまた「老いと死」に向き合えるかも知れません。

ユーザーレビュー

  • 自死という生き方 覚悟して逝った哲学者

    Posted by ブクログ

    とても面白かった。こんなにポジティブな自死があるのか。いろんな人に読んでほしい内容。
    自分も延命治療してまで生きたくないと思ってるから、著者の主張は容易に受け入れられた。
    10章から読んだら良いと書いてあったので10章から読んだ。

    0
    2022年07月10日
  • 自死という生き方 覚悟して逝った哲学者

    Posted by ブクログ

    自死という生き方―覚悟して逝った哲学者を読みました。テーマだけに感想を書くのも躊躇してしまう。著者は自死の普遍化という難しい問題に取り組んだが、私はこの問題に幾ばくか意見できるほど成熟していない。分かったようなふうな意見しか言えない気がするのである。あえて言えば、メメント・モリ(自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな)を私は忘れてはいけないと考えている。

    私は以上のようなことを三人称の立場で客観的に主張してるのではなく、一人称の立場に立って主張しているのである。そのことを読者は重々考慮しながら受け取っていただきたい。 (P105)

    覚悟の書である。

    0
    2011年05月12日
  • 自死という生き方 覚悟して逝った哲学者

    Posted by ブクログ

    生きるとは死ぬこと。
    死ぬということは生きること。
    やっと納得した人生のクリエイティブ論。
    どうしてもっと話題にならないのか。
    何を恐れているのか。

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    2009年10月04日
  • 自死という生き方 覚悟して逝った哲学者

    Posted by ブクログ

    自死は一般化/普遍化するのだろうか

    自らの思想に従い、65歳のときに「哲学的事業」として自ら命を絶った哲学者。というと、センセーショナルな響きがあるが、本書の記述は至って冷静で、誰かさんが総理を辞める時に言った「明鏡止水」の趣すらある。だがかえってそれが説得力、迫力につながっている気がする。

    本書を読んでいる間、私自身は違和感とか嫌悪感を全くと言っていいほど感じなかった。それは私も、須原氏までとは行かないにしても「自死の思想」を持っているからだろう。だが本書の中で氏が何度も力説しているように、死については観念的にのみとらえて「わかったつもり」になる危険性が大きい。私も、自身の加齢とともに、また自死の思想の深まりとともに、改めてこの本を通じて須原氏と語り合い、新たな気づきを得たい。

    本書の中で独創的な概念としては、「極みの理論」と「死の能動的受容の五段階説」がある。前者は、ソクラテス、三島由紀夫、伊丹十三の「自殺」を説明する鍵概念として、また氏自身の実感として提示されたもので、有用な概念と思う。そもそもソクラテスの死について、西洋を始めとする世界が2400年もの間誤解を続けていたとしたら、大変なことだ。だが死も言うように一人称の死と二人称の死にも計り知れない断絶があるとしたら、それも不思議とは言えないかも。一方の「死の能動的受容の五段階説」については、一読して話にならないと思った。キューブラー・ロスの向こうを張って五段階にする必要はないし、後段のキッカケ・行動あたりは「Plan-Do-Seeかよ!」って言いたくなった。そもそもこんな類型論、自死する当人にとってはどうでもいいことだ。

    本書の中で、あるいは本書について感じたささいな「引っかかり」について述べる。

    ひとつは、須原氏が家族はもとより、幾人かの友人にも自死の決意を打ち明けたということ。当人は満足げだが、言われた方はいい迷惑だったんじゃないか。私は、こういうことはしたくない。

    そしてもう一つは、本書の題名だ。「自死という生き方 〜覚悟して逝った哲学者〜」というのは、もちろん氏自身の付けたものではない。氏の原稿は、「新葉隠 〜死の積極的受容と消極的受容〜」と題されていた。事情は察するが、自らの命と引き替えに本書を世に問うた学者である氏に対して、こんなにも侮辱的なことはしてはいけない。

    では最後に、表題の「自死は一般化/普遍化するのだろうか」という問いについて、私見を述べる。

    医療の発達でなかなか死なないで済むように(死ねなく)なる一方、アメリカを除けばどの先進国も少子高齢化で高齢者は財政上社会の「お荷物」になる。「早く死ね」というプレッシャーが増して、老人の自殺が増えたとする。でもこれは社会として望ましいありようとは思われないし、須原氏の願望とも異なるだろう。

    私はこう考える。生命至上主義の超克、人間中心主義の超克、そして「人生はどれだけ長く生きたかではなく、どれだけ深くあるいは濃く生きたかでその価値が決まる」というまっとうな人生観の定着。こうした認識が広まれば、一定数の割合で「死の能動的・積極的受容」としての自死を選択・決行する人が出てくるだろう。

    だが私は、そうした人が際限なく増えていくとは思わない。同世代人口の5%程度くらいが上限なんじゃなかろうか。多くの人は生きられるだけ生きようとするだろうし、自殺する人もその多くは人生や生活、あるいは病気からの遁走だろう。体質というのか、気質というのか、須原氏のような境地に達することのできる人は、人類ではいつも圧倒的少数派なんだろうと思う。

    0
    2009年10月04日
  • 自死という生き方 覚悟して逝った哲学者

    Posted by ブクログ

    非常に考えさせられ続ける一冊。
    ずっと気持ち悪さが残る感覚。
    ある程度若いうちに読んでおくことをご推奨。

    0
    2022年07月25日

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