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著者は立命館大学の哲学講師。2006年4月、自死を遂げるが、そこには一冊分の完成原稿が残されていた。自殺の意味と理由、方法、哲学的背景、そして決行日に向けての心理分析と行動録……淡々と描かれる「積極的な死の受容」の記録がここに。
※2008年に刊行された本書は、「人生観を試される衝撃の書」として話題になりました。
65歳の春。晴朗で健全で、そして平常心で決行されたひとつの自死。
「人生の果実は充分味わった。」そう感じた著者の遺稿『新葉隠 死の積極的受容と消極的受容』に、評論家・浅羽通明氏による解説と御子息による巻末文を加え、『自死という生き方 覚悟して逝った哲学者』と改題して出版したものです。
電子書籍化した本書を読むことで、様々に変容する世の中を生きる我々もまた「老いと死」に向き合えるかも知れません。
Posted by ブクログ 2011年05月12日
自死という生き方―覚悟して逝った哲学者を読みました。テーマだけに感想を書くのも躊躇してしまう。著者は自死の普遍化という難しい問題に取り組んだが、私はこの問題に幾ばくか意見できるほど成熟していない。分かったようなふうな意見しか言えない気がするのである。あえて言えば、メメント・モリ(自分が(いつか)必ず...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
自死は一般化/普遍化するのだろうか
自らの思想に従い、65歳のときに「哲学的事業」として自ら命を絶った哲学者。というと、センセーショナルな響きがあるが、本書の記述は至って冷静で、誰かさんが総理を辞める時に言った「明鏡止水」の趣すらある。だがかえってそれが説得力、迫力につながっている気がする。
本...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年04月10日
自死という生き方 覚悟して逝った哲学者
新葉隠 死の積極的受容と消極的受容
はしがき
一章
三島由紀夫、伊丹十三、ソクラテス、それぞれの不可解
二章
なぜ彼らは死んだのか?
・ソクラテスの場合
・三島由紀夫の場合
・伊丹十三の場合
・老衰も自然死も嫌だーそれぞれの苦境
三章
「未練」も「苦...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年04月14日
(相対的感想五段階評価)
明 ・@・・・ 暗
衝撃@・・・・平凡
一過・・・・@永年(読んだときの気持ちの燃費)
論理・@・・・稚拙
表紙 3
ぼくはこの先生の授業を受けていた。
最初の授業で、いきなり嘉門達夫の「小市民」を大音量でかける先生だった。
先生の本は、どれも強烈で、論理学という枠組みを...続きを読む
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