配信予定・最新刊

作品一覧

  • ぼくらが夕闇を埋めた場所
    NEW

    ぼくらが夕闇を埋めた場所

    小説・文芸

    4.5
    1巻1,870円 (税込)
    この町で過ごす最後の日、ぼくはクラスメイトの星野さんに〈水なし沼〉へ呼び出された。「穴を掘ってほしいの」彼女はそう言うけれど、どうして穴で、なんでぼくなのか。「わたしが東くんを今日ここに呼び出した理由」をめぐり、ぼくと星野さんの“ゲーム”が始まる。(「ぼくらが夕闇を埋めた場所」) 出会いと別れの切なさ、そして鮮やかな謎解きが交錯する青春ミステリ連作集。第79回日本推理作家協会賞短編部門受賞した表題作、本格ミステリ作家クラブ編『本格王2026』選出の「カフェオレ色の恋をした」を含む全四編を収録。
  • 射手座の香る夏

    射手座の香る夏

    小説・文芸

    4.0
    1巻999円 (税込)
    タイムトラベル技術を応用することで、「自分が生まれてこなかった世界」を選ぶ〈巻き戻し〉の権利が認められた日本。30年前の夏、輝かしい未来が約束されていたはずの兄を〈巻き戻し〉で失った「ぼく」は、消失の謎に導かれるように再び故郷の島を訪れる──緻密な構成と読了後に押しよせる余韻から、「忘れられない一作」と注目を集めた「十五までは神のうち」をはじめ、第12回創元SF短編賞受賞作を含む全4編を収録。青春のきらめきと痛みのすべてを、“夏”を舞台とする物語群に閉じ込めた、珠玉のデビュー短編集が文庫化。/【目次】「射手座の香る夏」意識転送を濫用し、若者たちは危険な〈動物乗り〉に興じる/「十五までは神のうち」完璧だったはずの兄はなぜ、自らの出生を〈巻き戻し〉たか?/「さよなら、スチールヘッド」VR世界での永遠の夏×ゾンビに覆われたアメリカ大陸/「影たちのいたところ」9つの影をつれて彼は現れ、少女の憂鬱な夏休みを変えた/解説=飛浩隆
  • 射手座の香る夏-Sogen SF Short Story Prize Edition-

    射手座の香る夏-Sogen SF Short Story Prize Edition-

    小説・文芸

    -
    1巻220円 (税込)
    若者の間で、動物に意識を乗せる違法な遊びが流行。犬に「乗った」少女たちの前に現れたのは、伝説の存在とされてきた〈凪狼(カーム・ウルフ)〉で……。第12回創元SF短編賞正賞受賞作。※本電子書籍は、『Genesis 時間飼ってみた』(東京創元社 2021年10月29日初版発行)に収録の「射手座の香る夏」のみを電子書籍化したものです。『Genesis 時間飼ってみた』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
  • Genesis 時間飼ってみた 創元日本SFアンソロジー

    創元日本SFアンソロジー

    小説・文芸

    3.6
    1巻2,200円 (税込)
    ベテランから日本SF界の未来を担う新鋭まで、現代SF界を牽引する書き手が集結。新時代を創る書き下ろしアンソロジーシリーズ第4巻。第12回創元SF短編賞正賞・優秀賞受賞作を掲載。/【目次】はじめに/小川一水「未明のシンビオシス」/川野芽生「いつか明ける夜を」/宮内悠介「1ヘクタールのフェイク・ファー」/宮澤伊織「ときときチャンネル#2【時間飼ってみた】」/小田雅久仁「ラムディアンズ・キューブ」/高山羽根子「ほんとうの旅」/鈴木力「SFの新時代へ」/溝渕久美子「神の豚」〔第12回創元SF短編賞優秀賞受賞作〕/松樹凛「射手座の香る夏」〔第12回創元SF短編賞正賞受賞作〕/第12回創元SF短編賞選考経過および選評/ちいさなあとがき/編集部より
  • 本格王2019

    本格王

    小説・文芸

    3.0
    1~8巻814~1,045円 (税込)
    「ゴルゴダ」飴村行 「逆縁の午後」長岡弘樹 「枇杷の種」友井羊 「願い笹」戸田義長 「ちびまんとジャンボ」白井智之 「探偵台本」大山誠一郎

ユーザーレビュー

  • ぼくらが夕闇を埋めた場所

    Posted by ブクログ

    〈調べれば調べるほど、確かめれば確かめるほど、自分の中の思い込みがどんどん強くなって、そこから抜け出せなくなっていく〉
    「ゲームをしない?」転校する前日、教室で別れの挨拶を終えた〈ぼく〉は同じ図書委員だった星野さんから、〈水なし沼〉と呼ばれている潰れた釣り堀の跡地に呼び出された。彼女から提案されたゲームのルールは中身の分からないブルーシートが埋まる大きさの穴を掘る間に、彼女が〈ぼく〉を今日ここに呼び出した理由を当てる、という不気味なものだった。
     どんな小説を読みたくて小説を読んでいるのか、なんて簡単に答えられるものではありませんが、表題作を読んだ時、私はこういう短編が読みたくて小説を読んでいるのかもしれない、ずっとこの世界が築いた切ない余韻に浸っていた、とそんな気持ちになりました。たぶん思い込みにきつく縛られた景色が紐解かれて思いがけない世界が広がっていく、そういう世界が好きだからなんだと思います。独立した短編として読んでも傑作、連作集として読んでも傑作、の二度美味しい一冊でした。

    0
    2026年09月21日
  • 射手座の香る夏

    Posted by ブクログ

    抜群に良かった。SFとファンタジーとミステリーを掛け合わせた、切なく余韻の残る中短編集。久しぶりに先が気になって仕方がない気持ちにさせてくれた。文章も読みやすくて、スラスラ情景が頭に浮かぶ。これから応援していきたいと思います。

    0
    2026年08月15日
  • Genesis 時間飼ってみた 創元日本SFアンソロジー

    Posted by ブクログ

    新進気鋭の作家様によるSF中短編書き下ろしプラス創元SF短編賞受賞作アンソロジー

    自分の裡に形成される「SF固定概念」を毎回アップデートしてくれる最先端を走るシリーズ

    ティプトリーを読み涙していた頃、このような未来型が到来すると露ほども予測せず、また今後どのような作品が紡がれてゆくのか、想像するだけで萌えます

    読みごたえあります!

    『未明のシンビオシス』
    南海トラフ大規模地殻変動が発生、列島の姿すら変わってしまった日本
    荒廃した世界で生き延びる主人公たちの微かな希望を描いた近未来SF

    『いつか明ける夜を』
    光のない闇の世界が、夜と昼に別たれた
    言い伝えの神馬と少女は、世界の救世主になれるのか? 世界の真実とは?
    詩的に描かれた作品

    『1ヘクタールのフェイク・ファー』
    気がついたらブエノスアイレスに居た…主人公の日本人男性…好意で拾ってもらった女性に部屋から追い出され…めくるめく思考を文字で綴った興味深い作品

    『時間飼ってみた』
    動画生配信でリアルSF考察する《ときときチャンネル》シリーズ
    絶え間なく入るコメントも愉快で、まさに新世代の作品

    『ラムディアンズ・キューブ』
    電車内で目があった男女…恋愛に発展、、ではなく、壮大な物語が待ち受ける骨太の中編バトルSF

    『ほんとうの旅』
    “ほんとう”って、何だろう?
    事実は人の捉え方によって違うものだし…
    列車に乗り合わせたふたりの垣根のない会話に癒される作品

    『神の豚』優秀賞
    「兄貴が豚になった」
    連絡を受けた主人公リリーは急ぎ実家に戻るが、そこに居たのは兄らしからぬピンクの可愛い子豚だった…
    食糧、感染症、世界は未だ問題が山積だけれど、伝えてゆきたいことがある、若者たちの熱いメッセージが込められた近未来SF

    『射手座の香る夏』正賞
    「意識転送中」で横たわっているだけの作業員の「生身の体」が忽然と消えた
    まるでミステリーのような物語は、調査する警察官と若者たちの流行「動物への意識転送」が互いに絡み、伝説の狼へそして真実へと導かれる近未来SF


    0
    2021年12月05日
  • ぼくらが夕闇を埋めた場所

    Posted by ブクログ

    気軽に読み始めたら、すごい作品だった。
    読み進めるたびに何度も何度もひっくり返される。何が真実なのかわからなくなってくるくらい。面白いくらい著者の手のひらの上で転がされた。

    伏線も見事。よく短編でこんなに綺麗に回収できるものだと思う。

    短編同士の繋がりが見え始めると、もう完敗。
    青春の甘酸っぱい話かと思っていたら、なんとも重みのあるストーリーで、さらりと読めるのに心に余韻の残る作品だった。

    0
    2026年09月20日
  • 射手座の香る夏

    Posted by ブクログ

    かなり好き。読み終わったあとにウワ~~~いいな.........ってなる。心を揺さぶるというよりも心を包みこまれる感覚になるというか。上手く言い表わす語彙を持ち合わせていないのでチープな感想(感想ですらない)しか書けないけれど面白かった。

    0
    2026年07月03日

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