作品一覧

  • 日本の植民地支配 肯定・賛美論を検証する
    4.3
    1巻627円 (税込)
    「新しい歴史教科書をつくる会」の歴史教科書の登場が,アジア各地で大きな反発を招いた.その問題点は日本の植民地支配に関する記述である.日本の植民地支配(朝鮮・台湾)に関する事実を正確にかみくだいて解説し,誤って流布されている言説について事実をもって批判する.中学校・高校の歴史の授業の副読本としても最適.

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  • 「私物化」される国公立大学
    4.1
    1巻726円 (税込)
    近年加速する大学の「ガバナンス改革」.学長を中心としたトップダウン型経営は,教育現場に果てしない混乱をもたらしている.教育・研究の実態からかけ離れた独善的な改革が推し進められ,果ては学内制度や人事までが一部の人間の意のままに改められてしまう――.変わりゆく国公立大学のいまを,七つの大学の現場から報告する.

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  • 国家神道の現代史 天皇・神社・日本人
    -
    1巻5,720円 (税込)
    「国家神道」をめぐる様々な論争は近代・敗戦・戦後にいたる日本のかたちを経めぐってゆく。伊勢「参宮旅行」のツーリズム、地域社会と学校と神社…、私たちはいまだ「国家神道」が展開する磁場の中にいるのではないか。「隠された神」といま向き合う論集。 【主要目次】 はじめに 国家神道の現代史(高木博志) 総 説 国家神道の現代史、あるいは身体感覚としての天皇制(駒込 武) 第Ⅰ部 国家神道と皇室祭祀と神社 第1章 伊勢論―神宮・神話・日本人(ジョン・ブリーン:国際日本文化研究センター名誉教授) 第2章 神社「公の宗教」論の地域社会史―「神社非宗教」言説の二〇世紀(畔上直樹:上越教育大学人文・社会教育学系教授) 第3章 神々の「昭和維新」―「理念としての天皇」の行方(福家崇洋:京都大学人文科学研究所准教授) 補論 世界遺産と天皇陵問題(高木博志) 第Ⅱ部 国家神道と学校教育 第4章 国民道徳と神道の関係史―「敬神」と「祟祖」と憲政原理とのはざま(高瀬幸恵:桜美林大学リベラルアーツ学群准教授) 第5章 「厳粛」な帝国―学校における天皇・皇室祟敬(樋浦郷子:国立歴史民俗博物館准教授) 第6章 小学校児童の伊勢参宮旅行―「天照る光」を仰ぎみる子どもたち(橋本 萌:信州大学学術研究院総合人間科学系助教) 第Ⅲ部 国家神道と象徴天皇制の現在 第7章 神かくし時代の大嘗祭―近現代の歴史的特質(高木博志) 第8章 全体主義の時代における国家神道体制(駒込 武) 第9章 日本国憲法における天皇制と政教分離原則(佐々木弘通:東北大学大学院法学研究科教授) コラム 世界遺産と天皇陵問題(高木博志) 靖国の現代史―慰霊、顕彰そして追悼(ジョン・ブリーン) 「新入学児童祈願祭」のいま(駒込 武) 現代の国家神道―弁護士の視点(加島 宏:大阪弁護士会所属弁護士)

ユーザーレビュー

  • 日本の植民地支配 肯定・賛美論を検証する

    Posted by ブクログ

    とんでもないエセ学者の妄言に毅然と立ち向かえるまともな学者たちがいることに安心しながら読んだ。
    台湾は韓国のようなアクションをしないからよく知らなかったが大きな被害を受けたことがわかった。
    加害国の国民のひとりとして、歴史を歪める輩は許せないと思うし、戦争準備を推進する勢力に対してしっかり拳を上げたいと思う。

    0
    2023年12月24日
  • 「私物化」される国公立大学

    Posted by ブクログ

    NHKドラマ「今ここにある危機と僕の好感度について」で話題になった大学の改革や学問の自由、自立。
    実際に危機にし瀕しているのは聞いていたが、ここまで酷いとは。
    学費は上がっているにもかかわらず、教育の質は落ち、研究も落ち着いてできる状態ではない。これでは日本の高等教育、研究の質が下がるのも仕方がないだろう。
    国の教育への関与は決して良い影響を与えないと確信する。

    0
    2022年05月17日
  • 「私物化」される国公立大学

    Posted by ブクログ

    心底驚いた

    例え自分とは違う意見であってもそこに透明性としっかりした説明があれば納得はできる

    どこか大学の話をしてるのか政治の話をしてるのかわからなくなるのはなぜなのだろうか

    0
    2021年11月17日
  • 日本の植民地支配 肯定・賛美論を検証する

    Posted by ブクログ

    「日本の植民地支配 肯定・賛美論を検証する」と題して、20もの設問に対して専門家が2頁から4頁のみで答えてゆくパンフレットである。読み始めたときは、いくら何でも頁数が少なすぎやしまいか、と危ぶんだのだが、半分以上はグゥの音も出ない「事実」が記されていて説得力があった。

    この出版された目的は、当時(2000年頃)「新しい歴史教科書をつくる会」や小林よしのり「台湾論」などの植民地支配・賛美の影響が大きかったため、それに学問的に反論しておく必要があったためである。設問が多くなったのはそのためだ。これら出版や住民の運動の成果か、作る会分裂などもあって、流れを汲む育鵬社の歴史教科書占有率は2015年度

    0
    2024年02月18日
  • 日本の植民地支配 肯定・賛美論を検証する

    Posted by ブクログ

    先日読んだ『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか? 』のクマさんレビューにおいて、日本人としては太平洋戦争中の植民地支配についても考えるべきとの「気付き」を頂きました

    そしてそんな中でニャンコ先生に紹介頂いたのが本書になります
    正鵠を射るとはこのことで、こういう良書がすっと出てくるあたりさすがはゴールドと言わざる得ません
    ゴールドどころかゴールドDXαです(風邪薬か!)

    そもそもでいうと、植民地支配の肯定・賛美論の存在そのものがう〜んって側の人なんですね
    他国に侵略して植民地にしてる時点でほめられることってないと思うんよな
    例えばそれが「めちゃくちゃ虐げられてる人たちを救うため」であったと

    0
    2024年01月30日

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