作品一覧

  • オードリー・タンの母が綴る「家族と教育」 世界に絶望した子どもが、自分を取り戻すまで

    オードリー・タンの母が綴る「家族と教育」 世界に絶望した子どもが、自分を取り戻すまで

    小説・文芸

    5.0
    1巻759円 (税込)
    「IQ180の天才大臣」と称され、世界から注目を集めたオードリー・タン氏(台湾の前デジタル大臣)。しかし、生まれついての心臓病、体罰が横行する当時の台湾の学校教育になじめず、8歳で不登校になるなど、彼の成長過程には多くの困難があった。これに対して、母親であるリー・ヤーチン氏はジャーナリストとしてのキャリアを一時中断してまで、自らの理想の教育を実践する学校を創る決意をする。「誰も取り残さない」という信念が深く息づくその経験は、やがて台湾全体の教育改革を牽引する力になる。母の視点から、オードリー氏の素顔、家族の歩み、教育への希望を描く感動のノンフィクション!
  • オードリー・タンの母が語る「自主学習のすすめ」

    オードリー・タンの母が語る「自主学習のすすめ」

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    台湾の前デジタル大臣オードリー・タン、弟の唐宗浩には不登校の過去がある。母親として二人を支えた経験から、学びの内容を子ども自身が決める「自主学習」を行う《種の親子実験小学校》を創立し、台湾のオルタナティブ教育の先駆者となったのが、本書の著者・李雅卿だ。本書は李と同校元校長の朱佳仁、同校卒業生で自主学習実践者の唐宗浩の三名で記した自主学習の指南書で、不登校に悩む子どもたち、保護者、教育者に向けて、わかりやすく、かつ実践的なノウハウと温かな励ましのメッセージがふんだんに盛り込まれた一冊。
  • 心を守りチーム力を高める EQリーダーシップ

    心を守りチーム力を高める EQリーダーシップ

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    「自分を曲げず、それでいてみんなとより良くやっていける方法」 多様性社会にこれから必要なリーダーシップのあり方とは、一人ひとりの個性を伸ばし、能力を引き出してチームで最大の成果を上げられることではないでしょうか。共感力が高く、かつ周りの意見に流されないEQ(心の知能指数)の高いリーダーが、多様性ある組織で新たな価値を生み出せるのです。 2023年HPワークリレーションシップ・インデックスによると、66%の人が「EQの高い上司の下で働くためなら給与減を喜んで受け入れる」と回答しているほど、ビジネスの場で重要視されています。 著者の近藤弥生子さんは台湾に10年以上在住し、オードリー・タン氏をはじめ台湾のリーダーたちのEQの高さを目の当たりにしたといいます。 本書では、『「静かな人」の戦略書』の著者で、台湾在住のジル・チャン氏の協力を得て、改めて現代に必要な高EQの人とはどのような人なのか、どのような考え方や振る舞いをするのかを検証しました。IQ(知能指数)は生まれた時にある程度決まっているのに対し、EQは自分自身で育てることができる能力です。自分を曲げず、感情に振り回されることなく他の人たちともより良くやっていける高EQリーダーを目指してみませんか。
  • まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう
    値引きあり

    まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻495円 (税込)
    ●天才デジタル相が現時点で語る、これからの未来のことと、そのために私たちができること ・デジタル化、ネットワーク化が進む一方、SDGsのような地球規模の課題がある現在、オードリーさんが考える未来と、それに向けて私たちができることをまとめました。 ・まったく新しい世の中が訪れようとする今、オードリーさんの言葉は「誰一人取り残さない」世の中のためのメッセージがつまった1冊になっています。 ・これからの世界を知りたい方、今後の社会で何をすべきかを考えたい方は必見です。
  • 台湾はおばちゃんで回ってる?!

    台湾はおばちゃんで回ってる?!

    小説・文芸

    3.9
    1巻858円 (税込)
    スルー能力が高くてストレートな物言い。多様性に富んでいて同調圧力がない。 食を大切にし、困ったらみんなで助け合う。そして社会を動かしているのはおばちゃんだ! そんな台湾でシングルマザーとして6年働き、台湾人と子連れ再婚・出産をした著者は、 日本で身につけていた「呪縛」からいつしか解き放たれていたことに気づいたのだった。 台湾式の産後ケアや子育て、仕事観や市民活動などにも触れながら、 「細かいことを気にせずやりながら考えよう」、 そんなふうに思わせてくれる、台湾での暮らしを綴ったエッセイ。
  • オードリー・タンの思考  IQよりも大切なこと

    オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと

    小説・文芸

    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    「この新しい本で台湾の人々から日本の友達に  温かい想いを伝えたいと思います。  また、国民と政府の協力により、新型コロナウイルスを克服し、  健康で安全な生活を取り戻すことができると信じています。  ありがとうございました」  ――オードリー・タン 彼女のことを話すとき、 「IQ180の天才大臣」を枕詞にするのをそろそろやめよう。 オードリー・タンの思考は、そんな数値では語りきれない。 そして、私達ひとりひとりが、彼女の思考を知ることで、 この社会を変えていくヒントを得ることができるだろう。 オードリーはこう言っている。 「情熱や使命感は一定の時間を過ぎると使い終わってしまう けれど、楽しさを原動力にすればずっと続けることができる」 ――まずは、楽しむこと。 オードリー・タン公認本! 台湾在住10年のノンフィクションライターによる独占インタビュー。 オードリー氏が今、台湾政府の中で推進している、 「ソーシャル・イノベーション」を軸に仕事の仕方、コロナ対策、 アイディアを行動に移す方法、人との繋がり方、おすすめのデジタルツール、 これからの社会を良くするために何ができるか? 等々を縦横無尽に、 時にはユーモアを織り交ぜながら語っている。 台湾在住の著者である近藤弥生子氏は、 オードリー氏とその周辺の人達の言葉を一言一言、丁寧に掬い上げて取材。 台湾と日本の垣根を超えて、アフターコロナに私たち一人一人が どう社会と関わっていけばより良い未来を作れるのか、 多くのヒントを示唆してくれる内容となった。 ~彼女の人生をまとめる伝記ではなく、これまでの日々に彼女が何を思い、 どのように考え、どう行動しているかについて考えてみたい。 これが、政治ジャーナリストではなく生活者視点で物書きをしている私が、 本書を書くにあたって大切にしたことである。 本書を手に取ってくださった方の心に、少しでも「何か」が宿ることを願って~  ――著者

ユーザーレビュー

  • まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう

    Posted by ブクログ



    オードリータンは、中華人民共和国と台湾は地理的には近くても正反対の価値観を持つとし、中国が社会信用システムやインターネットを民衆の監視および制御に利用しているのに対し、台湾はインターネットに政府を監督する役割を求める開かれた社会を築いているとして、台湾の民主主義を損なうフェイクニュースを防止する技術開発などに取り組んでいる。

    唐 鳳(とう ほう、タン・フォン、オードリー・タン、英: Audrey Tang、1981年〈民国70年〉4月18日 - )は、中華民国(台湾)の政治家(無任所大使[1])、プログラマー。旧名・唐 宗漢(とう そうかん、タン・ツォンハン、オートリジュス・タン、英: Autrijus Tang)。 2005年、外見と自己意識を一致させるために、名前を変更するなどの女性への性別移行を始めた[9]。英語の名前は、男女どちらにも使えてニュートラルという理由で、オードリーに変更した。その後、日本の友人より鳳は日本語で「おおとり」と読み、オードリーの日本語発音と似てると教えてくれたこと、また中国語でも使われている文字であることから、漢字名を鳳に変更した[10]。性別移行を開始した後、唐はブログで「私の脳は私が女性であると認識しているのに、社会的にはそうでないことが要求されるので、私は長年に亘って現実世界を遮断し、ネット上で生活をしてきました」と述べている[9]。東森電視のニュースチャンネルは、唐のIQが180以上であると報じた[3]。2019年1月、アメリカの外交専門誌『フォーリン・ポリシー』の2019年のグローバル思想家100人に選出された[5]。唐は独学[11]、非暴力[12]と個人主義的無政府主義[7]の支持者である。唐は、中華人民共和国と台湾は地理的には近くても正反対の価値観を持つとし、中国が社会信用システムやインターネットを民衆の監視および制御に利用しているのに対し、台湾はインターネットに政府を監督する役割を求める開かれた社会を築いているとして、台湾の民主主義を損なうフェイクニュースを防止する技術開発などに取り組んでいる[20][21]。


    「デジタルのある世界では、誰もがメディアの一員  デジタルによって「人と人とのつながり」が変わっていくとしたら、どんな変化が起こるのでしょうか。まずは、「個人」の変化についてです。  世界にデジタルが登場してから起こった変化の一つに、「誰もが、自分の視点で世界に貢献できるようになった」ということがあります。  これがどういうことか、説明しますね。  メディアは何かを報道する時、その切り口によって受け手に「この出来事はあなたとこんな関係がありますよ」と伝えます。けれど、その共通認識が受け手との間にしっかり築けていないと、その報道がスルーされてしまうことだってあり得ます。  ですが、デジタルが普及した今では、たとえ SNSのフォロワー数が少なかったとしても、あなたの視点が誰かと共鳴を引き起こすことさえできれば、インターネット上で拡散されていきます。翻訳されて海外に届くこともあるでしょう。あなたの経験が、他の人から「確かにそうだ。これまで考えたことはなかったけど、このことは私とも関係がある!」と思ってもらうきっかけになります。誰もがメディアの一員になったということですね。」

    —『まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう (SB新書)』オードリー・タン, 近藤 弥生子

    「もう一つ、デジタルの未来で大きく注目されているのが A I( Artificial Intelligence、人工知能)です。私は中学生の頃に A Iについて研究した結果を「電脳哲学家」というタイトルで台湾のコンクールに応募し、グランプリを獲ったことがあります。 1995年のことでした。私にとって A Iとはそれくらい前から関心事の一つでした。 「AIが私たちの仕事を奪い去ってしまうのでしょうか?」というのは、日本からも台湾からも、非常によく聞かれる質問です。そこで私がいつも答えているのは、私にとって A Iとは「 Assistive Intelligence(補助的知能)」であり、「理想の A Iはドラえもん」だということです。完全に人類に取って替わるものではありません。」

    —『まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう (SB新書)』オードリー・タン, 近藤 弥生子著

    「 ただ、台湾は多様性に富んだ社会です。政府に認められただけでも 16の「先住民(台湾原住民族* 1)」がいますし、客家語や台湾語など、それぞれのエスニシティによってメインで使われている言語が異なります。今の台湾で主流となっている中国語(台湾華語)がネイティブまたは第一言語ではない人々は、決して少なくありません。」

    —『まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう (SB新書)』オードリー・タン, 近藤 弥生子著


    「  A Iは学習能力を備えているので、たくさんのデータがたまればたまるほど精度が上がります。それは言い換えると、データがたまるまでに時間がかかるため、この A I翻訳のように、その間は人の手で補う必要があるということです。  たとえば A Iにとって、記者会見でいつも聞いている陳時中部長の話はデータもたまっており、比較的正確に字幕を書くことができますが、まだデータが少ないメディアの記者たちの話はよく間違えてしまいます。そこで、記者会見の後で改めて A Iに間違った箇所を教え、学習させる必要があります。」

    —『まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう (SB新書)』オードリー・タン, 近藤 弥生子著

    「 これを私はどう感じているか?  私はよく、「イノベーションとは新しい創造によって生まれる(創新、是由創而新)」と言っています。これは、衝突があってこそ新しいものが生まれるという意味でもあります。  私たちが次々と新しいものを生み出すことができるのは、どの世代であっても、自分が経験したことがないものを見た時に皆が〝ちょっと試してみよう〟と思えるからですよね。この好奇心はとても重要で、それぞれの世代が社会の新しいやり方に好奇心を持つだけで、最終的にはいつも皆のことをカバーした方法を見つけることができます。」

    —『まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう (SB新書)』オードリー・タン, 近藤 弥生子著

    「それはつまり、〝現実では人と人が知り合って協業するまでには時間がかかるのに対し、インターネット上では面識のない人々とでも共通の価値を見つけてともに実践することができる〟ということです。「協業すること」については、 9歳でプログラミングを学び始め、コラボレーションツールを開発してきましたから、これらは本当に長きにわたる私の専門だといってもよいでしょう。「価値観から相手を知る」という、私の好きな言葉があります。英語だと "I' d like to know you by your values, not by your types, classes or roles."ですね。新しく誰かと知り合う際、相手が心の中で大切にしていることを通して、相手の価値観を知る。性別や階級、役割などは環境とともに変わっていきますが、相手が何に対して貢献しているのかを大切にするという考えは、とても尊いと思います。」

    —『まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう (SB新書)』オードリー・タン, 近藤 弥生子著

    「それに、二人のレズビアンが生物学的に子どもを持つことは、必ずしも不可能ではなくなるかもしれません。生殖医療はどんどん進歩していて、将来的にはどのような人間の皮膚細胞からでも、精子や卵子を作ることができるようになります。ですから、こうした心配は次第に必要なくなっていくでしょう。どのようなパートナーを持つ人であっても、子どもを持ちたいと思う人も、持ちたくないと思う人もいて、同性愛者だからといってその比率が多いとか少ないといったことはないのではないでしょうか。」

    —『まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう (SB新書)』オードリー・タン, 近藤 弥生子著

    オードリー・タン『まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう』。

    8時間以上眠ると起きたときにクリエイティブな閃きが訪れるとのこと。分かる。自分も寝起きが一番良いアイデアが浮かぶ。

    オードリー・タン氏の「まだ誰も見たことのない『未来』の話をしよう」を出張移動の機内で拝読。
    価値観の崇高さに驚き、大きな刺激をくれた。そう、デジタルは人と人とを繋ぐもんだよな。デジタルだけじゃ何も生まれぬ。

    “相手には私が見えていないものが見えているかもしれないし、相手の考えのほうが道理にかなっているかもしれない。私は、いつも自分が間違っているかもしれないという感覚を持ちながら話を聞いています。”(まだ誰も見たことのない「未来」の話をしようより)

    まじでこれ、コミュニケーションを秒で解決

    「また、誰のことも犠牲にしないような政治を目指すのであれば、まず「オープンガバメント」以外に方法はないといえるでしょう。  私が入閣した 2016年に自分のミッションの一つを「オープンガバメント」に設定したのは、当時地方政府が「オープンガバメント」を推進していたのを、全国規模でしようとしたにほかなりません。実際のところ、世界各国の「オープンガバメント」も同様で、皆最初は小さいエリアで実践していたものが徐々に都市レベルに広がり、最後に全国規模に拡大しているケースが多いのです。  その中でも、台湾は比較的速いスピードで「オープンガバメント」を全国規模に広げることに成功しています。成功の大きな理由の一つは、それまでに地方政府が「オープンガバメント」を推進する際、オンラインでのライブ配信やオンラインコミュニティの運営など、デジタルを見事に活用しており、皆がはっきりと効果を感じられていたからです。」

    —『まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう (SB新書)』オードリー・タン, 近藤 弥生子著

    「たとえるなら、オリンピック競技の馬術のように年齢を重ねても非常によい結果を残せるスポーツもあれば、卓球のように一定の年齢になるとコーチになるなど多くの人がキャリアチェンジをする種目もあるように、身体には独自のリズムがあり、それぞれに適した時間というものがあるのです。その時間が過ぎた後は、熱意や衝動に突き動かされるというより、純粋に楽しむために続けてもよいのではないでしょうか。  もちろん、囲碁のように歳を重ねれば重ねるほど経験値が上がるようなものもありますから、今の身体や心の状態に合わせて適したものを見つけていくことが、達成感を感じるための秘訣なのかもしれません。」

    —『まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう (SB新書)』オードリー・タン, 近藤 弥生子著

    0
    2026年02月22日
  • オードリー・タンの母が綴る「家族と教育」 世界に絶望した子どもが、自分を取り戻すまで

    Posted by ブクログ

    書店で、出会い、購入した本作。
    オードリー、オードリーの両親、ともに素晴らしい。

    ただの天才児じゃないのね
    うまく、まとめられないけど
    このオードリーさんは、とにかくすごいよ
    深みのある人間

    1人でも多くの方に読んでいただきたい

    0
    2026年02月21日
  • まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう

    Posted by ブクログ

    台湾のデジタル環境大臣、オードリー・タンさんのインタビューを一冊にまとめたもの。(環境問題、SDGS、デジタル化が進む社会)で私たちが未来のためにできることを、現在、氏が取り組んでいる施作の具体例がたくさん挙げられています。

    p.108 協業すること。「価値観から相手を知る」

    p.116 価値観の共有だけでなく、事実を共有すること。

    p.119 難易度の高い議題についての投票だけでなく、簡単な議題も用意することで、皆が参加しやすいようにハードルをさげることも大切。頻繁に自らの票を投じるような習慣を作る事。

    p.124 台湾では5Gの通信基地の設置を山岳地帯や離島から行っている(リモートによる医療や教育がより必要とされているため)

    p.168 公共サービス手続きのデジタル化よりも政策決定への参加が大切(達成感、満足度を感じるため)

    p.189 氏の、好きなレナード・コーエンの歌詞

    「 まだ鳴ることのできる鐘を鳴らそう
     完璧さを求めるのは忘れよう
     すべてのものには裂け目がある
     裂け目があるからこそ、そこから光が差し込む      
     ことができる」

    0
    2025年09月20日
  • 台湾はおばちゃんで回ってる?!

    Posted by ブクログ

    台湾にけっこう興味がある。オードリー・タンの凄腕ぶりに。
    面白い本だった。かの国のいいところがよくわかった。日本人には希薄になった自然に助け合って生きるということが、体に染み付いている。
    かつては男尊女卑の強かった国が、いまではアジア1位のジェンダーフリー。それも一歩一歩着実に闘いとった成果だという。夢見るおっさん、もといじじい政治家が偉そうにする日本はいったい何位じゃい。
    何もかも先進国からこぼれ落ちて恥ずかしいわ。

    0
    2025年06月01日
  • まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう

    Posted by ブクログ

    「世の中に良くなってほしいけど、何から始めればいいのか分からない」――そんなモヤモヤを抱える人に、この本は静かに、でも確かな道筋を示してくれます。

    著者は、台湾のデジタル担当大臣として世界的に注目されたオードリー・タン氏。本書では、AIやオープンデータといったデジタル技術の話から、民主主義や教育、社会参加の在り方までを、驚くほどやさしい言葉で語ってくれます。未来をつくる話というと遠い話に思えるかもしれませんが、この本はどこまでも“自分ごと”として語られます。

    驚かされたのは、「オープンデータ」を活用することで、行政の仕事が単に効率化されるだけでなく、そこから市民の創造性や自発的な取り組みが生まれていくという視点。たとえば、公務員が毎回同じ問い合わせに対応する代わりに、必要な情報を公開しておけば、その時間をもっと価値ある仕事に使える。そして市民はその情報をもとに、新たなサービスや仕組みを考えられる。つまり、“情報を開くこと”が、官民の自然な協働を生み出すんです。

    公務員になりたい人が減っている昨今、国の行政を担う仕事が創造的になり、なりたい仕事に返り咲くことを期待せずにはいられません。

    さらにタン氏は、AIを“人工知能”ではなく“補助知能(Assistive Intelligence)”と呼びます。人間の判断や感性をサポートする存在としてAIを捉えることで、「人間が人間らしくあれる社会」の設計図が見えてくるのです。(ターミネーターではなく、ドラえもん的世界観)

    終盤に引用されるレナード・コーエンの詩「There is a crack in everything / That’s how the light gets in(すべてのものには裂け目がある。そこから光が差し込む)」は、完璧じゃない自分にも希望をもたらしてくれるようでした。

    読後、「社会は変わらないもの」ではなく、「変えていいもの」なんだと前向きになれます。未来は誰かが決めるのではなく、私たち一人ひとりが参加して、共につくっていくもの。その出発点に立たせてくれる一冊です。

    0
    2025年05月31日

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