戸津井康之の作品一覧
「戸津井康之」の「終わらない戦争 復員船「鳳翔」“終戦”までの長き航路」「生還特攻~4人はなぜ逃げなかったのか~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「戸津井康之」の「終わらない戦争 復員船「鳳翔」“終戦”までの長き航路」「生還特攻~4人はなぜ逃げなかったのか~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
アジア•太平洋戦争でアメリカに対して重工業力、資源量、科学技術力の全てに劣る日本は、人命を投げ打つ、特攻作戦に手を染めた。空に陸に海に戦闘機やモーターボート、そして爆弾を自らが抱えるなどして、的に対して突っ込んでいくその姿は、我々戦後の平和しか知らない世代からすれば、想像も出来ず、また想像に絶する行為としか思えない。それらはイスラム過激派による車両やハイジャックした民間航空機を使った自爆攻撃にも例えられるなど、今なお、自らの命をも犠牲にする究極の攻撃方法は我々に恐怖感を抱かせる。勿論、現在のテロリズムに基づく攻撃と、かつての特攻を同列で語る事は、亡くなった特攻隊員やその遺族にとって甚だ失礼では
Posted by ブクログ
世界初の空母「鳳翔」は、呉港空襲を生き残り、
戦後、復員船として新たに生まれ変わる。
本書は、海軍通信兵・山本重光の復員船・乗務員としての日々を取材し、
また、同じ任務についていたそれぞれの証言も拾いながら、
復員船に焦点を当てる。
終戦後、海外に残された、日本人は、軍人民間人を合わせ、
660万人が取り残されたという。
当時の日本の人口が7200万人だったことを考えれば
1割にあたる。
山本は「鳳翔」で赤道を8往復し、いわゆる南洋の人びとを救い、
旧満州へも向かう。
「鳳翔」が引退・解体されると、小型の海防船に移り、
復員船の仕事を続けた。
当時ハタチそこそこの若者は、自ら、この道を選ん