作品一覧

  • 生還特攻~4人はなぜ逃げなかったのか~
    4.0
    1巻1,144円 (税込)
    第二次世界大戦末期に日本軍により行われた「特攻」。戦後80年経った現在でも、いまだ定義があいまいなままの「特攻」とは何だったのか。命をかけて出撃し、生きて還ってきた4人の航空兵へ丹念な取材を行い「これまでほとんど誰にも話してこなかった」証言から特攻の真実に迫る。
  • 終わらない戦争 復員船「鳳翔」“終戦”までの長き航路
    4.0
    4万人の日本人を救った、史上最大級の人命救助作戦 戦うための船から、救うための船へ。 昭和20年8月15日、玉音放送。 しかし、世界最古の正規空母「鳳翔」と、若き海軍兵たちの「戦い」は、まだ、終わらない―― 終戦直後、知られざる復員船の激闘を描いた、涙なしでは読めない、感動の戦争ノンフィクション! 凄絶な呉の大空襲を生き残り、戦後すぐに復員船へと転じた、空母「鳳翔」。 日本海軍が誇る伝説の艦がたどった数奇な運命と、その一部始終を見届けた若き海軍通信兵が語る、「果てしない航海」の記録―― 「これだけは伝えたい」 元海軍通信兵・山本重光、96歳。 戦後を強く生き抜いた海軍最後の「語り部」は、私たちに何を残していったのか―― ***** -戸津井康之 とつい・やすゆき 1965年10月4日、大阪府堺市出身。元産経新聞文化部編集委員。 大学卒業後、日本1BMを経て、1991年、産経新聞入社。 大阪本社社会部記者、大阪・東京本社文化部記者、大阪文化部デスク、文化部編集委員を経て2018年に退職し、現在はフリーランスのライターに。 産経新聞記者時代は紙面とネット連動の連載コラム「戸津井康之の銀幕裏の声」 「戸津井康之のメディア今昔」などヒットコンテンツを手掛ける。 2021年8月、長編ノンフィクション『双翼の日の丸エンジニア』(学研プラス)を刊行。 《目次》 はじめに プロローグ 海霧 「幻」の復員船 第一章 凪 日本海軍の最期 第二章 回頭 空母から復員船へ 第三章 抜錨 錨を上げろ 第四章 蜃気楼 天国と地獄 第五章 全速前進 南へ、西へ⋯⋯ 第六章 投錨 「老船」最後の戦い 第七章 転錨 空母から海防艦へ 第八章 宜候 舳先の向かう先 エピローグ 霧笛 「里の秋」 おわりに 主な参考文献 著者略歷
  • 双翼の日の丸エンジニア ゼロ戦と飛燕の遺伝子は消えず
    3.0
    「未来技術遺産」に登録された『ミノルタα-7000』と、伝説のバイク『カワサキZ1』誕生の背景には、知られざる熱いドラマがあった。軍用機設計の巨匠から「負けじ魂」を受け継いだ2人の技術者が、世界を相手に挑み続けた姿を描くノンフィクション。

ユーザーレビュー

  • 生還特攻~4人はなぜ逃げなかったのか~

    Posted by ブクログ

    アジア•太平洋戦争でアメリカに対して重工業力、資源量、科学技術力の全てに劣る日本は、人命を投げ打つ、特攻作戦に手を染めた。空に陸に海に戦闘機やモーターボート、そして爆弾を自らが抱えるなどして、的に対して突っ込んでいくその姿は、我々戦後の平和しか知らない世代からすれば、想像も出来ず、また想像に絶する行為としか思えない。それらはイスラム過激派による車両やハイジャックした民間航空機を使った自爆攻撃にも例えられるなど、今なお、自らの命をも犠牲にする究極の攻撃方法は我々に恐怖感を抱かせる。勿論、現在のテロリズムに基づく攻撃と、かつての特攻を同列で語る事は、亡くなった特攻隊員やその遺族にとって甚だ失礼では

    0
    2025年07月31日
  • 終わらない戦争 復員船「鳳翔」“終戦”までの長き航路

    Posted by ブクログ

    世界初の空母「鳳翔」は、呉港空襲を生き残り、
    戦後、復員船として新たに生まれ変わる。
    本書は、海軍通信兵・山本重光の復員船・乗務員としての日々を取材し、
    また、同じ任務についていたそれぞれの証言も拾いながら、
    復員船に焦点を当てる。

    終戦後、海外に残された、日本人は、軍人民間人を合わせ、
    660万人が取り残されたという。
    当時の日本の人口が7200万人だったことを考えれば
    1割にあたる。

    山本は「鳳翔」で赤道を8往復し、いわゆる南洋の人びとを救い、
    旧満州へも向かう。
    「鳳翔」が引退・解体されると、小型の海防船に移り、
    復員船の仕事を続けた。
    当時ハタチそこそこの若者は、自ら、この道を選ん

    0
    2023年06月27日
  • 双翼の日の丸エンジニア ゼロ戦と飛燕の遺伝子は消えず

    Posted by ブクログ

    日本の誇る零戦や飛燕を開発したエンジニアのDNAが、戦後、カワサキZ1やα-7000に引き継がれた、というモノガタリ。Z1もα-7000も日本の優れた技術力を示す”いかにも”なプロダクトなので、ストーリー的には美しいのだが、開発のエピソードがちょっと薄いのが残念。NHKの”プロジェクトX”のようなスパイスがあるともっと面白かったかも。

    0
    2021年10月21日

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