作品一覧

  • 神道とは何か 増補版 神と仏の日本史

    神道とは何か 増補版 神と仏の日本史

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻1,210円 (税込)
    日本〈固有〉の民族宗教といわれる神道はどのように生まれ、その思想はいかに形成されたか。 明治維新による神仏分離・廃仏毀釈以前、日本は千年以上にわたる神仏習合の時代だった。 本書は両部・伊勢神道を生みだした中世を中心に、古代から近世にいたる過程を丹念にたどる。 近代の再編以前の神をめぐる信仰と、仏教などとの交流から浮かび上がる新しい神道の姿とは。 補論「神道と天皇」を収録し、新たに補注を加えた増補版。 序 章 「神道」の近代 第一章 神と仏 1日本の神 2神と仏との出会い 3神仏習合の発生 4本地垂迹説の形成 第二章 中世神道の展開 1中世神道説の濫觴 2中世神道説の形成と展開 3鎌倉仏教と中世神道 4神観念の中世的変容 第三章 新しき神々 1人神信仰と御霊信仰 2人神信仰の展開 3渡来神と習合神 4女神信仰の展開 第四章 国土観と神話 1国土観の変遷 2中世神話と中世日本紀 3中世神話の諸相 第五章 近世神道へ 1吉田神道 2天道思想とキリスト教 3近世神道の諸相 4国学への道 終 章 「神道」の成立 補 論 神道と天皇 補注 あとがき 増補版 あとがき 参考文献
  • 神道の中世 伊勢神宮・吉田神道・中世日本紀

    神道の中世 伊勢神宮・吉田神道・中世日本紀

    ビジネス・実用

    4.5
    1巻1,650円 (税込)
    神道という言葉が信仰・宗教を指すようになるのは中世であり、仏教の一派ではない独立した神道流派は応仁期の吉田神道に始まる。神仏習合や密教、当時渡来した禅思想を基に続々と神道書が編まれ、神と仏を巡る多様な解釈が生み出された。『古今和歌集』注釈や能などの文芸世界とも相互作用を起こし、神道は豊穣な中世文化の一翼を担っていく。成立時から融通無碍に変化し続けた神道の本質とは何か。最新の研究からその姿に迫る。
  • 電車の窓に映った自分が死んだ父に見えた日、スキンケアはじめました。

    電車の窓に映った自分が死んだ父に見えた日、スキンケアはじめました。

    小説・文芸

    3.7
    1巻1,782円 (税込)
    50歳で初めてスキンケアにチャレンジした著書が、美容の沼にハマるうちに新しい自分と出会っていき……。笑いと感動の美容奮闘記!
  • 日本像の起源 つくられる〈日本的なるもの〉
    値引きあり

    日本像の起源 つくられる〈日本的なるもの〉

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻1,320円 (税込)
    日本とは何か。日本の独自性とは何なのか──。 古代以来、日本人は〈日本文化論〉を繰り返してきた。 神国思想、中国へのアンビバレントな意識、遠きインドへの憧憬。 空想と現実、劣等感と優越感、自国肯定と排外意識のあいだで 〈日本的なるもの〉をめぐるイメージは揺れつづける。 吉備真備の入唐説話から、天竺を目指して死んだ高丘親王、 空海いろは歌作者説、やまとだましひと肉食忌避まで。 圧巻のスケールで描く「日本の自画像」千年史。

ユーザーレビュー

  • 神道とは何か 増補版 神と仏の日本史

    Posted by ブクログ

    古代における神祇祭祀の起こりから、神仏習合を前提とした中世神道の展開、教理化と仏教からの自立の先にある近世神道への推移と国学の成立までを通史的に追う内容。天皇との関係を示す補論を含め、時代と共に変容を続ける姿が興味深い。

    0
    2026年01月23日
  • 電車の窓に映った自分が死んだ父に見えた日、スキンケアはじめました。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    美容本だけあって、類書によく見られるような、「著者のスキンケアの方法」や、「ふだん使っているスキンケア製品」といった、いわば「ハウツー」に当たるトピックもそれなりに書かれているのですが、本書のほんとうの見所は、予備知識ゼロの状態の著者が美容の世界に分け入り、その魅力にどんどんはまっていく一部始終を、著者といっしょになって体験できるところにあると思います。

    その探究の遍歴は、本書の目次に配された「ドラッグストアを探検だ」「初めてのデパコス」をはじめとする魅力的な見出し(=50代男性がデパートのコスメ売り場をひとりで訪ねるなんて、どれだけ勇気がいることでしょう!)を一読するだけでも窺い知ることができますが、一冊を通して読んでわたしが個人的に面白いなと感じたのは、それまでスキンケアとは無縁に生きてきた、美容業界からすればアウトサイダーとも言える著者が筆を執ることによって生じる、他の美容本には見られない、独特でユーモラスな視点です。

    たとえば、スキンケアをよく知らない読者に「化粧水とはなにか」を解説する文章は、以下のような調子になっています。

    —————
    「化粧水 ネーミングはわかりにくいが、保湿用の液体である。なぜ「化粧水」という名称で呼ばれるのかは不明。スキンケアをよく知らない男性だと「俺は化粧をしないから、化粧水はいらない」と考えている場合があるが、化粧(メイク)と化粧水にはほぼ関係がないので、その点は気にせずに使ってよい。」(p.47)
    —————

    この部分を読んで、わたしは忍び笑いが止まりませんでした。

    まず、化粧水を「保湿用の液体である」と言い切る、その淡白な口調の選択が面白い。たしかに、化粧水には魅力的な「有効成分」がいくつも含まれていて、それがわたしたちにさまざまな「美肌の夢」を見させてくれるわけですが、スキンケアをよく知らない人にその機能の本質を煎じ詰めて伝えようとすると、「保湿用の液体」になってしまう。「化粧水」という言葉がもつ華やかなイメージと、その簡素な説明とのギャップにやられました。

    そして何より秀逸なのが、「ネーミングはわかりにくいが」という書き出し部分。

    化粧(メイク)とほぼ関係ないはずの「保湿用の液体」が、なぜ「化粧水」と呼ばれるのか……。たしかにわかりにくい!

    わたしはこの解説に何度も笑わされたのですが、著者のある種おどけた言い回しの裏側には、「スキンケアをよく知らない男性」が最初に抱えるであろう戸惑いに対する、著者からの共感と思いやりがあふれているように思います。

    わたしも今となっては「保湿用の液体」を常用するようになりましたが、生まれて初めてドラッグストアのスキンケアコーナーに足を運んだときには、なんともいえない無力感を抱かされたことをよく覚えています。

    陳列棚に所狭しと並ぶ化粧水・乳液・美容液の数々。どれも似たりよったりに見えて、どうも何かが違うらしい。けれど、結局どれを購入すればよいのかわからない。そして、わからないがゆえに、何も買わずに(買えずに)店をあとにする……。こんなことがたびたびありました。

    当時は「簡単な『買い物』すらできないなんて……」とすっかり気を落としたものですが、そうさせたほんとうの原因は、スキンケア用品の「ネーミングのわかりにくさ」にあったのかもしれません。ドラッグストアの帰り道に感じた、だれに訴えるともない「やりきれなさ」がゆっくりと癒やされていくような気がして、この一節をきっかけに、著者のことが一気に好きになってしまいました。

    ふだんは映画や文学の批評を生業にしている著者らしく、全編を通じてみずみずしい筆致でスキンケアへの傾倒ぶりが描かれていて、とにかく「読ませる」作品です。

    これからスキンケアを始めたい人にとっては簡単な手引書の役割を果たすでしょうし、すでにスキンケアが日常の一部に溶け込んでいる人にとっても、スキンケアの新鮮な喜びに立ち返るきっかけをくれる、優れたエッセイだと思います。ぜひご一読ください。

    0
    2024年10月27日
  • 電車の窓に映った自分が死んだ父に見えた日、スキンケアはじめました。

    Posted by ブクログ

    新しい世界の扉を開けたときのワクワク感が伝わってきて、とても楽しかった!

    美容液が、「スキンケアの娯楽性、エンターテイメントの部分を担う」というフレーズに、確かに…!となった。伊藤さんの文化系ならではの例え話もおもしろい。

    伊藤さんの周りの方たちもとても素敵。人の「やりたい」とか興味をただ受け入れること。すぐに茶化したり揶揄ったりしてしまうけど、本当に「毒」だ。
    男性の良くない同調圧力…。なぜ全員で地獄に進もうとするのか。人生をもっと楽しく自由に生きるヒントをもらえた。

    0
    2024年04月19日
  • 神道の中世 伊勢神宮・吉田神道・中世日本紀

    Posted by ブクログ

    仏教を取り入れることによる神仏習合から始まった中世神道が、中世日本紀や古今伝授のような中世の文芸の秘説と相互に影響し合って展開していくさまが興味深い。

    0
    2020年05月18日
  • 日本像の起源 つくられる〈日本的なるもの〉

    Posted by ブクログ

    現代へと繋がる<日本的なるもの>がいかに形成されてきたのか、自国意識や対外感情、文字文化や<武>認識といった各テーマについて、その変遷の経過を追う内容。全体に通底する視点である三国世界観の影響の大きさが印象的だった。

    0
    2026年02月17日

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