作品一覧

  • なにしに ここへ
    -
    1巻1,210円 (税込)
    祈りを宿した詩が、つまずき惑う心を柔らかく包む。葉のモノクロ挿絵が静かに寄り添い、日々に散る息づかいをすくい上げながら、「いのち」の本質と生きる意味を静かに問い直す、珠玉の詩集。人生の岐路に立つすべての人へ、心の奥の声を呼び覚ますように、優しい語りが胸にそっと灯をともす。全46篇を収録。

    試し読み

    フォロー
  • おばあちゃんの隣りで ──見守られて育つ時間
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    あのときも、あのときも、おばあちゃんはずうっと隣りにいてくれた――。真正面から見つめあうのではなく、遠くから眺めるのでもなく、子どもにただ寄りそって、なだめ、励まし、ゆったりと教え諭す、そんな人の存在が、お母さんと子どもの息苦しさをゆるめ、からまった気持ちに風を通してくれる。家族みんなの胸がじんわり熱くなる、心の深呼吸エッセイ。
  • 浜 文子の「作文」寺子屋
    -
    詩人・エッセイストの著者が、独自の作文指導・方法論をつづった実践記録。育児論を展開してきた著者による、言語教育に対する家庭の役割や、作文教育への一工夫の提案などが語られています。 読み進めるほどに、「えっ、これで本当に子どもたちは本当に作文が書けるようになるの?」「こんな方法論もあるのだ」と気づく、作文指導の新しい景色に出会える一冊です。──始めたきっかけは、私の著書の昔からの読者だったお母さん方の「子どもが作文が苦手で困っている」との訴えだった。ちょうど、その頃、私は週2回のペースで地方の私立高校で、国語科の特別講座を受け持ち「書くこと、表現すること」の実践を通し、十代の子たちに向き合っていた。それが一段落し、「小学生のうちに書くことに対して身構えたり、億劫がったりしない気持ちを育てたい」と思う気持ちが強くなっていた。そこで地域の公民館の一室で、受講を希望する子どもたちに私個人のオリジナルな方法で「書く」という行為に向き合い馴染んでもらうことにしたのだった。私自身はこの「場」を「文章表現学び合い寺子屋」、略して「寺子屋」と名づけてきた。(「はじめに」より)
  • 信じる力 生きる力
    4.5
    1巻990円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 全ての悲しみ、苦しみから解き放たれる。 人は本当に辛いとき、救われる言葉を捜し求めている――、詩人・浜文子は、自ら死と向き合ったとき、言葉の持つ大きな力を感じ、ほとばしるほどの言葉の渦に身を投じ、奮い立たされたという。長年、育児、教育、妊産婦、介護の現場に赴き、人の生死病労に向き合い、独自の視点で執筆活動を続け、常に自分の思いを言葉にして発信を続け、自らだけでなく、多くの人を救ってきた。人は豊かになり、便利なものを追い続け物質的に豊かな生活を望んできたが、自ら悩み悲しみと向き合う力を失ってきてしまったと肌で感じるという。問題に突き当たれば、手っ取り早く専門書を開き、カウンセラーの扉を叩く。本当に救われる力とは、涙の底から湧き出る力しかないのだが。泣きたい人、苦しんでいる人、悲しい人、困っている人、悩んでいる人、憎んでいる人、叫びたい人、許したい人、詫びたい人、眠れない人、死にたい人、生きたい人、願いのある人・・・すべての人に贈る究極の救われ本。ほかの癒し本は、もういらない。本書だけが、自己を見つめ、心と向き合い、涙し、何度でも立ち上がって前に進もうとする力が芽生え、気付かぬうちに人間の本来の心が育っていきます。
  • 母の道をまっすぐに歩く
    4.0
    母を旅する女性へ、心に響く言葉の贈り物。 「より良いゴールへと目標に向かって歩く道は、歩き方ばかりに捉われがちになります。けれども、歩き方すら知らない道は足許の小石にも目が行き、傍らの花にも心が動かされ、小さな発見を追って、珍しがり、面白がり、感心したり、驚いたりしているうちに、そのような歩き方、生き方それ自体が<私>という者をかたち作っていったのでした」(本文より) 育児に悩みながら「母という旅を続ける」女性たちに永年にわたり寄り添い、はげまし続けてきた詩人・浜文子さん。雑誌edu創刊号(2006年4月号)から2013年1月号まで連載された、浜さんのエッセイ『母を旅するあなたへの手紙』の中から、母として生きる心構え、子育てに悩む母親たちへのエールなど、心に留めておきたい言葉を見出しとしてピックアップし、アンソロジー風に再編集しました。新米ママや子育てに悩む母親たちはもちろん、子どもを幸せにしたいと願うすべての母親たちへ向けた心に響く応援エッセイです。
  • 文章力!
    4.0
    1巻1,386円 (税込)
    どの子も作文が書けるようになる! 子どもは作文が苦手、どうやって書かせたらよいのかわからない、そんな保護者の声をよく聞きます。 ある図書館では、夏休みに入ると「作文の書き方」についての書籍がよく借りられるとか。 子ども向けの作文の書き方についての書籍は山のように出ています。試験でよい点を取るため、教師に受けのよいの技巧的な方法は学べるでしょう。その結果、多くの「作文ぎらい」の子どもを育てている結果となっています。本来、文章を書く、言葉を紡ぐということは、その人の内面から湧き出るもので、技巧的に学べるものではありません。心がどう感じ、どう考えたのか、これこそが書き表すということの本質です。 子育ては、言葉を授けることが仕事。ですから子どもの書く力は家庭でこそ伸ばせます。 エッセイスト浜文子さんは、長年、そんな思いで子どもの作文教室を行っています。「作文はきらい、苦手」と言っていた子どもが、みるみるうちに作文を書くようになるとか。浜さんが作文教室で行っている課題の出し方の工夫、言葉の引き出し方のほか、作文教室でのエピソードや子どもの楽しい作文を紹介し、保護者が日常的に子どもの語彙力を高めるための工夫を紹介します。
  • 祝・育児 ~おめでとうございます。親子の物語がはじまっています。~
    5.0
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 子育てに疲れたときに、そっとひもとく本。 育児に悩みながら「母という旅を続ける」ママたちに永年にわたり寄り添い、はげまし続けてきた詩人・浜文子さんのエッセイ。「子育て時代」を、母として、女性として、人間として成長するチャンスと提案します。

ユーザーレビュー

  • 文章力!

    Posted by ブクログ

    教師自身が「子どもは自らを律して成長する力を持っている」と信じて指導しなければならない。
    決してこちらの意見を押し付けてはならず、子どもの内側から出る気持ちを尊重する。深い問いかけを繰り返すことで子どもの内側にある考えや気持ちを導き出せるように働きかける。
    指導のポイントとして、課題を提示してテーマだけを与えて、タイトルも自分でつけてもらう。
    書くことは自分とじっくり向き合うこと。
    自由に思うことを書いてよいのだし、他の人と違って当たり前で、それでいいのだということを伝えたい。
    情景を書けるようになる訓練も必要で、教師はそのための課題を工夫して設定していかなければいけない。
    さまざまな視点を与

    0
    2021年03月19日
  • 祝・育児 ~おめでとうございます。親子の物語がはじまっています。~

    Posted by ブクログ

    出産後2〜3週間の、一番精神的につらかった時期に読み、楽になりました。

    肩肘張らないで、楽しみながらゆったりと育児をするためのエッセイがたくさん載っています。

    出産祝いにいただきましたが、私も友人に贈りたいですね。

    0
    2011年08月19日
  • 信じる力 生きる力

    Posted by ブクログ

    人生の様々な経験を経ても尚、癒されぬ思いを抱えている方にオススメです。深く優しくそして寄り添いながらも人生の在り方を紐解いてくれるような言葉の数々です。

    0
    2011年08月18日
  • 信じる力 生きる力

    Posted by ブクログ

    生きる中で起きる悲しみを
    まるごと肯定して生きるための価値を作り出す。
    作者のその発想にあふれた力強い言葉に出会えました。

    別れの悲しみがあるのは
    出会いの喜びがあったから。
    そう思えると確かに感謝できるかも。

    あとうまくいかないことは
    少しやり方を変えることでよくなるもの、という視点も学べた

    また人は幸せの時よりも
    悲しさや苦しさのなかで
    深く強く優しくなれる、と。

    0
    2023年02月03日
  • 母の道をまっすぐに歩く

    Posted by ブクログ

    エッセイ集でした。
    母になって、母として子を育てる心得が詰まってました。

    私が初めて出産したとき、喜びもあったけど自分のお腹からいなくなってしまった喪失感や寂しさがあり、喜び100%じゃないことが母親としておかしなことだと感じたのを思い出した。急に母親になった戸惑いやプレッシャーを感じていた時に読んでたら泣いただろうな。

    私と娘の関係がこの後どうなっていくのかが楽しみになったかな。(もちろん息子の関係も大事だけど)


    以下、本文を読んでメモ書きしたもの。

    幼児の『イヤイヤ期』→『メルヘン期』
    お母さんになりたての『産後うつ病』→『母・初舞台期』『人生ポイント切り替え期』
    と呼んでみる方

    0
    2021年10月17日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!