【感想・ネタバレ】文章力!のレビュー

あらすじ

どの子も作文が書けるようになる!

子どもは作文が苦手、どうやって書かせたらよいのかわからない、そんな保護者の声をよく聞きます。
ある図書館では、夏休みに入ると「作文の書き方」についての書籍がよく借りられるとか。
子ども向けの作文の書き方についての書籍は山のように出ています。試験でよい点を取るため、教師に受けのよいの技巧的な方法は学べるでしょう。その結果、多くの「作文ぎらい」の子どもを育てている結果となっています。本来、文章を書く、言葉を紡ぐということは、その人の内面から湧き出るもので、技巧的に学べるものではありません。心がどう感じ、どう考えたのか、これこそが書き表すということの本質です。
子育ては、言葉を授けることが仕事。ですから子どもの書く力は家庭でこそ伸ばせます。
エッセイスト浜文子さんは、長年、そんな思いで子どもの作文教室を行っています。「作文はきらい、苦手」と言っていた子どもが、みるみるうちに作文を書くようになるとか。浜さんが作文教室で行っている課題の出し方の工夫、言葉の引き出し方のほか、作文教室でのエピソードや子どもの楽しい作文を紹介し、保護者が日常的に子どもの語彙力を高めるための工夫を紹介します。

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Posted by ブクログ

教師自身が「子どもは自らを律して成長する力を持っている」と信じて指導しなければならない。
決してこちらの意見を押し付けてはならず、子どもの内側から出る気持ちを尊重する。深い問いかけを繰り返すことで子どもの内側にある考えや気持ちを導き出せるように働きかける。
指導のポイントとして、課題を提示してテーマだけを与えて、タイトルも自分でつけてもらう。
書くことは自分とじっくり向き合うこと。
自由に思うことを書いてよいのだし、他の人と違って当たり前で、それでいいのだということを伝えたい。
情景を書けるようになる訓練も必要で、教師はそのための課題を工夫して設定していかなければいけない。
さまざまな視点を与えて豊かな表現ができるように援助したい。

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2021年03月19日

Posted by ブクログ

書くことは考えること。書くことは自分自身に問いかけること。読んでてなるほどと思うことも多かった。が、本当にしんどい子たちには、なかなか伝わらない気もする。言葉寄せ、一つのことを色々な言い回しで伝えるは教室に転用できそう。書いたことから子どもの今を見取る力はつけていきたい。

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2021年02月07日

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