図解入門ビジネス
最新 目標管理フレームワーク OKRの基本と実践がよ~くわかる本
著:Resily
紙版
PDCAや、OODAとならんで、目標管理のためのフレームワークの一つが、OKRである
OKRとはずばり、1つの最重要なことを、組織みんなで達成するための方法論だと感じました。
なぜ、PDCAやOODAではいけないのかといった疑問がわいてきたが、OKRの利点、OKRがもっとも有効である状況といった項目は見当たらない。
自分なりに考えた結論は、OKRは、1つの集団・組織でもっとも大切である1つのことを達成するための方法であるということだ。集団・組織がばらばらでは目標達成はおぼつかない...続きを読む 。
その大きな特徴とは、「アライメント」だ。OKRでは、全員がひとつの方向へと向く。だ。
そのために、高い目標を設定し、だめでもその70%が達成できればよしとする。
複数の目標もつ集団・組織では、こうはいかない。OKRが使えるのは、プロジェクトタイプの組織とみた。そして、全員が一丸となってその課題に取り組み、驚異的な成果を上げる。これがOKRであると理解しました。
気になったのは、以下です。
OKRとは
Objective:ビジョンの実現に貢献する、1つの野心的な目標:定性的
Key Results:計測可能な、N個の、主要な結果:定量的
の組み合わせである
OKRの4つの威力
フォーカス:1つの戦略にフォーカスする
アライメント:全員が同じ方向を向く
ストレッチ:高い目標を設定し、成果を生み出す
トラッキング:結果を定量的に計測する
OKR導入フェーズ
本当に一番大事な目標を経営陣が意思をもってきめる
フェーズ①:ビジョンをストレッチ:企業の目標が決まっている
フェーズ②:何に集中すべきかを決める「フォーカス」:各部門で目標設定ができている
フェーズ③:トラッキング:主要な結果を定期的に測定:事業目標と自部門や自分への期待を理解している
フェーズ④:アライメント:自部門、他部門の役割を組織のダイナミクスの中で再発見する
継続的パフォーマンス管理
1on1:上司と部下が1対1で、フィードバック、個人面談を行う
360°評価:組織のあらゆる部署の人々とオープンな対話
承認:会社の目標、戦略、成果を互いに認め合う
野心的な目標
ムーンショット:300%の目標をたてて、仮に150%しかいかなくても、100%よりは、確かに伸びている
ルーフショット:100%の目標達成がきめれているコミットメント目標を達成する
OKR定着の5つのフェーズ
学習フェーズ
OKR推進チーム組成フェーズ
パイロットチーム運用フェーズ
型作りフェーズ
→全社運用へ
チームOKRの運用イベント
チェックイン:進捗、小ゴール、優先事項の確認など
ウィンセッション:成果の共有
コンフィデンスMTG:課題の解決
中間チェックイン:チーム間の認識のずれの修正
OKR結果レビュー:目標との差異の確認、達成度、ふりかえり
OKR運用改善MTG:OKR方針、運用ガイドラインの見直し、ふりかえり
OKRの階層 期間
全 社:1年
事業部:半年
自部門:四半期
OKRの導入効果
プロジェクト全体を俯瞰できるようになった
自分の仕事が何に貢献しているのかを理解できるようになった
仕事をやり切ったという達成感
目次
第1章 OKRとは
第2章 OKRをはじめる前のポイント
第3章 OKRの実践
第4章 OKR設定のためのワークショップガイド
第5章 OKR仮想導入事例
第6章 OKR導入事例
ISBN:9784798060958
出版社:秀和システム
判型:A5
ページ数:200ページ
定価:1600円(本体)
2020年12月25日第1版第1刷