作品一覧

  • ヤマケイ文庫 雪原の足あと
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 友人たちとの朗らかな山行、アイヌの老人との交友、北海道各地へのスケッチの旅などを通して、原野と山脈への変わることのない深い愛情が、力強い山岳画や植物のスケッチとともに綴られる。 ■内容 晩秋の日高連峰/春の日高連峰/ポロシリの歌声/又吉物語/初夏の南日高 しらねあおい/吹雪の結婚行進曲/九の沢カールのケルン/五月の五色ガ原からみたトムラウシ/然別湖と西ヌプカウシ えぞにう/雪原の足あと/春の暑寒別山群/十二月の身辺雑記/原野と日高の山波 へびのたいまつ/ばあそぶとぢいそぶ/広尾又吉の死/夢の白鳥を訪ねて/早春の天狗岳を眺めて すみれ/流氷と氷原を訪ねて/利尻富士の遠望/熊獲りの弥次馬になった話/僕の個展
  • ヤマケイ文庫 山・原野・牧場
    5.0
    1巻990円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 北海道の大地に生き、日高の山々を愛した画家・坂本直行の若き日の画文集を文庫化。 昭和初期、日高山脈を望む十勝平野の開拓牧場で、厳しい開墾労働の日々をおくりつつ、 家畜や野生動物との触れ合い、開拓農民の生活、終生愛し続けた原野の自然と日高の山々への思いを、みずみずしい筆で描く。 ■著者紹介 坂本 直行(さかもと なおゆき) 1906(明治39)年生れ。北海道大学農学部実科卒業。在学中は山岳部員として活躍。 30(昭和5)年北海道に帰り、広尾で友人が営む野崎牧場で働く。 36年同町下野塚の未開拓地に入植し開拓に従事。困難な生活の余暇に日高など北海道の山野を主題に、絵筆をとり続け、雑誌「山」などに作品を掲載する。 60(昭和35)年、山岳画家として立ち、農業から離れる。 著書に『山・原野・牧場』『雪原の足あと』『開墾の記』ほか。 82(昭和57)年逝去。
  • ヤマケイ文庫 原野から見た山
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 北の大地に生き、日高の山々を愛した画家の代表的画文集。 待望の文庫化。 北海道の大地に生き、日高の山々を愛した画家の代表的画文集。 若き日の山の追憶から昭和三十年代の紀行までの二十六篇を、力強く明快な山岳画や植物のスケッチとともに収録する。 開拓期の北海道の山や原野、開拓農民、造材労働者、アイヌの人たちなど、 北の大地とそこに生きる人々の姿がユニークな視点から生き生きと描かれた、北海道の山の文化を代表する名著。 ■著者紹介 坂本 直行(さかもと なおゆき) 1906(明治39)年生れ。北海道大学農学部実科卒業。在学中は山岳部員として活躍。 30(昭和5)年北海道に帰り、広尾で友人が営む野崎牧場で働く。 36年同町下野塚の未開拓地に入植し開拓に従事。困難な生活の余暇に日高など北海道の山野を主題に、絵筆をとり続け、雑誌「山」などに作品を掲載する。 60(昭和35)年、山岳画家として立ち、農業から離れる。 著書に『山・原野・牧場』『雪原の足あと』『開墾の記』ほか。 82(昭和57)年逝去。

ユーザーレビュー

  • ヤマケイ文庫 原野から見た山

    Posted by ブクログ

    坂本直行さんのファンになってしまった。
    戦前の山旅。積雪期の過酷な山旅含まれるであろうに、坂本さんのユーモラスな語り口からは長閑な山旅の愉しさの気配しか伝わってこない。山仲間や登場する人達もどこか可笑しく親しみが湧く。
    挿絵の山や花も作品を温かなものにしている。

    2025.8.5

    0
    2025年08月06日
  • ヤマケイ文庫 山・原野・牧場

    Posted by ブクログ

    北海道銘菓メーカー「六花亭」の包装紙でおなじみ坂本直行氏の詩画集。
    帯広市にある「六花の森」の敷地内には直行さんの記念館が点在していて、作品や生涯を歩きながら追うことができる。山の夜明けを描いた油絵の発光するような美しさ、自然の中に在る孤独の豊かさ。最期の作品を掲げた小屋に流れていたシューベルトの「冬の旅」、あの音楽があんなに似合う場所は他にない。

    四季をテーマにした随筆、無骨でリアル、でも硬くはない、湿気の少ない筆致。十勝の四季。雪の匂い、春の匂い、薪を焚く匂いがよみがえる。方言で交わす農夫や郵便夫との会話、牧場の仕事、家畜たちのにぎやかさ。娯楽ではなく生活に必須な移動手段としてのスキー、

    0
    2025年06月05日
  • ヤマケイ文庫 雪原の足あと

    Posted by ブクログ

    坂本直行さんの展覧会が道立帯広美術館で開催されていたのを見たばかり。ここで見た絵や、直行さんの直筆原稿、スキーや絵の具箱、イーゼルなどを見た後で、思い出しながら楽しく読んだ。

    毎回ながら、ヤマケイ文庫として直行さんの本を立て続けに復刊してくれることを、まず感謝したい。

    時代というのだろうか、直行さんの登山は今では考えられないくらい豪快だ。スケッチブックを携えて、長靴にスキー、キャンバスのリュックにテント。飯盒で米を炊き、酒も大いに楽しむ。
    暮らしの厳しさの中にも楽しみがあり、地元のアイヌ老人との交流や、人々とのエピソードも、ユーモアを交えて語られている。タフの塊のような直行さんを支えた妻と

    0
    2024年03月03日
  • ヤマケイ文庫 雪原の足あと

    Posted by ブクログ

    星野道夫さんの旅する木に登場する坂本直行さん(そして又吉老人)があまりにも魅力的で、思わず本屋へ走って手に入れた本。アラスカで見た原野が坂本さんの描くカールに通ずるものがあり、いつか自分の目で見てみたい場所が増えました。大好きな六花亭の包装紙を描いたのも坂本さんということを知り、そこが繋がるのかーの瞬間があるからたまらないです

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    2025年01月07日
  • ヤマケイ文庫 原野から見た山

    Posted by ブクログ

    十勝に暮らし農業を営む筆者。独学の写生と北海道の山の画文集。

    何とも味のある絵が想像力をかきたてる。北海道の山に行く時には是非お供に。

    こういった絶版本を復刊してくれるヤマケイ文庫は本当にありがたい。

    0
    2021年12月01日

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