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「asako」の「明日へのたね蒔き」「心地よい居場所をつくる 暮らしの愛用品」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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小説・文芸
Posted by ブクログ
筆者は、自然のリズムに合わせて生活している。
私自身も都内から田舎へ移り住んでみて感じるのは、自然に合わせて暮らすことの心地よさだ。体への負担が少なくなり、無理をしすぎない感覚が自然と身についていった。暖かい日には体がよく動き活動的になり、寒い日や雨の日には静かに過ごす。そうした当たり前のリズムに身を委ねることが、自分を大切にすることなのだと40歳を過ぎて初めて深く理解できたように思う。
もちろん、天候に関わらず動かなければならない日もある。それでも、「本来は休んでもいい日なんだ」と思いながら自分をいたわる視点を持つことで、以前のように無理を重ねることは減っていった。
筆者の晩酌の時間はとても魅力的。これぞ、至福の時…というのがひしひしと伝わってきた。
この本にははっきりとは書かれていないが、筆者にはミニマリスト的な価値観が根底にあるように感じた。「自分の暮らしに何が必要か」を軸に、ものを丁寧に選び取っている姿勢が印象的である。筆者が暮らしている家は、見方によっては古く、収納などに不便さを感じる部分も多いはずなのに、ものが多くないのでそこに不自由さではなく趣きを見出している。古い家のデザインを観察して面白がり、楽しむ姿勢にも惹かれた。
毎日の食事や洗濯、掃除といった何気ない家事の中に、ふと「心地いい」と感じる瞬間があるという感覚には強く共感した。小さなよろこびの積み重ねが、日々の満足感や「幸せ」につながっていくのだと思う。
必ずしも田舎で暮らさなくても、自然に耳を傾け、そのリズムに合わせて動くことはできるし、環境に関わらず、意識ひとつで暮らしは自分が心地よいように整えていける。私の今の家は、結婚してから三つ目。過去の二つの家も、それぞれに心地よさがあり、大好きだった。暮らしの微調整を重ねていく過程そのものが、自分にとっての一番の趣味であると改めて感じた。