プロ作家・脚本家たちが使っている シナリオ・センター式 物語のつくり方
著:新井 一樹
出版社:日本実業出版社
脚本、小説、自分史、マンガ原作を書くために役に立つとありました
ちょっと開いて、これは、買い間違ったなと思いましたが、いちおう目を通してみました
第一感は、これは構造物、アーキーテクトだと思いました
建築物、そして、情報システムのような緻密で、幾層にも積みあがった建物のイメージです
物語のエッセンスを抜き出してみると、以下のようになります
■基本構想:何を書くか×どう書くか=面白い物語
逆に面白くないものはどういうもの⇒創作の地図をもっていない
①アイデア倒れ
②キャラクタがぶれている
③主人公のアクション・リアクションがありきたり
④主人公が目的に向かっていない
⑤主人公が困っていない
⑥問題が単調、極端
⑦クライマックスで盛り上がらない
■物語の姿とは
・何を書くか×どう書くか=面白い物語
・ストーリーは、パターンである ストーリーは21のパターンである
・物語とは、ストーリと、ドラマの2つでできている
・ドラマは、シーンで描かれる
・ドラマとストーリーのネスティング
・ストーリー⇒ストーリライン⇒シークエンス⇒シーン⇒アクション・リアクション
・ストーリー:出来事を伝えているだけである
・ドラマ:出来事ではなく、人間を描いています
・アクション・リアクションをおもしろくしているのは、キャラクター(=登場人物らしさ)
おもしろい物語の条件
⇒ キャラクタが魅力的
⇒ アクション・リアクションに魅力
⇒ シーンにドラマが描かれている
⇒ シークエンスがドラマチック
⇒ ストーリラインがドラマチック
⇒ ストーリーがドラマチック
⇒ だから、物語が面白い
■創作の地図
物語は3つのパートからできている
①物語の設定を考える
・世界観を考える
・頭の整理をする
・天地人
天:時代・情勢
地:舞台の場所・土地
人:登場人物
②登場人物と構成を練る
③シーンを描く
創作の地図
テーマ
モチーフ
素材(天地人)
構成(ストーリ⇒ストーリライン⇒シークエンス⇒シーン)
物語づくり
①物語の設定を考える:大の発想
②登場人物と構成を練る:中の発想
③シーンを描く:小の発想
■①物語の設定を考える
テーマ×モチーフ×素材=面白い物語の設定
テーマ
①ひと言で言えること
②1つであること
③無言で言えること(明示してはいけない)
モチーフ(着想)
①ジャンルから
②〇〇モノ
③自分起点法
④事実から発想(新聞切り抜き法)
⑤あべこべ法
素材
①天 時代・情勢
②地 場所・土地
③人 登場人物
■②登場人物を練る
キャラクタが生み出す悲劇
キャラクタから物語のアイデアが湧いてくる
登場人物に感情移入する
キャラクタの3つの軸
①性格 シンプルに、そして、途中で、変えてはいけない
②憧れ性 内面的な気質を考える
③共通性 読者との距離を縮める
ラフな履歴書を作ってみる(全部埋めなくてもいい)
①キャラクタの軸
②精神・内面
③特徴・嗜好
④容姿・生活
⑤エピソード
登場人物は欲をもっている
①社会的欲望
②個人的欲望
③生理的欲望
主人公に秘密を持たせる
主人公と、脇役たちに関係性をもたせる(社会的関係性、内面的関係性)、人物の関係図を作る
登場人物は3種 主人公、脇役、端役
■②構成を練る
構成は、創作における唯一のロジカル思考
構成を摘過去成せれば、誰でも、何度でも、最低限、面白い物語が作れる
構成とは、序破急、起承転結、三幕構成法
起承転結は、転⇒結⇒起⇒承 の順で考える
①転 テーマを伝えること
②結 テーマの定着と余韻
③起 伝えることがたくさんある
④承 主人公を困らせる
起 10% 承 80% 転結 あわせて、10% のボリューム感
箱書をつかって構成を立てる
大箱 起承転結
中箱 シークエンス
小箱 シーン
■③シーンを描く
面白いシーンを書くには
①人間が欠けているか
②次のシーンが見たくなるか
③画になるか
シーンのキモは、登場人物のキャラクター
①柱 カメラの置く場所の指定・照明の指定
②登場人物の動作・しぐさ・状況
③登場人物のセリフ
セリフの機能
①人物の心理・感情をあらわす
②事実を知らせる
③ストーリーを進展させる
シーンには変化が必要
①感情の変化
②行動の変化
③人物同士の関係の変化
④状況の変化
主人は常に動いていなければならない
①行動している
②感情が動いている 等々 ……
目次
はじめに あなたのための創作講座が、始まります
序章 創作の地図を手に入れよう
第1章 物語の姿を知ろう
第2章 物語の設定のつくり方
第3章 登場人物のつくり方
第4章 物語の構成の立て方
第5章 シーンの描き方
第6章 物語の活かし方
おわりに 創作講座はおしまい。あなたの創作は続く
ISBN:9784534060297
判型:4-6
定価:1600円(本体)
2023年08月01日 初版発行
2025年04月10日 第9版発行