作品一覧 2023/08/24更新 自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く 試し読み フォロー 自閉症は津軽弁を話さない リターンズ 「ひとの気持ちがわかる」のメカニズム 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 松本敏治の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く 松本敏治 書店で最初の"発端"を読んでその文のおもしろさに惹かれ、購入して読み終わったあともいい本に出会ったなぁとしみじみ感じました。 自閉症の子どもがどうして方言を使用しない(覚えない?)のかという疑問を、地元の身近なところからもっと広い範囲へ、内容へと突き詰めていく過程がとてもおもしろかったです。 また要...続きを読む所要所で出てくるたとえ話が的確でわかりやすいのもよかった。 何気なく使っている日常の言葉にもいろいろなルールや特色があること、コミュニケーションをとる上で細やかな気遣いや心の機微で言葉が成り立ってることがよくわかる一冊でした。 Posted by ブクログ 自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く 松本敏治 自閉スペクトラム症(ASD)の子が方言を話さないというのは、自身の息子の印象とも合っており興味深く読んだ。 息子は小1で三語文程度の発語はあるが、本書に書かれているようにビデオや本からその場に応じたセリフを抽出したような話し方をする。 そのような現象が、ASDが持つ意図理解の困難さに起因するという...続きを読む説が述べられていて、なるほどと思った。 本書の段階ではまだ仮説の段階のようだが、言語能力障害の原因の検証が進むことを願っている。そして、息子とのコミュニケーションがもっと取れるような日がくればうれしい。 次は本書の続編の「リターンズ」を読んでみる。 Posted by ブクログ 自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く 松本敏治 業界の中では以前から知られていることでも、実は体系的に証明も分析もされていないような、いわゆる暗黙知に取り組んだ物語として読んだ。 自閉症や方言についてだけでなく、色々な分野に当てはまる話だと思う。 Posted by ブクログ 自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く 松本敏治 障害児教育に関わる国語科教員免許保有者としては、どの角度から見ても興味深い内容だった。 言葉のもつ役割、そこにある意図、意図のやりとり、その結果としてのコミュニケーション、その表層にある方言… 現場の経験値と研究の見地がいい形で交わった結果の産物。 もし「やっぱ自閉症って津軽弁しゃべんねんじゃ...続きを読むね」が妻の発言じゃなかったら、筆者もここまでの(10年も!)研究に至らなかったのではないか? 言葉とコミュニケーションについても自閉スペクトラム症についても理解が深まる一冊。 Posted by ブクログ 自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く 松本敏治 精神疾患と言語・方言の関係というユニークな研究。奥様とのやり取りから研究が始まるところがリアルというか、面白いというか、・・・うまく言語化できませんが、親しみが持てる本です。内容も勿論興味深いです。 Posted by ブクログ 松本敏治のレビューをもっと見る