作品一覧

  • レイラの最後の10分38秒
    4.1
    1巻2,530円 (税込)
    1990年、トルコ。イスタンブルの路地裏にあるごみ箱の中で、娼婦が息絶えようとしていた。死後も続く10分38秒間の意識の中で、彼女は、5人の友人とひとりの最愛の人と過ごした日々を思い出す。居場所のない街の片隅でみつけた、汚れなき瞬間を映し出した物語

ユーザーレビュー

  • レイラの最後の10分38秒

    Posted by ブクログ

    死ぬ時ってこうなのかな、とまだ見ぬ死に思いを馳せた。ファンタジーだけど、こうなるといいな、私はレイラみたいに寛容に生きてるかな、って反省した 90

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    2023年12月28日
  • レイラの最後の10分38秒

    Posted by ブクログ

    10分38秒のあいだ— 心臓の動きが止まった後も意識は続くのだそう!
    そのわずかな時間に人は何を思うのだろう? 
    魅惑的な街イスタンブルの裏側で生きた一人の娼婦レイラの物語。5人の友達の物語でもある。1947〜1990

    心を鷲づかみにされた

    大人に服従するしかなかった少女時代
    そして
    喧騒にまみれた街の片隅で友情を育み
    尊厳を保ちながら暮らすレイラの姿に

    自分自身を知り、わが人生の主人になってみよう

    心が軽くなっていく

    青い尾ひれをゆらしながら泳ぐ闘魚(ベタ)に導かれ やっと自由を手にしたレイラの姿に

    テキーラ・レイラが息絶える最後の10分38秒を、一分ごとに記憶の糸を手繰り寄せ

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    2023年06月16日
  • レイラの最後の10分38秒

    Posted by ブクログ

    1度途中まで読んで、主人公の人生の悲惨さに耐えられず読むのを断念した本。再度チャレンジして読み終わると、読んで良かったと心から思えた。

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    2023年06月02日
  • レイラの最後の10分38秒

    Posted by ブクログ

    友人たちとの熱い友情に強く胸を打たれました。
    今まで読んできた本の中で断トツのNo.1作品。死ぬまで読書趣味でいる予定ですがこの本を超える作品に出会うことはないだろうと思っています。100点満点です。

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    2023年02月19日
  • レイラの最後の10分38秒

    Posted by ブクログ

    1990年、トルコ。イスタンブルの路地裏にあるごみ箱の中で、殺害された1人の娼婦が息絶えようとしていた。
    彼女の名前はレイラ。死後も続く10分38秒の意識の中で、彼女は、5人の友人と1人の最愛の人と過ごした日々を思い出す。

    この小説の前提に、ひとつの事実がある。
    2017年にカナダの集中治療室勤務の医師たちにより発表された「臨床死に至ったある患者が、生命維持装置を切ったその後も、10分38秒間、生者の熟睡中に得られるものと同種の脳波を発し続けた」という論文だ。作者はこの記事を読んで興味を持ち、この小説を書くに至ったという。

    主人公のレイラはトルコの田舎町で生まれた。
    厳格で理解のない父と、

    0
    2021年08月21日

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