作品一覧

  • AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争
    4.5
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【『この世界の片隅に』片渕須直監督 推薦】東大教授×現役東大生のユニットが戦前から戦後の貴重な白黒写真約350枚を最新のAI技術と、当事者との対話や資料、SNSでの時代考証などをもとに人の手で彩色。戦前の平和な日常と忍び寄る不穏な影。真珠湾攻撃、硫黄島の戦い、沖縄戦、度重なる空襲、広島・長崎の原爆。そして終戦し、残ったのは破壊の跡と復興への光――。カラー化により当時の暮らしがふたたび息づく。

ユーザーレビュー

  • AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争

    Posted by ブクログ

    1930年頃から戦中・戦後の写真を、AIと手動補正でカラー化した写真集。
    白黒と比べると、ここまで臨場感が違うかと驚いた。
    人々の営み、感情も、戦争の苛烈さも、白黒で見るよりぐっと伝わる。
    この写真を眺めながら、戦争経験者の身内と会話ができると、そしてその場に我が子がいれば、このうえない機会になるなと思う。

    我が家の場合、時すでに遅し・・・で戦争経験者が身内にいなくなってしまっているが・・・

    しかし、本書を著した団体のこの取り組みは、実に意義深いことだと思う。

    0
    2025年08月11日
  • AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争

    Posted by ブクログ

    先日読んだ「モノクロの夏に帰る」─額賀澪著─
    に出てくる写真集のモデルが本書と知り、手に取った。

    著者の庭田さん(広島市出身)と東大教授の渡邉さんによる「記憶の解凍プロジェクト」の成果をまとめたものだそう。

    まず、AI技術でモノクロ写真を「自動色付け」する。
    次に、戦争体験者との対話・SNSで寄せられたコメント・資料などをもとに、手作業で色を補正していく。
    とても地道で時間のかかる作業だろう。
    しかしこの「人との対話」がとても大切だ。
    白黒の世界で凍りついていた過去に色がつくことで、記憶も生き生きと動き出す。
    一枚の写真から当時を思い出し、次々と語り出す当事者たち。
    戦後79年となる現在、

    0
    2024年04月13日
  • AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争

    Posted by ブクログ

    白黒写真に色が着くだけで歴史が地続きになるようだ。遠いどこかの世界の過去の出来事ではなく、リアルにあった出来事だと認識出来る。戦前は人々も笑顔に溢れ夜には光もあった。それが時が進むにつれガスマスクを被り、笑顔が無くなっていく。衣装は地味になり、戦争を意識させる言葉が溢れ、子どもたちが軍服を着る。空襲や特攻の生々しさ、極めつけは広島の原爆写真。戦争がじわじわと日常を侵していく不気味さ。カラー写真ってすごいな。

    0
    2022年12月13日
  • AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争

    Posted by ブクログ

    歴史の事柄として知ってはいた戦前、戦争の時代だったが、カラーの写真で見ることで、その時代、その人達にも生活があり、生きてきて、私達と繋がっているんだ。

    ということを強烈に感じた良書だった。

    言葉ではうまく表せないが、祖父母が小さい頃の時代を知れ、懐かしく、切なく悲しいが嬉しい気持ちになった。

    0
    2022年10月03日
  • AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争

    Posted by ブクログ

    カラーになり、より実感を伴って読めた。モノクロだと、もう起こらない昔のこと、というふうに無意識に思っていたと思う。

    0
    2022年06月05日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!