作品一覧

  • オーウェルの薔薇

    オーウェルの薔薇

    小説・文芸

    5.0
    1巻3,630円 (税込)
    ジョージ・オーウェルが一九三六年に植えた薔薇の生き残りとの出会いから,見過ごされてきた彼の庭への情熱に光をあて,精神の源を探るソルニット.豊かな思索の旅は,オーウェルの人生とその時代から,化石燃料としての石炭,帝国主義や社会主義と自然,花と抵抗をめぐる考察,薔薇産業のルポ等を経て,未来への問いへと続く.

    試し読み

    フォロー
  • 暗闇のなかの希望 ──語られない歴史、手つかずの可能性

    暗闇のなかの希望 ──語られない歴史、手つかずの可能性

    ビジネス・実用

    4.5
    1巻1,067円 (税込)
    2003年、イラク戦争が始まった時期に、「希望を擁護する」ために本書は書かれた。あの時代は過ぎ去ったが、あらたな戦争が生じ、破壊的な気候変動が到来している。絶望と冷笑主義が残りつづける現代に、希望をもつことはいかに可能なのか。「希望は光を浴びた舞台の真ん中ではなく、周縁の暗がりにある」(本文より)。2016年に改訂され、直接行動と思想を往還する現代の名著を文庫化。
  • 定本 災害ユートピア――なぜそのとき特別な共同体が立ち上がるのか

    定本 災害ユートピア――なぜそのとき特別な共同体が立ち上がるのか

    ビジネス・実用

    4.4
    1巻2,860円 (税込)
    ロングセラー、待望の完全版刊行! 旧版での抄録部分、原注などを完全収録し、 60ページに上る増補でおくる決定版。 解説「レベッカ・ソルニットを読み解く」(渡辺由佳里)も新たに収録。 ブレイディみかこ氏、推薦! 「エリートがビビッて失敗するとき、地べたは生き生きと機能し始める」 大地震、大洪水、巨大なテロ……私たちの日常に裂け目が入るとき、 そこにはいつもユートピアが出現した。 災害時になぜ人々は無償の行為を行うのか?そのとき、なぜエリートはパニックを起こし、人びとは自発的な秩序をつくり上げるのか? 1906年のカリフォルニア大地震から、ニューオーリンズの巨大ハリケーン、9.11テロまで、危機の最中に現れる人々の自発的な相互扶助のメカニズムを追った、珠玉のノンフィクション。 【目次】 プロローグ 地獄へようこそ 第1章 ミレニアムの友情:サンフランシスコ地震 第2章 ハリファックスからハリウッドへ:大論争 第3章 カーニバルと革命:メキシコシティ大地震 第4章 変貌した都市:悲嘆と栄光のニューヨーク 第5章 ニューオリンズ:コモングラウンドと殺人者 エピローグ 廃墟の中の入り口 謝辞 解説「レベッカ・ソルニットを読み解く」 渡辺由佳里 原注
  • ウォークス 歩くことの精神史

    ウォークス 歩くことの精神史

    小説・文芸

    4.4
    1巻4,950円 (税込)
    アリストテレスは歩きながら哲学し、彼の弟子たちは逍遥学派と呼ばれた。 活動家たちはワシントンを行進し、不正と抑圧を告発した。 彼岸への祈りを込めて、聖地を目指した歩みが、世界各地で連綿と続く巡礼となった。 歴史上の出来事に、科学や文学などの文化に、なによりもわたしたち自身の自己認識に、 歩くことがどのように影を落しているのか、自在な語り口でソルニットは語る。 人類学、宗教、哲学、文学、芸術、政治、社会、 レジャー、エコロジー、フェミニズム、アメリカ、都市へ。 歩くことがもたらしたものを語った歴史的傑作。 歩きながら『人間不平等起源論』を書いたルソー。 被害妄想になりながらも街歩きだけはやめないキェルケゴール。 病と闘う知人のためにミュンヘンからパリまで歩き通したヘルツォーク。 ロマン主義的な山歩きの始祖・ワーズワース。 釈放されるとその足でベリー摘みに向かったソロー。 インク瓶付きの杖を持っていたトマス・ホッブス。 ラッセルの部屋を動物園の虎のように歩くウィトゲンシュタイン。 刑務所のなかで空想の世界旅行をした建築家アルベルト・シュペーア。 ヒロインに決然とひとり歩きさせたジェーン・オースティン。 その小説同様に大都市ロンドン中を歩きまわったディケンズ。 故郷ベルリンを描きながらも筆はいつもパリへとさまようベンヤミン。 … 歩くことはいつだって決然とした勇気の表明であり、 不安な心をなぐさめる癒しだった。

ユーザーレビュー

  • 暗闇のなかの希望 ──語られない歴史、手つかずの可能性

    Posted by ブクログ

    今の日本のように、為政者がその権力を傘にやりたい放題を行い、それに阿諛追従しながら自らの利益を拡大しようと目論む者たち。
    ときに、絶望的な気持ちにさせられてしまうが、それこそが権力者の思うツボで、事態は一向に前進してはいかないことだけははっきりしている。
    だからこそ、希望をを持つことを諦めてはいけないと筆者は説く。「まず隗より始めよ」ということだ。

    0
    2026年09月27日
  • 暗闇のなかの希望 ──語られない歴史、手つかずの可能性

    Posted by ブクログ

    選挙やデモ、スタンディングに意味がないと思ってる人たちに紹介したい本だった。
    戦う事に意味がある。自分が生きている間に望んだ勝利の形に辿り着かなかったとしても、その先に続く運動と変化の先に希望がある。希望は曲がりくねった道の先にあるので、見えにくい。
    絶望のほうが確定していてわかりやすく、また、絶望に酔って行動しないとこを選べば責任から逃れられる。

    世界はゆっくり、でも確実に良い方向に進んでいる。あまりにも深い絶望はあれど、それでも。

    0
    2026年04月08日
  • 暗闇のなかの希望 ──語られない歴史、手つかずの可能性

    Posted by ブクログ

    心底今読まれるべき本だなぁと思うし、自分の考えとも通じる部分が多くてふむふむと読んだ。
    不確実でともすれば絶望すべき事態に溢れた世界、この世界でそれらに耐えて今を生きろというのは簡単で、同時に酷だ。それを駆動する礎となるべきものが「希望」になる。希望は未来に対する想像力であり、自分の力に対する確かな信頼であり、そしてこの現実に起こる数多の事象をそのまま受け入れて学びとる静かな視座でもある。絶望的で汚い現実も、その奥底で得られたあまりにも小さくしかし確実な勝利を見逃さない目線である。
    僕は母親からことあるごとに、僕を身籠っているときにテレビで見た9.11のニュースの話を聞かされてきた。それは確かに危機の時代と大きな破滅を告げてもいたが、同時に多くの平凡な英雄たちが産声を上げた瞬間でもあったのだと、気付かされた。世界は確かに悪に満ちている、けれど善もあったし、あり、これからもあるだろうという希望の燃料たちが、本書の中には満ち溢れている。

    0
    2025年11月14日
  • ウォークス 歩くことの精神史

    Posted by ブクログ

    461P

    4950円

    これ買った。80人所属するハイキングサークルやってたんだけど、月1で同じ山を違う季節で1年間歩き続けたんだけど、その時に歩くという行為が全ての始まりのような気がして、歩く事そのものについて興味が出た。面白そう。

    レベッカ・ソルニット(Rebecca Solnit)
    1961年生まれ。作家、歴史家、アクティヴィスト。
    カリフォルニアに育ち、環境問題・人権・反戦などの政治運動に参加。1988年より作家活動を始め、環境、土地、芸術、アメリカ史など多分野に20を越す著作がある。代表作にエドワード・マイブリッジ伝 River of Shadows(2004、全米批評家協会賞)、旅や移動をめぐる思索 A Field Guide to Getting Lost(2005)、ハリケーン・カトリーナを取材した A Paradise Built in Hell(2009、邦訳『災害ユートピア』)、新語「マンスプレイニング」とともに話題を呼んだ Men Explain Things To Me(2014)など。美術展カタログや雑誌への寄稿も多数。

    「また逍遥するアリストテレスからニューヨークやパリの放浪詩人に至るまで、歩くことは思惟と創作の方法となってきた。作家や芸術家や政治思想家そのほかの人びとに、歩くことは仕事を触発する出会いと体験をもたらし、同時にその構想を育てる空間ともなってきた。仮に偉大な知性を備えた男性たちの大半が世界を思い通りに移動することができなかったとしたら、そこから何が産み出されることになったのかは知る由もない。思い描くことができるだろうか、屋内にひきこもったアリストテレスやフルスカートを身につけたジョン・ミューアを。」

    —『ウォークス 歩くことの精神史』レベッカ・ソルニット著

    「日焼けがステータス・シンボルになったのは低所得者層の多くが農場から屋内の工場へ移り、褐色の肌が労働時間ではなく余暇のゆとりを意味するようになったためだ。」

    —『ウォークス 歩くことの精神史』レベッカ・ソルニット著

    0
    2025年05月11日
  • 暗闇のなかの希望 ──語られない歴史、手つかずの可能性

    Posted by ブクログ

    反グローバリズムや反差別や気候変動への対応などの社会運動を行う上での希望とはどう考えるべきか、筆者の考えがまとめられている。

    過去の社会変革に目を向けると、発生は往々にして周縁から始まって、予期できない様々なプロセスを経て進んでいる。そして、過去に行われた社会変革の成果は現代の視点では常識になっていることもあり成果自体が忘れられている。だから、今は成果に結びついていないように見えても、過去の先人たちの成果を思い出し、未来の可能性を信じて、目の前の社会運動に当たっていくそのこと自体が希望である、という事が繰り返し細かい章立ての中で、たくさんの参考文献をもとにパワフルに語られている。

    この本はブッシュ再選のショックを受けて書かれたエッセイがもとになっているらしいが、2025年の今はトランプが大統領に就任して、この本に書かれている事と逆行していくニュースばかり目にする中で、重要性が増しているのではないかと読みながら感じた。

    0
    2025年03月01日

新規会員限定 70%OFFクーポン 今すぐGET