作品一覧

  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    4.3
    1巻935円 (税込)
    私が自由意思で自分の臓器を売ることがなぜ禁じられるのか? ギャグに著作権を認めたらどうなる? カジノは合法なのに賭け麻雀が違法なのはなぜ? 全人類に共通の良心なんてある? 法と道徳、功利主義、人権、国家、自由、平等……私たちが生きていくうえで目をそらさずに考えたい「法哲学の問い」を、たくさんの具体例を紹介しながらわかりやすく解説!青山学院大学の“個性派教授”による、読んで楽しい法哲学教室!
  • 正義と悪意の境界線
    -
    1巻220円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●〔対談〕乱発するキャンセル 今必要な「謝罪」と「許し」 森本あんり 武田 徹 ●匿名性の鎧を纏った「正義の戦士」がゆく 住吉雅美 ●世界で燃え広がるキャンセル・カルチャー 日米の事例から考える現代版「私刑」の功と罪 ベンジャミン・クリッツァー ●キャンセル・カルチャーと欺瞞的「寛容」の時代に 逆説的「不寛容」のすすめ 河野有理
  • ルールはそもそもなんのためにあるのか
    3.4
    1巻825円 (税込)
    フランスのアナーキスト、ピエール・ジョセフ・プルードンは言った、「法律は、金持ちにとっては蜘蛛の巣。政府にとっては漁網、人民にとってはいくら身をよじっても脱けられない罠」だと。まさに今の日本の状況そのものじゃないか! 【目次】第1章 ルールは何のために生まれたのか…さまざまな局面に則して多様なルールが作られた/第2章 ルールとして成り立つ必須条件…人は自分が損をしてでも公平さを求める/第3章 フェアプレーの精神…ルールに反してなければいいのか?/第4章 時代に応じて変わるべきルールもある…いつまで異性同士の結婚にこだわる?/第5章 復讐するは誰にあり?…世界が滅ぼうとも刑は執行されねばならない/第6章 なぜ人々は立ち止まらないのか…利己的な人々が自ずと社会秩序を作る/第7章 こんなルールは嫌だ!…中途半端なルールは混乱を生む/第8章 民主主義は公正じゃない…多数決は根拠のない偏見までも温存する

ユーザーレビュー

  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かったです。
    「法哲学」という分野を初めて知りました。

    法律は正義・道徳とは無関係なルールというのを、私は長い間知らずにいました。悪いことをしたら罪に問われる=法律と思っていました。でも正義は人によって違うし、法律は善悪を決めるためにあるものではないのです。
    「法律に正しさを期待するな」という本書の言葉にハッとしました。

    最大多数の最大幸福というのは、それぞれの人がある程度の譲歩をしないと実現しないのではないかと思います。
    本書の例に、一人の熱烈なファンが売り場にあるプレミアムグッズを全部買い占めてしまいました。ファンは自分のお金で正当に購入したもので問題はありません。しかしそのグッズ

    0
    2025年08月03日
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン

    Posted by ブクログ

    ざっくばらんな文章に心惹かれ、法哲学の考えかたに触れることができました。大変面白かったです。六華同窓会の大先輩の方でした。

    0
    2025年06月03日
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン

    Posted by ブクログ

    久々にワクワクと一気読みする本に出会った。決して内容は簡単ではないが、とても軽快なリズムで、ちょっと挑発的な語り口が面白い。常識ってなんなんだと考える練習になる。問い続ける哲学好きにはたまらない一冊。

    0
    2024年11月06日
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン

    Posted by ブクログ

    法哲学。

    これは私にとって非常に興味深かった。
    法律をやるか、社会学か、哲学をやるか、高校生の私は進路に迷っていた。
    結局は法律を選んだわけだが、社会科教員免許を取得する上で色々履修したので大学で色々学べたのは本当に良かったと思う。
    学費の元はとった。

    さて、本書はタイトルからして煽ってくる。
    「法律に従う義務はあるのか」
    「大勢の幸せのためにあなたが犠牲になってください」など。

    議論内容は、
    ・自分の臓器を売ることがなぜ禁じられるのか
    ・動物に権利はあるか (例えば代理母問題や、ペットの飛行機同乗問題などに繋がる)
    が面白い。
    動物の話は、マグロやトラ、トキには福祉(権利ではない)を認

    0
    2024年07月19日
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン

    Posted by ブクログ

    住吉 雅美
    1961年、北海道生まれ。北海道大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。山形大学人文学部助教授を経て、現在、青山学院大学法学部教授(法哲学)。著書に『哄笑するエゴイスト――マックス・シュティルナーの近代合理主義批判』(風行社)、共同執筆書に『法の臨界[2]秩序像の転換』(東京大学出版会)、『ブリッジブック法哲学』(信山社)、『問いかける法哲学』(法律文化社)などがある。

    0
    2024年06月03日

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