作品一覧

  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン

    あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻1,100円 (税込)
    私が自由意思で自分の臓器を売ることがなぜ禁じられるのか? ギャグに著作権を認めたらどうなる? カジノは合法なのに賭け麻雀が違法なのはなぜ? 全人類に共通の良心なんてある? 法と道徳、功利主義、人権、国家、自由、平等……私たちが生きていくうえで目をそらさずに考えたい「法哲学の問い」を、たくさんの具体例を紹介しながらわかりやすく解説!青山学院大学の“個性派教授”による、読んで楽しい法哲学教室!
  • ルールはそもそもなんのためにあるのか

    ルールはそもそもなんのためにあるのか

    ビジネス・実用

    3.4
    1巻858円 (税込)
    フランスのアナーキスト、ピエール・ジョセフ・プルードンは言った、「法律は、金持ちにとっては蜘蛛の巣。政府にとっては漁網、人民にとってはいくら身をよじっても脱けられない罠」だと。まさに今の日本の状況そのものじゃないか! 【目次】第1章 ルールは何のために生まれたのか…さまざまな局面に則して多様なルールが作られた/第2章 ルールとして成り立つ必須条件…人は自分が損をしてでも公平さを求める/第3章 フェアプレーの精神…ルールに反してなければいいのか?/第4章 時代に応じて変わるべきルールもある…いつまで異性同士の結婚にこだわる?/第5章 復讐するは誰にあり?…世界が滅ぼうとも刑は執行されねばならない/第6章 なぜ人々は立ち止まらないのか…利己的な人々が自ずと社会秩序を作る/第7章 こんなルールは嫌だ!…中途半端なルールは混乱を生む/第8章 民主主義は公正じゃない…多数決は根拠のない偏見までも温存する
  • 正義と悪意の境界線

    正義と悪意の境界線

    ビジネス・実用

    -
    1巻220円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●〔対談〕乱発するキャンセル 今必要な「謝罪」と「許し」 森本あんり 武田 徹 ●匿名性の鎧を纏った「正義の戦士」がゆく 住吉雅美 ●世界で燃え広がるキャンセル・カルチャー 日米の事例から考える現代版「私刑」の功と罪 ベンジャミン・クリッツァー ●キャンセル・カルチャーと欺瞞的「寛容」の時代に 逆説的「不寛容」のすすめ 河野有理

ユーザーレビュー

  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン

    Posted by ブクログ

    常識とされている考え方について、近代の思想・政治・社会背景から紐解く話。漫談のような語り口で話が進む。多岐にわたるテーマを章でまとめているのもわかりやすい。

    いつも違った視点の本をおすすめしてくれるYTさんが教えたくれた本。
    ——
    以下、いくつかメモ。

    「人間の尊厳」の考え方
    「尊厳」が普遍的に人間に備わっているのか、それとも人間が尊厳を所有しているのか。前者の考え方では、自発的売春であっても許容されないが、後者の考え方では、自発的な行為は尊重されるべきなので問題ない、となる。

    遵法義務の話
    命令に従うことで結果として殺戮者となったナチスの官吏 vs 命令に反してユダヤ人にビザ発給した杉原千畝。戦後の日本で闇米を拒否して餓死した山口判事。食管法を無視して米を販売して逮捕されるも食管法の廃止につながる道筋をつけた川崎磯信氏。

    功利主義の話
    いわゆるトロッコ問題。インフルエンザワクチンの配布プライオリティで高校生を浪人生より優先した事例。

    人権の話
    人類にのみ通用。近代になり成立した考え。国家のないところでは成立しない。

    自分は自分のことを所有しているのか
    かつては日本でも行われていた売血は現在はなされていない。自発的な臓器売買は許容されるのか。

    アナルコキャピタリズムの話
    国家不要論。無政府資本主義。教育、警察、刑罰、戦争すら民間私企業が遂行できるという考え

    不平等/平等の話
    飲み会の割り勘の平等の基準は何であるべきか。完全な平等などというものは存在しないという話。大学入試のアファーマティブアクションの話。




    0
    2026年10月03日
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かったです。
    「法哲学」という分野を初めて知りました。

    法律は正義・道徳とは無関係なルールというのを、私は長い間知らずにいました。悪いことをしたら罪に問われる=法律と思っていました。でも正義は人によって違うし、法律は善悪を決めるためにあるものではないのです。
    「法律に正しさを期待するな」という本書の言葉にハッとしました。

    最大多数の最大幸福というのは、それぞれの人がある程度の譲歩をしないと実現しないのではないかと思います。
    本書の例に、一人の熱烈なファンが売り場にあるプレミアムグッズを全部買い占めてしまいました。ファンは自分のお金で正当に購入したもので問題はありません。しかしそのグッズを買いたかった他のファンへの配慮がなく「最大多数の最大幸福」という視点では満たされていないことになります。しかしその熱烈なファンもグッズがたくさん欲しかったのかもしれませんし、それを我慢しなければいけないという法律はありません。

    他にもクローン人間を作ることはいけないことなのか等、具体的な例が挙げられていて、考えさせられることも多かったです。
    万人が納得できる解決法はないかもしれませんが、考えていくことに意義がある、そんな風に思える本でした。

    0
    2025年08月03日
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン

    Posted by ブクログ

    ざっくばらんな文章に心惹かれ、法哲学の考えかたに触れることができました。大変面白かったです。六華同窓会の大先輩の方でした。

    0
    2025年06月03日
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン

    Posted by ブクログ

    久々にワクワクと一気読みする本に出会った。決して内容は簡単ではないが、とても軽快なリズムで、ちょっと挑発的な語り口が面白い。常識ってなんなんだと考える練習になる。問い続ける哲学好きにはたまらない一冊。

    0
    2024年11月06日
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン

    Posted by ブクログ

    法哲学。

    これは私にとって非常に興味深かった。
    法律をやるか、社会学か、哲学をやるか、高校生の私は進路に迷っていた。
    結局は法律を選んだわけだが、社会科教員免許を取得する上で色々履修したので大学で色々学べたのは本当に良かったと思う。
    学費の元はとった。

    さて、本書はタイトルからして煽ってくる。
    「法律に従う義務はあるのか」
    「大勢の幸せのためにあなたが犠牲になってください」など。

    議論内容は、
    ・自分の臓器を売ることがなぜ禁じられるのか
    ・動物に権利はあるか (例えば代理母問題や、ペットの飛行機同乗問題などに繋がる)
    が面白い。
    動物の話は、マグロやトラ、トキには福祉(権利ではない)を認めるのにゴキブリに認めないのはなぜかと問う。
    人間の視点から、「残すことが望ましい生物」に対しておこなわれるもので、人間様の都合であるとの指摘がなされる。

    法的権利が認められるためには道徳的権利要件を満たした上でさらに固有の性質を備えなければならない。
    これは、何かと権利ばかり主張する人々にとって、真に理解すべき事項であろう。

    また昨今の「弱者男性」なる主張に対しては、市民が持つべき真の権利(231頁以下)についてデフニス事件による、
    「平等なものとして処遇されることの権利」について学んだ方が良いだろう。
    「現実に社会で苦しんでいるいる市民がそうでない市民よりも優先的に支援されるということこそが真に平等に扱われるということ」なのだ。
    そうでなければただのわがままだ。

    平等とはなにか。
    目の見えない人のために健常者の目玉をくり抜くことじゃないだろう(コーエン)という主張は納得する。
    目玉の数の平等ではなく、見えないことの不便さを補う手段を皆で工夫することこそ、平等である。
    著者の他の本も読んでみたくなる。
    これは若いうちに出会うべき本だ。

    0
    2024年07月19日

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