作品一覧

  • 亡国の東京オリンピック
    4.0
    1巻1,500円 (税込)
    ――オリンピック強行開催で得をしたのは誰だ! 世論調査では国民の8割以上が、「中止」もしくは「再延期」を求めていた。 天皇陛下も宮内庁長官を通じ、開催へのご懸念を示されていた。 新型コロナウイルスのパンデミックは収まる気配を見せず、4回目の緊急事態宣言が発出される中、なぜオリンピックは強行開催されたのか。 「平和の祭典」の美名を振りかざし、巨大な利権に群がったのは誰なのか! 目次 まえがき 第1章 オリンピックを中止できなかったのはなぜか ・願望と現実の区別がつかない指導者の伝統 ・愚民思想の果てに ・己こそがニッポン ・天皇陛下のご懸念も無視 ・スポンサーとなった報道機関の罪 ・認知バイアスにとらわれた推進派 ・「延期は一年」の背景 ・オリンピックへの幻想 第2章 オリンピック後、新型コロナ感染が爆発する ・自称「バブル方式」の大失敗 ・「ウイルスに打ち勝った大会」という幻想 第3章 傲慢IOCはそんなに偉いのか ・もともと慎ましい組織だったIOC ・ボイコットに翻弄された歴史 ・モスクワで受けた大打撃 ・IOCを手玉に取った男 ・変貌したIOC ・“ぼったくり男爵”バッハ会長の正体 ・「トーキョーマリオ」と「トム・カフェ」 ・オリンピック憲章を最も尊重しないのはIOC ・踏みにじられた「復興五輪」の精神 ・揺らぐ電通の威信 第4章 結局「国策」の正体は何だったのか ・女性蔑視発言 ・森元首相の長広舌 ・再始動した神宮外苑再開発 ・始まりはラグビーワールドカップ ・ナショナリズムの裏側 第5章 利権の宴が終わったあと ・消えた利権 ・国立競技場を巡る難題 あとがき
  • オリンピック・マネー 誰も知らない東京五輪の裏側
    3.7
    1巻880円 (税込)
    新型コロナウイルスの流行で、迷走に迷走を重ねた挙句、東京オリンピックの延期が決定した。国際オリンピック委員会(IOC)がぎりぎりまで延期を口にしなかったのは、秋になるとアメリカでアメリカン・フットボールやバスケットといった人気スポーツが始まるので、テレビ局の放送日程がとれないからだという。 オリンピックは世界中の国が集まって行う「スポーツの祭典」「平和の祭典」であり、そのため開催国では巨額の税金を注ぎ込む。それがアメリカのテレビ局の都合で左右されていいのか。 本書は、オリンピックが「スポーツの祭典」から、単なる巨大なスポーツ興行へと変わってしまった軌跡を丹念に追う。とくにテレビの放送権料という金の卵を産む鶏の存在が、IOCをいかに変えたのかを検証する。 では、開催国の日本は一方的な被害者なのか。そんなことはない。 オリンピックを錦の御旗に、あらゆる強引な手法が駆使された結果、東京都心で最後に残った閑静な地域、神宮外苑は再開発されることになった。その巨大な利権に群がったのは誰か。再開発地域にあった都営アパートは取り壊され、長年住んできた住民たちは移転させられた。「国策に協力する」という名目で……。 このような東京五輪の暗黒面が新聞で報じられることはない。なぜなら、新聞もオリンピックのスポンサーなのだから。 世界中がオリンピックが巻き起こす札束の嵐に巻き込まれている。しかし、忘れてはいけない。そのカネはすべて我々の税金なのだ。一年延期で胸をなでおろしている場合ではない。延期の場合、中止よりもさらに巨額の公費が投入されるのだ。

ユーザーレビュー

  • オリンピック・マネー 誰も知らない東京五輪の裏側

    Posted by ブクログ

    オリンピック・マネー 誰も知らない東京五輪の裏側。後藤 逸郎先生の著書。オリンピックを見るのは楽しい。オリンピックの存在を頭ごなしに否定する人は少ない。でもオリンピックをお金儲けの道具に使ってオリンピックでお金儲けをしている人たちがいる事実。オリンピックでお金儲けしてオリンピック・マネーに群がる人たち。オリンピックでお金儲けしてオリンピック・マネーに群がる人たちは一握りだとしたら、オリンピック・マネーで恩恵を受けている人たちによってオリンピックに踊らされているだけなのではと疑問を覚える人は多いはず。

    0
    2022年12月16日
  • オリンピック・マネー 誰も知らない東京五輪の裏側

    Posted by ブクログ

    最初はオリンピックがいかに失敗であったかに興味があって本書を手に取ったが、内容を見ると著者の文献分析の能力に感服した。
    こうやって仕事が出来る人が世の中を動かしていけるんだなと思った。

    0
    2023年06月21日
  • オリンピック・マネー 誰も知らない東京五輪の裏側

    Posted by ブクログ

    「お金」になるから人が群がる。何が「平和の祭典」だ!!デタラメもいいところ。
    果たして東京オリンピックもそうだったに違いない。しかし検証しないのが日本人の悪いところ。
    その一部をこの本が示してくれた。

    0
    2022年05月03日
  • 亡国の東京オリンピック

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    P3 64年と21年(2020)の開会式の違い。皇后の出席の有無にも言及すべきかと。
    P7 オリンピックを戦争に置き換えるとしっくりくる怖さ。
    P18 64年大会も道路の新設・拡張で立ち退きさせられてたのに。P49で言及されてた。
    P29- マスコミに戦争は止められない
    P107 宗教に例え。
    P120 マリオの仮装に対しての任天堂の態度が不明。
    P132- セーリング会場の設置と津波発生時の避難路の確保。「大津波が来たら助かりませんよ」の告知は義務でしょ。
    P141 著者は新聞社出身だからだろうけど、高尚な媒体なんて認識は薄いのが現実。
    P147 「責任の希釈化」と誰かが。
    P154 森会長

    0
    2022年01月22日
  • オリンピック・マネー 誰も知らない東京五輪の裏側

    購入済み

    こんな年だから

    オリンピックやるのやらないの。きな臭さを感じながらも不明瞭。そんな舞台裏を書いてます。信憑性はどうなんだろう

    0
    2021年05月02日

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