後藤逸郎のレビュー一覧
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ネタバレP3 64年と21年(2020)の開会式の違い。皇后の出席の有無にも言及すべきかと。
P7 オリンピックを戦争に置き換えるとしっくりくる怖さ。
P18 64年大会も道路の新設・拡張で立ち退きさせられてたのに。P49で言及されてた。
P29- マスコミに戦争は止められない
P107 宗教に例え。
P120 マリオの仮装に対しての任天堂の態度が不明。
P132- セーリング会場の設置と津波発生時の避難路の確保。「大津波が来たら助かりませんよ」の告知は義務でしょ。
P141 著者は新聞社出身だからだろうけど、高尚な媒体なんて認識は薄いのが現実。
P147 「責任の希釈化」と誰かが。
P154 森会長 -
Posted by ブクログ
平和の祭典の裏の闇の世界を公開情報を元に暴き出す。延期、マラソン会場移転などドタバタ劇の理由も分かる。
商業主義が時に揶揄されるオリンピック。IOCの錬金術のカラクリそして莫大な放映権料とオリンピックバートナーからのスボンサー料。猛暑予想にも関わらず8月開催にこだわり、マラソンの早朝スタートもできない事情には納得できた。
延期または中止に関わる諸費用。それは開催国、都市が負担するだけなのだろう。新国立競技場の建設、神宮外苑の再開発など当初より大幅に増える費用。利権が渦巻いていることだろう。
誰もが胡散臭さを感じるだろう東京2020大会。モヤモヤの正体について疑問が氷解する一冊でした。 -
Posted by ブクログ
IOCという組織がどのようなモノなのか、その背景について知りたい方向けには良い本だと思います。
個人的には、オリンピックを止められない開催地に関して、政治との関係性を軸に、もう一歩踏み込んだ内容があると面白いと感じました。
~初めて知った事~
〇IOCという組織
NPOでありNGOだが、数多くの関連会社を傘下に持ち、中でも放送権を独占する子会社の役員にはIOCメンバーの役員が多くを占める。
巨額の資金を集めているが、財務の詳細については広く公開されている訳ではなくブラックボックス。
〇放送時間
高額な放送権料をアメリカのNBCが一括契約したことにより、出資国の視聴者にとって都合の良い時間帯 -
Posted by ブクログ
さらっと一読。
世界の国々がオリンピック開催に対して、その莫大な経費ゆえに市民が反対をとなえ、議会を通らない、ということがおこっているという話。
日本は喜んで賛成してたよね。冷めてる報道はみなかった。インバウンド需要を期待したのか?
新国立競技場は、ラグビーの誘致のために、オリンピック以前から再開発が決まってたとのこと。オリンピックで絶対に開発したいという人がいたのだな。
東京都ももちろん、観光客誘致をしたかっただろう。
日本が陸海軍のそれぞれが自組織を守らんとして、決定を下せず、戦争に突き進んだように、政治的ないくつかの意図と、東京都の意向の中で、オリンピックが突き進んでいったのだ