作品一覧

  • ボタン穴から見た戦争 白ロシアの子供たちの証言
    4.3
    1巻1,430円 (税込)
    1941年にナチス・ドイツの侵攻を受けたソ連白ロシア(ベラルーシ)では数百の村々で村人が納屋に閉じ込められ焼き殺された。約40年後、当時15歳以下の子供だった人たちに、戦争の記憶がどう刻まれているかをインタビューした戦争証言集。従軍女性の声を集めた『戦争は女の顔をしていない』に続く、ノーベル文学賞作家の代表作。(解説=沼野充義)

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  • 戦争は女の顔をしていない
    4.3
    1巻1,650円 (税込)
    ソ連では第二次世界大戦で100万人をこえる女性が従軍し、看護婦や軍医としてのみならず兵士として武器を手にして戦った。しかし戦後は世間から白い目で見られ、みずからの戦争体験をひた隠しにしなければならなかった――。500人以上の従軍女性から聞き取りをおこない戦争の真実を明らかにした、ノーベル文学賞作家の主著。(解説=澤地久枝)

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ユーザーレビュー

  • 戦争は女の顔をしていない

    Posted by ブクログ

     読むのに1年かかってしまった。アレクシエーヴィチがノーベル文学賞を受賞した時、諸事情により群像社から出ていたこの本は絶版だった。その後岩波書店が刊行してくれた時、NHKの「100分de名著」が取り上げた時、ロシアがウクライナに侵攻した時。読みたいという思いが次第に募り、やっと手にすることができた。一つ一つの証言は短いが体験そのものが重く、心に残る言葉がいくつもある。

    「男たちは自分たちが独占してきた世界、そのテリトリーにしぶしぶ女を入れる。」(著者・アレクシエーヴィチ)

    「これは女の仕事じゃない、憎んで、殺すなんて。」(マリヤ・イワーノヴナ・モローゾワ〈イワーヌシュキナ〉、兵長〈狙撃兵〉

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    2026年04月30日
  • ボタン穴から見た戦争 白ロシアの子供たちの証言

    Posted by ブクログ

    被ったオーバーのボタンの穴から、爆弾が落ちるのを見ていた少女の体験談をはじめ、戦争中に子どもだった101人の人々の断片的な語りを集めたもの。ベラルーシは第二次大戦中、ソ連の中で特に被害が大きかったところだそうだ。どの証言も生々しくて怖くて、子供の目で見た純粋で鮮烈な印象そのものだからか、他の戦争文学よりも辛かった。この当時で言うドイツ軍のような虐殺者が明日にでも家に襲ってきそうな錯覚に陥るというか、家族が平穏に暮らしている今の「有り難さ」を感じて未来が怖くなった。

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    2026年01月13日
  • ボタン穴から見た戦争 白ロシアの子供たちの証言

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    白ロシア=ベラルーシ

    自分で穴を掘らせ
    その縁に立たせ
    子どもから順に撃つ
    大人が絶望するのを
    見るために

    お腹が空いて空いて
    お母さんという言葉を聞くだけで
    泣き声が止まらなくなる

    戦争
    この記憶がまだ残るのに
    なぜ繰り返す

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    2025年09月16日
  • 戦争は女の顔をしていない

    Posted by ブクログ

    ロシアによるウクライナへの侵略戦争が長期化している今だからこそ読んでおきたいと思った。
    タイトルは有名ながら、手に取ったことがなかった。
    内容としては非常に生々しい、従軍女性たちから聞き取った証言集。
    もっと書き手の主張が入ったルポライティングのようなものを想像していたが、インタビューに応じた女性の肉声が聞こえてくるような書きぶりによって戦争のむごさがより際立つ。
    「女たち」の視点ではあるが、前線に出される兵士たちの様子も証言から浮かび上がる。

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    2025年08月24日
  • 戦争は女の顔をしていない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    漫画のほうを先に読んで、旧日本軍よりマシかも…とか感想を持った自分を殴りたい。
    いろんな人がいて、いろんな手段で戦ったり、生き延びたりして。でも戦争がハッピーエンドで終わるなんてことない。これは今まさに繰り返されている悲劇だってことを教えられます。
    腹立つのは、解放された捕虜に「なぜ生きてる?」と問うとこ。せっかく地獄を生き延びても裏切りを疑われながら生きなきゃならないとか。
    著者のインタビュアーとしての姿勢が素晴らしい。「話してください。悪魔には鏡でその姿を見せつけてやらなければ」と。
    しかしウクライナとかベラルーシの人たちのインタビューなんだよね。こんなことされてドイツを許す気になるかとか

    0
    2025年08月05日

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