作品一覧

  • 芦川いづみ 愁いを含んで、ほのかに甘く
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    「映画の黄金期が、わたしの青春と重なっているんです」 石原裕次郎、吉永小百合らとともに銀幕を彩った女優・芦川いづみ。 銀幕デビューから、結婚と引退、近況を語りつくした 初のロング・インタビューを収める。 日活時代の全出演作品のスチール、代表作のポスターなど満載の永久保存版! デビュー65周年記念、伝説の女優のすべてがここにある。 《本書のおもな内容》 ○スチール写真集 『風船』『佳人』『硝子のジョニー 野獣のように見えて』『若草物語』など、 日活における全出演作を網羅。 ○芦川いづみ 引退後初のロング・インタビュー ・川島雄三監督に見出される ・忘れられない人々 ・鬼才・中平康のユニークな才能 ほか ○代表作ポスター集(オールカラー) ○日活映画宣伝グラフ誌「日活映画」より ・「日活スタア“私の履歴書” 芦川いづみ」 ・「芦川いづみちゃんへ21の質問」ほか
  • むしろ幻想が明快なのである ――虫明亜呂無レトロスペクティブ
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    三島由紀夫、大島渚、寺山修司が絶賛したスポーツ評論をはじめ、映画、音楽、文芸など幅広いジャンルをテーマに上質で官能な文章を書いた異才、虫明亜呂無。戦前の職業野球への追想、岩下志麻や太地喜和子の軽妙なスケッチ、栄光と悲劇のランナー円谷幸吉・人見絹枝の美しいポルトレ、巨匠内田吐夢監督の撮影現場レポート……単行本未収録作や代表作から精選した珠玉のエッセイコレクション。
  • わが封殺せしリリシズム
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    「日本のヌーヴェル・ヴァーグ」の旗手として戦後日本の映画界を切り拓いてきた大島渚。仕事を共にした俳優たちのスケッチ、同世代の監督たちへの鋭い批判、そして去りゆく人への愛惜を綴った、ベストエッセイ集。巻末に坂本龍一による弔辞、大島監督との思い出、小山明子夫人のエッセイを付す。
  • 目的をもたない意志 増補版 ――山川方夫エッセイ・コレクション
    3.5
    1巻990円 (税込)
    「『文学』は私にとり、まず私の存在のしかたであり、態度なのだ」。大江健三郎、サルトル、石原慎太郎、若尾文子、日劇、『去年マリエンバートで』、『キングコング対ゴジラ』……文学はもちろん映画や自由、恋愛まで作家がクールな文体で語るエッセイ集。新たな7篇のほか、妻・山川みどりによる作家との出会いや夫婦の生活をめぐるエッセイ4篇を増補した決定版。

ユーザーレビュー

  • 目的をもたない意志 増補版 ――山川方夫エッセイ・コレクション

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    山川方夫のエッセイ集。ここには30代で没した作家の永遠の若さが封じ込められていると言ってよい。しかし、その「若さ」は「未熟さ」とは異なる。『三田文学』の編集長を務め、江藤淳や曽野綾子などの才能を世に送り出した山川は、すでに20代のころから文学のその先を見通すことのできる、新鋭でありながら老練な作家でありプロデューサーであった。

    山川は高名な日本画家の息子として、裕福な家庭に育った。「神話」というエッセイで、戦前に鎌倉へ「36年型ビュイック」で叔父の家族と一緒にドライブに行き、8ミリでホームビデオを撮った時のエピソードが語られている。山川は、「その日、叔父の8ミリの目が私を狙い続けたことへの恐

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    2025年06月28日
  • わが封殺せしリリシズム

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    大島渚が様々な人について語ったエッセイ集。ギャラが決まってないのにオファーを受けてくれたデビット・ボウイ、突然の寺山修司との別れ、脳出血で倒れた後、ビートたけしから送られた来た絵に添えられた一言。この辺りのエピソードが胸にグッと来た。

    0
    2024年07月24日
  • むしろ幻想が明快なのである ――虫明亜呂無レトロスペクティブ

    Posted by ブクログ

    スポーツ評論をはじめ、映画、音楽、文芸など幅広いジャンルをテーマに上質で官能的な文章を書いた異才、虫明亜呂無。戦前の職業野球への追想、岩下志麻や太地喜和子の軽妙なスケッチ、栄光と悲劇のランナー円谷幸吉・人見絹枝の美しいポルトレ、荒井由実やエゴン・シーレや『ベルばら』などを軽妙に取り上げるコラム、巨匠内田吐夢監督の撮影現場レポート……単行本未収録作や代表作から精選した珠玉のエッセイコレクション。

    名前は知っていたが、著作を読むのは初めて。人見絹枝、円谷孝吉の評伝と内田吐夢の撮影現場ルポが読みであり。「恋」をリバイバルで観たのはいつだったか。

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    2023年09月30日
  • 目的をもたない意志 増補版 ――山川方夫エッセイ・コレクション

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    夭折の作家・山川方夫のエッセイ集。タイトル「目的をもたない意志」は映画批評を集めた第三章の章題でもある。ミケランジェロ・アントニオーニ「情事」、アラン・レネ「ヒロシマ・モン・アムール」、増村保造「妻は告白する」といった、1960年前後の作品を奔放に論じている。自分は映画評論家ではないのだからと、難解な文章ではあるが気兼ねなく書いているのが心地よい。
    芸術映画論だけでなく、怪獣映画好きであるが故の「キングコング対ゴジラ」批判も興味深い。

    0
    2025年10月01日

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