廖亦武の作品一覧

「廖亦武」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • 銃弾とアヘン :「六四天安門」生と死の記憶
    天安門事件で、中国公安当局に捕まった人たちを訪ね歩き、当時の状況、その後の有為転変を聞き取ったものをまとめている。もう30年も経過してしまったのかと思うと、未だに民主派追求の手を緩めない中国のしつこさは、万国の公安当局共通のことと改めて認識する。敢えて他国のことに手を突っ込み、劉暁波の救出を試みたメ...続きを読む
  • 武漢病毒襲来
    どこまでがリアルで、どこまでが虚構なのか。実在する人物、事件を散りばめながら、その境界線を曖昧にし、臨場感を煽る。しかし、読み手はスッキリとノンフィクションとして受け止められないため、何を信じれば良いか、後味の悪い読後感を引きずる。人は、信じたいものを信じる。作者の思想を混ぜながら、あくまで小説とい...続きを読む
  • 武漢病毒襲来
    小説としては正直読みづらいと感じる。今のある程度コロナウイルスが制御されてきたような時期から見るとここで書かれる武漢の状況そのものがデマのように感じてしまいそうになるけど、ここに書かれていることはそれなりの真実を写しているのだろう。そしてコロナウイルスの有無に関わらず中国共産党の抑圧的な社会で生きる...続きを読む
  • 銃弾とアヘン :「六四天安門」生と死の記憶
    銃弾とアヘン
    ~「六四天安門」生と死の記憶

    著者:廖亦武(リャオ・イーウー)
    発行:2019年7月10日
       白水社

    天安門事件というと、わたしなんかは周恩来への弔いがらみで起きた1976年(高校生の頃)を思い浮かべるけど、今では戦車が出てきた1989年の方が一般的らしい。前者を四五天安門事件...続きを読む

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