作品一覧

  • アメリカ黒人の歴史 新版
    4.1
    1巻946円 (税込)
    合衆国総人口の約十二パーセント、三千万人以上を占める黒人たち。人間としての、市民としての平等を求める彼らの闘いは、どのようなものであったのか。合衆国独立前から南北戦争を経て公民権運動へ、さらに真の解放を目指す現在までの長い苦闘の歩みを歴史的発展とともにたどる。旧版以後二十七年の変化を見据え、大幅に書き改めた。

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ユーザーレビュー

  • アメリカ黒人の歴史 新版

    Posted by ブクログ

    アメリカ黒人の歴史を丁寧に描いていて、世界史の下地がない私でも非常に面白く興味深く読むことができた。
    出来事の点と点を繋いで歴史の大きな流れを把握することが出来たところがよかった。

    印象に残ったところ
    ・歴史は常に勝者・強者によって紡がれるものだという指摘に、確かに黒人の偉人はあまり歴史の教科書に登場しないなとハッとした。
    ・南北戦争で奴隷解放した後でも、資本主義の安い労働力として黒人が低い地位であった方が資本家にとって得であり、差別はなくならなかったという話になるほどなと思った。
    ・黒人が人権や参政権を得るまでの道のりの険しさを知り、今の自分があたりまえに政治に参加できることのありがたみを

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    2022年04月13日
  • アメリカ黒人の歴史 新版

    Posted by ブクログ

    1964年に刊行された書籍を1991年に増補したもの。枠組みとしては、黒人奴隷制の歴史を米国資本主義の発展に即して説明する方法がとられており、マルクス経済学の影響が垣間見られるが、個々の具体的叙述があくまでも史実に徹してなされていることが、ロングセラーたる所以なのだろう。自分の黒人奴隷についての知識が断片的なものに過ぎなかったことを思い知らされた1冊だった。

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    2020年08月03日
  • アメリカ黒人の歴史 新版

    Posted by ブクログ

    差別の本質とは何だろうと考えてみると、自らの経済状況や生活を脅かす存在を排除しようとする気持ちがその大きな要因の一つではないかと、少なくとも本書を読んで感じた。だとしたら、理想的な平等主義を唱えることでは、差別は根絶できない、ということを認識すべきだろうと思う。

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    2013年05月27日
  • アメリカ黒人の歴史 新版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    モントゴメリーでのローザパークスの行動が、マルチンルーサーキング牧師の非暴力的抵抗に繋がっていく,黒人運動の歴史を知るのによい。

    黒人大統領の登場を含む,改定版が出るのを期待する。

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    2012年09月30日
  • アメリカ黒人の歴史 新版

    Posted by ブクログ

    黒人の中でも、アメリカに住む黒人にスポットを当てている。キング牧師の公民権運動は、それまで幾多の黒人たちが繰り広げてきた闘争が結実したものである。

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    2010年03月11日

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