作品一覧

  • AI倫理 人工知能は「責任」をとれるのか
    4.0
    1巻946円 (税込)
    2045年、シンギュラリティ(技術的特異点)が訪れ、AIが人間よりも正確で賢明な判断を下せるようになる、という仮説がある。では、「超知性体」となったAIがあやまちを犯し、自動運転者が暴走したり、監視カメラ等が集めたデータによって差別的な評価選別が行われたりしたとき、誰が責任をとるのか。そもそも、AIが人間を凌駕するという予測は正しいのか。来るべきAI社会を倫理的側面から徹底的に論じた初めての書。 目次 第一部〈理論編〉情報倫理からAI倫理へ  第一章 AI倫理とは何か  第二章 AIロボットは人格をもつか  第三章 情報圏とAI  第四章 AI倫理のラフスケッチ 第二部〈応用編〉AI倫理の練習問題  第五章 自動運転  第六章 監視選別社会  第七章 AIによる創作
  • 生成AI社会  無秩序な創造性から倫理的創造性へ
    3.0
    ◎AIのブラックボックス化、差別の助長、著作物の無断利用、偽情報の拡散…etc あらゆる分野で新たなリスクが顕在化する生成AI社会の新論点! 人間の「創造性」とは何か?「創造性」が加速する時代に求められる倫理とは? 革新的で、創造的・実用的な「生成AI社会」に潜む倫理的課題に迫る! [目次] 第1章 創造性とは何か 第2章 人と機械との本質的な違い 第3章 人・テクノロジー・社会の共変化 第4章 AI倫理の構築 第5章 生成AIと倫理的創造性   この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『生成AI社会 無秩序な創造性から倫理的創造性へ』(2024年10月19日 第1刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。

ユーザーレビュー

  • AI倫理 人工知能は「責任」をとれるのか

    Posted by ブクログ

    AIが最近では大きな話題になり、人間はAIをどう使うのか、いやAIに人間は使われる時代がくるのではとの予想もありうるという時代になってきた。
    本書では、AIはあくまでも人間が作りだしたものであり、人間の作るプログラムやアルゴリズムの元でのみ作動する機械であり「自律型機械」には決してなりえないと説く。納得のいく詳細な解説がある。
    しかし、人間とAIがコラボするときそこに今まではあり得なかった新しい切り口の創造物が産まれてくる可能性も現実のものとしてありうると説かれている。
    AIが自律型機械的に扱われて、人間にマイナスの効用をもたらすシーンは多様に予想が付く。そのとき、人間はだれに責任を取らせるの

    0
    2019年09月27日
  • AI倫理 人工知能は「責任」をとれるのか

    Posted by ブクログ

    私が初めて筆者西垣通氏の名前を知ったのは、2004年朝日新聞に掲載された「情報伝達という神話」というコラムだった。西垣氏は、東京大学名誉教授であり、また日立でコンピュータソフトの研究開発に関わってこられたバリバリの”専門家”であるが、そのコラムは専門的なうんちくではなく、意外な内容だった。情報が伝わるとはどういうことか、そもそも情報って、本当に伝わるものなのかという反論から展開されていた。「人工知能は責任をとれるのか」と題された本書のタイトルと西垣氏の名前を見て、即買い。特に第6章監視選別社会が印象に残った。AIによって便利な社会になることは言わずもがなであるが、それにより我々が選別される社会

    0
    2022年06月28日
  • AI倫理 人工知能は「責任」をとれるのか

    Posted by ブクログ

    タイトルの意味するところを、非常に的確に答えてくれている。責任がとれるとれないというより、ロボットと生物の認知の違いを明らかにし、人工知能と生物との境界線はどこにあるのかというところに、論の主眼があると思う。

    1)〈ロボットの設計者には、ロボットにどういう入力をあたえればどういう出力が現れるか、つまりロボットがいかに行動するか、基本的にはわかっている。たとえ細部で不明確なところがあるにせよ、まったく予想外の出力が出現することは原則として無い。もしそうなれば、ロボットは壊れており、廃品ということになる。〉

    2)〈出力(行為)を予測できる以上、機械には原理的にいかなる自律性も自由意志もなく、責

    0
    2021年03月12日
  • 生成AI社会  無秩序な創造性から倫理的創造性へ

    Posted by ブクログ

    自社でもai倫理の観点で、社内aiの活用についてどのように使うことが正しいか考えることがよくある。
    人ありきのaiってことを再認識し、人主導でどのように社会を良い方向へ持っていくかを考え、正しいインプットアウトプットを心がけようとおもった。

    0
    2025年06月03日
  • 生成AI社会  無秩序な創造性から倫理的創造性へ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    生成AIのメリット
    ・薬の開発、不正口座の検知など
    ・AIのトラブルやインシデントは消費者庁、システムのトラブルはIPA(独立行政法人情報処理推進機構)が担当している。

    生成AIのデメリット
    ・大量の電力が必要
    ・ハルシネーション(幻覚)を起こす
    ・精巧な偽情報を生成して政治に利用される
    ・生成AIで作成された創作物には著作権が与えられていない

    生成AIは薬の開発など生活の向上に役立つ一方で、偽情報が選挙に利用されるなど規制が必要な分野がある。

    0
    2025年03月09日

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