三浦洋の作品一覧
「三浦洋」の「詩学」「政治学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「三浦洋」の「詩学」「政治学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
アリストテレスの『詩学』は美学の古典としてあまりにも有名であり、今道友信氏の『美について』をはじめ様々に紹介されている。ところが『詩学』そのものを読み進めようと思って岩波文庫の詩学を手に取った読者は、いきなり韻律の細かい議論が展開されることに面を食らってしまうかもしれない。読みやすい翻訳としては『世界の名著』の藤沢令夫訳があり、評者は大学時代にこれを読んだ。あとは大分なものではあるが旧版アリストテレス全集の今道友信訳があり、それから新版の朴一功訳が最近刊行されている。本書、光文社古典新訳文庫の三浦洋氏による新訳は手軽さにおいて群を抜き、小見出しのついた読みやすい訳文とともに現行の詩学解釈を提
Posted by ブクログ
アリストテレスの政治学は言わずと知れた政治哲学の古典である。トマス・アクィナスの神学大全の人間論においてこの著作が頻繁に言及されており、トマスが豊かな洞察を得ていた書物であることがわかる。政治思想、政治理論を学ぶ上で重要な著作でありながらも、日本の読者が本書を読むには時々再版される岩波文庫の山本光雄訳か西洋古典叢書の牛田徳子訳を読むしかなかった。岩波文庫の山本訳は品切れが続いており、牛田訳は単行本のため持ち歩きには適さない。本書は光文社古典新訳文庫で詩学を訳した訳者による待望の翻訳と言えよう。
政治学は重要著作であることが指摘されていても、どこか研究がための書物であると思っていた。しかし訳
Posted by ブクログ
■この本の中心問題
国家は、欲望、部分利益、不平等により共通善が失われ、容易に混乱・分裂する。このため、アリストテレスは現実の条件に応じ、いかに共通善を維持して「市民が善く生きること」を実現するかを問題とした。
■問題構造
アリストテレスの政治学における問題は、欲望や配分原理の対立といった原因によって、配分基準の異なる階層同士の派閥化・抗争が起き、それが内乱や国制の変動につながる一方、すべての市民が高度な徳と実践知に到達できないことや、歴史的に与えられた国制条件といった制約によって、理想国家を実現し、より善く生きることが困難であるという現実にある。
■核心概念
○共通善: