猪俣哲史の作品一覧
「猪俣哲史」の「グローバル・バリューチェーン 新・南北問題へのまなざし」「グローバル・バリューチェーンの地政学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「猪俣哲史」の「グローバル・バリューチェーン 新・南北問題へのまなざし」「グローバル・バリューチェーンの地政学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
サプライチェーンマネジメントに関心を持ち始めたので読んでみた。以下勉強になったポイント
サプライチェーンがどれだけある国に依存しているかの指標として量的な指標(付加価値貿易指標)だけでなくどれだけその国を通過するか(通過頻度指標)の2パターンあり、国際産業連関表からいずれも可視化することが出来る。
一方で国際産業連関表の限界として、産業部門分類が粗い(半導体は「コンピュータ、電子·光学機器」に含まれ半導体関連製品の分析ができない)ことや製品の代替可能性に関する情報がないことも挙げられている。
経済安全保障の姿勢として、代替性·模倣可能性の低い技術を開発するか、国際標準化等の制度面で優位に
Posted by ブクログ
ー 第1章では、グローバル・バリューチェーン (GVC)とは何かについて、本書における概念定義を行った。 GVC研究は、国際生産分業の構造と、生産活動が生み出した付加価値の分配メカニズムとの関係性を考える学問である。
平たく言えば、経済グローバル化の勝者が誰であり、またその勝因は、そして勝利のコストは何かについて突き止めることである。そこで、まずは生産分業のメカニズムを確認し、その上で国際生産分業が発展するための要件について説明した。それは、①各国の比較優位性 ② 製造拠点を連結する諸機能へのアクセシビリテイ、③スケールメリットを十分に活かせる市場の存在、の3点である。
次に、国際生産分業