管理会計を実例を使ってわかりやすく書いてある点は良かった。簿記を勉強している最中で、非常に役に立った。ただ、節税に対する考え方、経営理念に対する考え方も、あたかもそれが正解のように著者自身の考え方を主張していた部分はよくなかった。
印象に残った点
①売上を伸ばしても利益は増えない。経営管理する中で
...続きを読む重要視すべきは限界利益である。限界利益とは売上から変動費を引いたものである。変動費とは数量の伸びに従って増える費用のことである。粗利とは違うことに注意。
②売上は単価×数量×頻度である。一番やってはいけないことは単価を下げること。これをやると限界利益が劇的に下がり、数量と頻度を上げても改善が難しくなる。
③利益を増やすための情報は4つである
ⅰ 1商品あたりの販売単価
ⅱ 1商品あたりの変動費
ⅲ 1商品あたりの限界利益
ⅳ 販売数量(数量×頻度ともいえるか)
④業績の90%は上位10%からもたらされ、コストの90%は業績をうまない90%から発生する。