作品一覧

  • ある日、森の中でクマさんのウンコに出会ったら ツキノワグマ研究者のウンコ採集フン闘記
    4.4
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 25年間にわたってウンコを拾い続け、ツキノワグマの謎に包まれた生態を明らかにしてきたクマ博士・小池伸介氏が数奇な研究人生と“クマの本当の姿”を語る自然科学エッセイ。 体を張った研究の果てに見えてきた森林におけるクマの役割と自然の神秘とは? ツキノワグマ研究者のウンコ採集フン闘記。 研究者の愛情が炸裂する動物研究記です。 【内容】 1章 ウンコを集めて卒論を書く テニスサークルで青春を謳歌しようとしたら昆虫研究会に入っていた/昆虫少年からクマ研究の道へ/車で崖下に落ちそうになったけど命拾い/初めてのウンコ/ウンコまみれのリュック/ウンコは自然解凍にかぎる/クマのウンコは無臭ときどき食材の香り 2章 俺はクマレンジャー ドラム缶の罠でクマを捕まえる/クマさんにはアポ無しで会いたくない/吹き矢でケモノを眠らせろ/ハニートラップに弱いクマ/クマを追って数百キロをドライブ/クマの冬眠穴は超デンジャラス/富士吉田警察との奇妙な因縁 3章 先生!! 研究がしたいです…… クマよ、お前は本当に植物の役に立っているのか?/地元の人に怪しまれながらヤマザクラを調べることに決めた/クマはサクランボの旬を知っている/就職してもウンコ拾いがやめられない/誕生! ウンコソムリエ 4章 激闘! クマ牧場 果実がウンコになって出るまでの時間を測る方法/動物園で1日中クマの脱プンを監視する男たち/クマさんにはやっぱりハチミツ/クマのウンコサイクルがつかめてきた/クマ研究者、クマを食べる/子グマは「クーマ、クーマ」と鳴く 5章 タネまくクマ ドングリにはリズムがある/クマの集団失踪事件/高所恐怖症ですがセスナに乗りました/クマはフットワークとウンコの仕方が最高である/クマ研究者、大学教員になる/169時間クマの食事を監視する 6章 海外武者修行の旅 クマの寝込みを襲う修行 in USA/森の中でクマさんと出会って死にかける/ロシアのクマはトラに食われる!?/シュールストレミングの10倍臭い肉/小雪舞う川で半裸のロシア人が水ごりに誘う 7章 クマ研究最前線 クマにカメラを搭載する/動画を解析したらクマが寝てばかりだった件/3度のメシよりメスが好き!/クマを憎む学生、クマハギの謎に挑む/クマ、アヘる/毛を調べれば食生活が丸わかり/クマは秋の3月で1年の80%をまとめ食いする 8章 クマさんのウンコと森を想う 森のウンコ・ストーカー/クマ学者ですがフン虫の実験をします/クマさんのウンコは手分けして運ぶのがベスト/もっとクマを知ってほしい!/クマを滅ぼすシカ/過疎化で毎日クマさんに会える!/クマのウンコは森のお宝 and more 【著者プロフィール / 小池伸介】 ツキノワグマ研究者。現在、東京農工大学大学院グローバルイノベーション研究院教授。博士(農学)。専門は生態学。 主な研究対象は、森林生態系における植物―動物間の生物間相互作用、ツキノワグマの生物学など。 現在は、東京都奥多摩、栃木県、群馬県の足尾・日光山地においてツキノワグマの生態や森林での生き物同士の関係を研究している。 1979年、名古屋市生まれ。著書に『クマが樹に登ると』(東海大学出版部)、『わたしのクマ研究』(さ・え・ら書房)、『ツキノワグマのすべて』(共著・文一総合出版)など。
  • 野生動物の管理システム  クマ・シカ・イノシシとの共存をめざして
    -
    1巻3,520円 (税込)
    日本型の野生動物管理の新しい手法を提案。野生動物管理者育成と,ジビエ資源の有効活用を含めた持続可能なシステム実現をめざす。現場にも役立つテキスト。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

ユーザーレビュー

  • ある日、森の中でクマさんのウンコに出会ったら ツキノワグマ研究者のウンコ採集フン闘記

    Posted by ブクログ

    タイトルのままの調子で、クスッと笑いながら、楽しく読みやすい。それでいて、クマさんをはじめ、他の生き物たち、森、生態系と専門的なことに触れることのできる一冊。
    クマが住宅地に出没して「恐ろしいもの」との報道されている今だからこそ、この本を読んで、同じ日本に住む者として、クマさんの気持ちに寄り添ってみるのも大事だと思う。

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    2025年10月11日
  • ある日、森の中でクマさんのウンコに出会ったら ツキノワグマ研究者のウンコ採集フン闘記

    Posted by ブクログ

    著者の大学時代~現在にかけての研究の歴史みたいなのが書いてある。

    研究者ーー!って感じではなく、始まりは楽しようとしたんだけど、そのためのクマのうんこ見つけが以外に手間取った+「種子運んでるんじゃないか?」の当人以外の盛り上がりなんかで、かなり大変で、でも楽しい。のような内容が読んでて特に面白かった。

    学問を全然分からない人にも伝わるような、わかりやすい説明、文体なので、私でも楽しめました。

    タイトル、研究、この人がどんな人かなど、興味があればちらっと見てみることをお勧めします!!

    0
    2025年08月09日
  • ある日、森の中でクマさんのウンコに出会ったら ツキノワグマ研究者のウンコ採集フン闘記

    Posted by ブクログ

    2023/09/29
    面白かった!
    読みやすいので中二の娘にもおすすめして読ませてみようと思う。
    将来を迷ってる、勉強ってなんでしなくちゃいけないのかなと思っている中学生にぜひおすすめしたい。

    0
    2023年09月29日
  • ある日、森の中でクマさんのウンコに出会ったら ツキノワグマ研究者のウンコ採集フン闘記

    Posted by ブクログ

    著者はツキノワグマの研究者。森林生態系における植物-動物間の生物間相互作用にも注目している。
    これまでにも、クマや生態系に関連する著書も何冊かあるとのことだが、本書はタイトルからも窺えるように、専門的過ぎず、ごく読みやすい。著者の研究人生奮闘記である。

    研究者といっても、著者は、実験室に籠って実験に没頭するタイプでも、理論を組み立てて難問を解決しようとするタイプでもない。野生動物を追うフィールドワークだ。そして追う対象はクマである。
    近年、特に今年は、クマの人身事故が相次いでいるが、著者がクマの研究を始めたころは、これほどクマが人里に出てくることはなかったようである。人里どころか山でクマを見

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    2025年12月15日
  • ある日、森の中でクマさんのウンコに出会ったら ツキノワグマ研究者のウンコ採集フン闘記

    Posted by ブクログ

    <目次>
    第1章  ウンコを集めて卒論を書く
    第2章  俺はクマレンジャー
    第3章  先生!!研究がしたいです…
    第4章  激闘!クマ牧場
    第5章  タネをまくクマ
    第6章  海外武者修行の旅
    第7章  クマ研究最前線
    第8章  クマさんのウンコと森を想う

    <内容>
    ツキノワグマ研究者の半生記。地道な研究の様子が少しコミカルな文章と共に見られる。それにしても著者の執念というか辛抱強さには敬意を表する。そして諦めない心!自然相手の研究は今の日本の風潮とは真逆な方向性なのだが、こうした地道な研究が積み重ねられて、近くはニュースになっているクマ被害対策、遠くは林業や自然保護の流れが作られていくはず

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    2025年03月23日

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